国内取引所とは比べ物にならない、多彩なサービスが揃う海外取引所「Bybit(バイビット)」。
しかし、あまりにサービスのバリエーションが豊富過ぎて、何ができるのかイマイチ把握できていない人もいるでしょう。
今回はそんな方に向けて、Bybitの主要なサービスを1つ1つ解説していきます。
特に、Bybitの口座開設を検討している方は、最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- Bybitの基本情報
- 現物取引の各種サービス概要
- デリバティブ取引の各種サービス概要
- その他のサービスの概要
- 初心者は何から始めるべきか?
Bybitの特長
- 世界で累計6,000万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,600種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
Bybitとは?
Bybitは、世界160か所の国と地域でサービスを展開し、2,000万人以上のユーザーを抱えている人気の海外取引所です。
2024年12月時点で1,600種類以上の仮想通貨が用意されており、その豊富な銘柄を割安な手数料で売買することができます。
また現物取引だけでなく、レバレッジ取引やレンディング、ステーキングなどなど多彩なサービスを提供しています。
そのためユーザー1人1人が、それぞれの目的に即した資産運用に取り組むことが可能です。
Bybitのサービス【現物取引】
それではBybitのサービスの中で、まずは現物取引関連のサービスを紹介します。
Bybitのサービス【現物取引】
- 現物取引(取引所)
- ワンクリック購入
- 資産変換
- マージン取引
- レバレッジトークン
- 取引ボット
- 現物X
現物取引(取引所)
現物取引ではその名のとおり、仮想通貨の現物を売買することができます。
取引形式は、ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」が採用されています。
Bybitには2,000万人を超えるユーザーがいるため流動性が非常に高く、「取引所」の形式でも安定した取引をおこなうことが可能です。
基本の取引手数料は、Maker・Takerともに0.1%に設定されています。
また、VIPランク制度が設けられているので、ランクを上げるとさらに割安な手数料で取引を楽しめます。
VIPランクについて
VIPランクは、資産残高、保有BIT*数、または過去30日間の取引高に基づいて決まる。*Bybitの取引所トークン
VIPランクが上がるほど、取引手数料の割引率がアップする。
ワンクリック購入
「ワンクリック購入」は、クレジットカードや電子決済システム(PayPayなど)を使って、すばやく簡単に仮想通貨を買えるサービスです。
現物取引(取引所)と違い、円建てでも仮想通貨を買うことができます。
ただし、便利な一方でコストは割高なので、利用の際は注意が必要です。
資産変換
「資産変換」では、手持ちの仮想通貨を即座に、他の銘柄にスワップ(交換)することができます。
こちらもワンクリック購入と同様、非常にシンプルな仕組みで便利ですが、現物取引(取引所)と比べると利用コストが割高になります。
そのため利用の際は、利便性とコストのどちらを重視するかを考える必要があるでしょう。
マージン取引
マージン取引は、現物取引で最大10倍までのレバレッジをかけられるサービスです。
日本の仮想通貨取引所のレバレッジ取引と違い、現物の資産を担保として、より大きな現物のポジションを保有することができます。
また、現物での空売り(ショート)も可能です。
レバレッジトークン
レバレッジトークンは、証拠金や強制決済のリスクがないデリバティブ商品であり、レバレッジをかけて利益アップを狙えます。
なおレバレッジトークン自体は現物の商品であり、現物市場で取引されています。
トークンごとにあらかじめ、レバレッジが有効に作用する方向(ショートまたはロング)と、レバレッジ倍率が決められており、複数の選択肢の中から取引する通貨ペアを選べます。
取引ボット
Bybit取引ボットを使うと、あらかじめ設定したルールで自動売買をおこなうことができます。
ボットのルールは自分で設定できる他、AIがおすすめしてくれる設定や、実績のある設定をコピーして使うことも可能です。
特段の追加利用料はかからず、必要なコストは、通常の取引と同じ取引手数料のみです。
また現物取引だけでなく、デリバティブ取引などでも使えます。
現物X(SpotX)
現物X(SpotX)は、新規上場銘柄を扱うサービスの総称です。
具体的には、以下の5つのサービスで構成されています。
現物Xのサービス
ByStarter:
ホワイトリストに参加することで、IEO銘柄を買える。
Launchpad:
ステーキングをとおして抽選に参加し、抽選結果に応じて新規銘柄の配分を受けられる。
Launchpool:
指定されたトークンをステーキングすることで、報酬を得られる。
Token Splash:
特定の新規上場銘柄を入金・取引すると、特典がもらえる。
ByVotes:
投票に参加し、投票先の銘柄が上場を果たすと、投票数に応じた配分を受けられる。
Bybitのサービス【デリバティブ取引】
続いて、デリバティブ取引の各種サービスを確認していきましょう。
デリバティブ取引とは?
原資産の価格を参考にした派生商品の取引のこと。
あくまで価格を参考にするのであって、仮想通貨そのものを取引するわけではない。
主要なサービスは以下のとおり。
Bybitのサービス【デリバティブ】
- USDT無期限先物取引
- USDC先物取引
- USDCオプション取引
- インバース無期限先物
- コピートレード
USDT無期限先物取引
USDT無期限先物取引では、その名のとおりステーブルコインの「USDT」を証拠金として、無期限の先物取引をおこなうことができます。
銘柄ごとで異なりますが、レバレッジは最大で100倍までかけることが可能です。
また現物取引と違い、売り注文(ショート)から仕掛けて、「高く売って、安く買い戻す」という形でリターンを得ることもできます。
USDC先物取引
USDC先物取引は、ステーブルコインのUSDCを証拠金とする先物取引です。
USDTの先物取引と違い、無期限のものと期限付き(満期日あり)のものがそれぞれ用意されています。
またUSDCの無期限先物取引には、最大で125倍のレバレッジをかけられる通貨ペアがあり、よりハイリスク・ハイリターンな投資にチャレンジできます。
USDCオプション取引
USDCオプション取引では、USDCを担保にして、あらかじめ決められた価格と日時で原資産を売買する権利を取引します。
コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)があり、コールオプションでは対象の資産の高騰からリターンを得られます。
その逆にプットオプションでは、対象の資産価格が下落すると、リターンが発生します。
インバース無期限先物
インバース無期限先物取引は、先ほどのUSDTやUSDCの先物取引と違い、さまざまな仮想通貨を担保とする先物取引です。
遊休資産となっている仮想通貨がある場合、それを担保として有効活用できるということです。
ただしビットコインなどの仮想通貨は、USDTやUSDCなどのステーブルコインと比べて、価格変動リスクが大きいという特徴があります。
そんなビットコインなどを担保にするインバース無期限先物取引は、USDT先物などと比べて、よりハイリスクな金融商品だと言えるでしょう。
コピートレード
コピートレードは、優れたスキルを持つトレーダー(マスタートレーダーという)の取引戦略をコピーできるポートフォリオ管理ツールです。
マスタートレーダーをフォローすると、USDT無期限先物もしくは取引ボットで同じ取引戦略を使えるようになり、収益アップを狙えます。
マスタートレーダーの実績はリアルタイムで公開されており、自身の方針に合った相手を選ぶことが可能です。
Bybitのサービス【その他】
現物取引・デリバティブ取引関連以外に、Bybitには次のようなサービスも用意されています。
その他のサービス
- 仕組商品
- デモ取引
- Bybitステーキング
- Bybitレンディング
- ETH2.0ステーキング
- 暗号資産ローン
仕組商品
仕組商品は、金利連動資産やデリバティブなどの組み合わせによってパッケージ化された投資商品です。
Bybitでは、特徴・コンセプトの異なる以下の4種類の仕組商品が用意されており、ユーザーは自身の好みや戦略に合ったものを選んで買うことができます。
4種類の仕組商品
- デュアル資産投資
- ボラティリティ投資
- 割引購入
- スマートレバレッジ
4種類それぞれの仕様や特徴は、以下の記事で別途解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
デモ取引
デリバティブ取引(レバレッジ取引)は、レバレッジをかけて大きなリターンを望める一方で、当然ながら損失のリスクも大きくなります。
技術を身に付け、そうした損失のリスクを抑えられるように、Bybitにはデリバティブ取引のデモ取引が用意されています。
デモ版では、約10万ドル(USDT)が軍資金として与えられます。
また、もし失敗してもデモ用資金は再リクエストが可能であり、取引の練習を繰り返しおこなうことができます。
Bybitステーキング
Bybitステーキングは、対象の仮想通貨を預け入れることで、インカムゲインを得られるサービスです。
通常のステーキングは、ブロックチェーンの安全を保つためにおこなわれるものであり、コンセンサスアルゴリズムにPoSもしくはその派生形を用いたブロックチェーンで採用されています。
ところがBybitステーキングの場合は、ビットコインなどステーキングを必要としない銘柄も用意されています。
つまり、一般的に言われる「ステーキング」と「Bybitステーキング」は別物だということです。
Bybitすーてキングは、実態としてはレンディングに近いものとなっています。
Bybitレンディング
Bybitレンディングは、遊休資産を資産プールに移し、証拠金を利用する他のトレーダーに貸し出すことにより、利息収入を得ることができるサービスです。
貸し手側には、市場の状況に応じて1時間ごとに利息が支払われます。
ETH2.0ステーキング
ETH2.0ステーキングは、イーサリアムの「リキッドステーキング」のプラットフォームです。
イーサリアムをステーキングすると、ステーキング報酬が発生するだけでなく、債権トークンの「stETH」が手に入ります。
stETHにはイーサリアムとほぼ同じ価値があり、外部のDeFi(分散型金融)プロトコルで、別途運用することができます。
暗号資産ローン
暗号資産ローンでは、手持ちの仮想通貨を担保にして、他の仮想通貨を借りることができます。
借り入れた銘柄は、Bybit内の取引で使えるのはもちろんのこと、出金して外部のコンテンツで使うことも可能です。
どのサービスから使うべき?
ここまで多くのサービスを紹介してきたが、結局のところ「どれを使うと稼げるのか」と、多くの方が悩むことでしょう。
そこで特に初心者の方には、以下のような流れでの資産運用をおすすめします。
おすすめの運用方法
- まずは現物取引で、メジャーな銘柄を取引
- 長期保有資産はステーキングに回す
- 運用の手間を減らすため、取引ボットやコピートレードにトライ
他にもマイナーな銘柄への投資やデリバティブ取引などの選択肢がありますが、それらは大きなリターンを望める一方でリスクも大きく、ギャンブル的な要素が強くなります。
そのためよほど技術に自信があるか、もしくは資金的に余力がある状況などでなければ、基本的には利用をおすすめしません。
リスクを適切にコントロールしつつ、堅実に資産運用をしていきましょう。
Bybitのサービスまとめ
今回は、Bybitの豊富なサービスを個別に紹介しました。
この記事のまとめ
- Bybitの現物取引では、1,000種類近い銘柄を低コストで売買できる
- デリバティブ取引では、最大100倍や125倍のレバレッジをかけられる
- 現物Xをとおして、新規銘柄がお得に入手できる
- ステーキングやレンディングなど、インカムゲインを得られる仕組みも多彩
Bybitなら、国内取引所にはないさまざまなサービスが揃っています。
また、短期投資と長期投資のどちらにも適したサービスがあり、自分の好みや目的に合ったものを選んで使うことができます。
口座開設がまだの方は、この機会に無料で口座をつくり、ぜひBybitでの資産運用にトライしてみてはいかがでしょうか。