2022年に生成AIが登場して以降、投資市場においてAIは巨大セクターを形成しています。
またその中でも近年注目されているのが、「AIエージェント」です。
今回はそんなAIエージェントのプロトコルの1つ「Virtuals Protocol」と、その基軸通貨「VIRTUAL(バーチャル)」について解説します。
VIRTUALへの投資に興味がある方は、ぜひ読んでみてください！
この記事からわかること
- Virtuals Protocol/VIRTUALの基本情報
- Virtuals Protocol/VIRTUALの特徴
- VIRTUALの値動き
- Virtuals Protocol/VIRTUALの将来性
- VIRTUALの価格予想
- VIRTUALを買える仮想通貨取引所
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目次
Virtuals Protocol/VIRTUALとは？
| 名称 | VIRTUAL |
| シンボル・単位 | VIRTUAL |
| ローンチ時期 | 2023年12月 |
| 発行基盤 | Baseチェーン |
| サイトURL | https://www.virtuals.io/ |
Virtuals Protocolは、AIエージェントのローンチパッドプロトコルです。
だれでも簡単に、メタバースやSNSで使えるAIエージェントをつくることができます。
また、つくったAIエージェントを活用してマネタイズすることも可能です。
VIRTUALは、そのVirtuals Protocolの基軸通貨です。
AIエージェントを作成するためのコストや、エコシステムへの貢献者に対するインセンティブとして用いられています。
Virtuals Protocol/VIRTUALの特徴
それでは、Virtuals Protocolとその基軸通貨VIRTUALにどんな特徴があるのか見ていきましょう。
主な特徴
- だれでもAIエージェントをつくれる
- 作成時はVIRTUALが必要
- AIエージェントでマネタイズが可能
- 人気次第でトークンの価値が上がる
- AIエージェントを共同所有できる
だれでもAIエージェントをつくれる
前述のとおりVirtuals Protocolは、AIエージェントのローンチパッドプロトコルです。
キャラクターの名前などの簡単な設定をするだけで、だれでも自分のAIエージェントをつくれます。
またそのAIエージェントは、TikTokなどのSNSや、Robloxなどのメタバースゲームに取り入れて利用することが可能です。
作成時はVIRTUALが必要
AIエージェントの作成には、基軸通貨のVIRTUALが必須です。
コストとしてVIRTUALを支払うと、AIエージェントを作成することができます。
またAIエージェントをつくると、同時に独自のトークン(エージェントトークン)も必ず発行されます。
エージェントトークンは、基軸通貨VIRTUALと流動性プールを通じて紐づけされています。
AIエージェントでマネタイズが可能
すべてのAIエージェントは、パブリックAPI経由で、だれでも許可なく第三者がつくったものを使えます。
ただし、無償ではありません。
第三者がつくったAIエージェントを呼び出した場合には、基軸通貨のVIRTUALで利用料を支払う必要があります。
人気のAIエージェントをつくれば、利用料でマネタイズできるということです！
またもちろん、利用料以外でマネタイズすることも可能です。
例えばTiKToKでライブストリーミングをおこない、フォロワーを獲得できれば、広告収益で稼ぐことができます。
「今のVTuberの中身を、人間に代わってAIがやってくれる」といったイメージですね！
その他にも、コンテンツ制作を任せるなど、アイデア次第でさまざまな方法による収益化が可能です。
人気次第でトークンの価値が上がる
エージェントトークンには、AIエージェントの人気次第で価値が上がる仕組みが組み込まれています。
具体的な流れは以下のとおりです。
価値の上昇のロジック
- AIエージェントとやり取りするファンが、提供されたサービスに対して料金を支払う
- その収益の一部が、AIエージェントの「トレジャリー」へと蓄積される
- トレジャリーに収益が貯まると、それを使ってエージェントトークンの一部が買い戻される
- 買い戻されたトークンがバーンされ、残りのトークンの希少価値が上がる
人気のAIエージェントほど、エージェントトークンの市場価値が上がっていくということです！
AIエージェントを共同所有できる
前述のとおりAIエージェントを作成すると、同時にエージェントトークンも発行されます。
発行枚数は一律で、1つのAIエージェントにつき10億枚が供給されます。
また、このトークンはVirtuals Protocol内や仮想通貨取引所で取引可能です。
会社の株式のように、エージェントトークンを買えばそのAIエージェントの価値を共同保有できます！
さらに、先ほど述べたようにエージェントトークンは、バーンによって価値が上昇する可能性があります。
そのため、人気のあるAIエージェントのエージェントトークンを保有すると、価格上昇による売買差益を期待できます。
VIRTUALの値動き
ここで、VIRTUALの値動きをチェックしておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは次のチャートのとおりです。
2024年末までの値動き
次に、ローンチから2024年末までの値動きを振り返りましょう。
VIRTUALは、2023年末にローンチされました。
誕生当初は上場先が少なく、値動きも横ばい状態でした。
しかし、2024年末にBybitなどの海外取引所に相次いで上場すると、価格はたちまち高騰。
2024年の初めごろと2024年中の最高値を比べると、その上昇幅は約400倍にもなりました。
まだ長期的に上昇を見込めると感じる方は、ぜひVIRTUALを買ってみてください！
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の4つの要素から、Virtuals ProtocolおよびVIRTUALの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- AIエージェントの普及に比例して価格が上がる
- まだクオリティは低い
- ミームコインに代わるトレンドになり得る
- 競合との位置関係の変化に注意
AIエージェントの普及に比例して価格が上がる
先ほど紹介したとおり、AIエージェントを作成するにはVIRTUALが必須です。
つまりAIエージェントの普及が進めば進むほど、VIRTUALの需要も高まるということです。
また需要が高まれば、自ずと価格も上がりやすくなります。
AIエージェントの普及が、VIRTUALの価格形成に直接的にリンクしています！
まだクオリティは低い
AIエージェントは夢のあるコンテンツですが、現状そのクオリティはまだまだ発展途上です。
AIエージェントの真価が発揮されかどうかは、今後の技術とクオリティの向上次第だと言えます。
クオリティがついてこないと、一過性のもので終わってしまう可能性も十分にあります。
ミームコインに代わるトレンドになり得る
AIエージェントはだれでもつくることができ、またエージェントごとに必ずエージェントトークンも生み出されます。
そうした発行メカニズムの簡易性と話題性から、エージェントトークンはミームコインに代わる新たな投機対象になり得ると期待されています。
またエージェントトークンが投機対象としての地位を確立すれば、その下地となるVIRTUALへの支持も厚くなっていくでしょう。
競合との位置関係の変化に注意
今のところVIRTUALは、「AIエージェント」というセクターの中で、もっとも大きな投資資金を集めています。
ただ今後、後発でより優れたプロジェクトが登場してくる可能性もあります。
そうした激しい競争の中で、相対的に優位な立場を確立できるかどうかが、VIRTUALの将来性に非常において重要です。
そのためVIRTUALに投資するなら、同時に競合プロジェクトの動向も逐一チェックしておくことをおすすめします。
VIRTUALの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を公開しているところもあります。
今回はその中からDigital Coin Priceをピックアップし、VIRTUALの価格予想を紹介します。
Digital Coin PriceにおけるVIRTUALの今後10年の価格予想は、以下のとおりです。
| Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
|---|---|---|---|
| 2025 | $3.48 | $7.68 | $8.53 |
| 2026 | $8.36 | $9.98 | $10.08 |
| 2027 | $11.47 | $13.13 | $14.06 |
| 2028 | $14.96 | $17.40 | $17.88 |
| 2029 | $14.96 | $17.40 | $17.88 |
| 2030 | $18.47 | $20.04 | $20.65 |
| 2031 | $26.24 | $28.05 | $29.15 |
| 2032 | $37.91 | $39.51 | $40.73 |
| 2033 | $53.45 | $55.24 | $55.94 |
| 2034 | $72.91 | $75.15 | $75.82 |
参考
- 記事執筆時の価格：3.89ドル(2025年1月7日)
- 史上最高値：5.07ドル(2025年1月2日)
Digital Coin Priceは、今後VIRTUALが長期的に値上がりしていくと予想しています。
もちろんこの予想が、VIRTUALの未来を確約してくれるわけではありません。
しかし実現するなら、今のVIRTUALは割安な状態にあると言えるでしょう。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひBybitを使って、VIRTUALへの投資にトライしてみてください！
VIRTUALを買える仮想通貨取引所
VIRTUALは、海外の仮想通貨取引所で活発に取引されています。
またその中で、日本人でもVIRTUALを買えるところは、例えば以下のとおりです。
さらに、これらの中でもイチオシなのはBybitです。
| 取扱銘柄数* | 1,600種類以上 |
| 取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10％ 、Taker0.10％ 先物取引* ⇒ Maker 0.02％ 、Taker0.055％ ＊割引プログラムあり |
| 主なサービス | 現物取引（取引所） ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
| 日本語表記 | 〇 |
| 公式サイト | Bybit公式サイト |
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Virtuals Protocol/VIRTUALに関するQ＆A
最後に、Virtuals ProtocolおよびVIRTUALに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- VIRTUALに発行上限はありますか？
- Virtuals Protocolの開発基盤は何ですか？
- エージェントトークンの中で有名なものはありますか？
VIRTUALに発行上限はありますか？
VIRTUALはあらかじめ、発行上限が10億枚に設定されています。
また、ローンチ時点でそのすべてが発行済みです。
Virtuals Protocolの開発基盤は何ですか？
Virtuals Protocolの開発基盤は、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンの1つである「Base」です。
エージェントトークンの中で有名なものはありますか？
エージェントトークンはさまざまな銘柄がありますが、今のところ最も時価総額が大きいのはAIXBTです。
詳しく調べたい方は、以下のリンクをチェックしてみてください。
CoinMarketCap：Virtuals Protocolエコシステムの銘柄
Virtuals Protocol/VIRTUALとは？まとめ
今回は、Virtuals Protocolとその基軸通貨VIRTUALについて解説しました。
この記事のまとめ
- Virtuals Protocolは、AIエージェントのローンチプロトコル
- VIRTUALを支払って、だれでもAIエージェントをつくれる
- AIエージェントの普及が、VIRTUALの需要と価格形成に密接にリンク
- 現状はクオリティが低く、技術とクオリティの向上が普及のカギ
Virtuals Protocolは、だれでも簡単にAIエージェントをつくれるプロトコルです。
「AIエージェント」というセクターの話題性もあって、基軸通貨のVIRTUALには今、多額の投資資金が集まっています。
一方でAIエージェントのクオリティはまだまだ低く、現状のままだと、一過性で終わる可能性も否めません。
中長期的に需要を維持するには、クオリティの向上が欠かせないでしょう。
そうした現状の難点も含めて見込みアリと感じた方は、今の内にVIRTUALに投資してみてはいかがでしょうか。
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