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投資戦略

仮想通貨の「アンロック」とは?市場への影響やアンロックを活かす戦略例を解説

仮想通貨には、他の金融商品にはないユニークな仕様がいくつかある。

今回取り上げるアンロック*」も仮想通貨ならではの仕様の1つであり、多くの投資家から注目されている。*ロックアップ解除とも言う

本記事ではそのアンロックにフォーカスし、仕組みや市場への影響、アンロックを活かした戦略例などを紹介していく。

興味がある方はぜひ最後まで目をとおし、自身の投資の参考にしてみてほしい。

この記事からわかること

  • アンロックの仕様や種類
  • アンロックの情報の調べ方
  • アンロックを活かした投資戦略例
  • アンロックを活かした投資の注意点
  • アンロック戦略に適した海外取引所

注意

本記事はあくまで参考として申し述べるもので、投資益を確約したり、特定の投資商品の利用を強要したりするものではありません。

投資商品の利用および投資の実践は、自身の判断と責任の元におこなってください。

後ほどくわしく紹介するが、アンロックを活かした投資には、海外取引所のBybitがうってつけだ。

まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会にBybitの口座をつくっておこう。

出典:Bybit

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アンロック(ロックアップ解除)とは?

まず仮想通貨のロックアップとは、新規発行時に開発チームなどに割り当てられたものの一部を、一定期間売却できないようにする仕組みのことだ。

ロックアップは、流通初期の価格暴落を防ぐことを目的としている。

また仮想通貨のアンロックとは、ロックアップを解除し、売却可能な状態にすることをいう。

アンロックには大きく分けて、

  • ある程度まとまった量を数回に分けて売却可能にする「クリフ型」
  • 少量ずつを高頻度で売却可能にする「ライナー型」

の2種類がある。

一般的にライナー型よりもクリフ型の方が、短期的に市場価格に与える影響は大きい。

また、後ほど紹介するがその短期的な価格変動を活かし、投資戦略を立てることも可能だ。

アンロックの確認方法

さてまずは、アンロックが実施される銘柄の探し方、およびアンロックスケジュールの確認方法を紹介しよう。

アンロックの情報は、仮想通貨のデータアグリゲーターで簡単に調べることができる。

代表的なサイトは、以下の2つだ。

アンロック情報が載っているサイト

TokenUnlocks.

TokenUnlocks1
出典:TokenUnlocks.

TokenUnlocks.はその名のとおり、アンロックの情報に特化したサイトだ。

このサイトを使えば、

  • アンロックがなされる銘柄
  • アンロックのスケジュール
  • アンロックの数量・比率

などの情報を一覧でチェックすることができる。

またアカウントをつくってログイン*すれば、気になる銘柄のみでウォッチリストをつくり、繰り返しチェックすることも可能だ。*googleアカウントでのログインも可能

TokenUnlocks2
出典:TokenUnlocks.

なおTokenUnlocksには、無料で使えるBETA版サブスクサービスのPRO版がある。

基本的には無料のBETA版で十分だが、より多くの情報を収集したい場合はPRO版を使ってみてもいいだろう。

CoinMarketCap

CoinMarketCapは、メジャーなデータアグリゲーターの1つだ。

さまざまな分析ページの中の1つに、アンロックについてまとめられたページもある。

CoinMarketCap1
出典:CoinMarketCap

投資戦略を立てる上で必要な情報は、TokenUnlocks.と同じくCoinMarketCapも十分に揃っている。

またCoinMarketCapは、左端に時価総額ランキングが表示されており、一目でメジャーな銘柄かマイナーな銘柄かの判別ができる点が非常に便利だ。

CoinMarketCap2
出典:CoinMarketCap

アンロックを活かした先物取引戦略

それでは続いて、投資でのアンロックの活かし方を紹介しよう。

前述のとおりアンロックが実施されると、その銘柄は市場への供給量の増加によって、短期的に値下がりしやすくなる

特にアンロックが「クリフ型」の銘柄は、その傾向が強い。

したがってアンロックのスケジュールを事前に把握し、その対象銘柄のアンロック前に先物取引のショート(売り)ポジションを仕込んでおくと、値下がりによる売買差益を得やすくなる。

アンロックを活かした先物取引戦略

  • アンロックスケジュールを確認
  • アンロックの前先物のショートポジションを仕込む
  • アンロック後に値下がりしたら利確

なおこの戦略を実行するには、先物取引の取扱銘柄が豊富な海外取引所の口座が不可欠である。

アンロックを活かした戦略の重要ポイント

さて、アンロックを活かした先物取引戦略では、以下の3つのポイントが重要になる。

先物取引戦略の重要ポイント

  • クリフ型を狙う
  • よりマイナーな銘柄を狙う
  • 市場が活気づいているときは避ける

クリフ型を狙う

繰り返しになるがアンロックには、クリフ型とライナー型がある。

短期的な下落による売買差益を狙うなら、ターゲットは価格への影響をより期待できるクリフ型になる。

具体的には、一度のアンロックの数量比率が10%に近いような銘柄を狙っていきたい。

アンロック戦略1
出典:TokenUnlocks.

また同時に、すでに市場へ流通している数量(アンロック済みの数量)も併せてチェックしておくといいだろう。

すでに市場へ流通している数量に対し、アンロックされる比率が大きいと、その影響はより顕著に表れやすい。

アンロック戦略2
出典:TokenUnlocks.

よりマイナーな銘柄を狙う

日々の取引高が大きいメジャーな銘柄だと、たとえアンロックの比率が大きかったとしても、その影響は微々たるものになってしまう。

そのためアンロックを活かした投資をおこなう場合は、できるだけマイナーな銘柄(≒時価総額が小さい銘柄)を狙いたい。

各銘柄の時価総額、もしくは時価総額ランキングは、先ほど紹介したTokenUnlocksやCoinMarketCapでかんたんにチェックすることができる。

アンロック戦略3
出典:TokenUnlocks.

市場が活気づいているときは避ける

アンロックを活かした戦略は、市場全体が活気づいているときには、あまり効果を発揮しない。

狙い目は、

  • 市場全体がレンジ、もしくは下落トレンド
  • ターゲット銘柄もレンジ、もしくは下落トレンド

といったタイミングだ。

ちなみに市場全体のトレンド状況は、

  • 市場全体の時価総額チャート
  • 恐怖指数

などを、CoinMarketCapでチェックすれば把握できる。

市場全体の時価総額推移
市場全体の時価総額推移【CoinMarketCap】

アンロックを活かした戦略の注意点

アンロックを活かした投資は、根拠を揃えた上で臨める有効な投資手法の1つだ。

ただ、実際におこなう際には以下の点に留意しておいてほしい。

アンロックを活かした戦略の注意点

  • 値下がりが確約されるわけではない
  • レバレッジの掛け方に注意

値下がりが確約されるわけではない

アンロックによって市場への供給量が増えれば、当然ながらその銘柄は価格が下がりやすくなる。

しかし、「アンロックが実行されると100%値下がりが起こる」というわけでもない。

確率を上げられたとしても思いどおりにならないケースは当然あるので、それをよく理解した上で、撤退方法も含めた戦略を構築する必要がある。

レバレッジの掛け方に注意

アンロックを活かした戦略には、海外取引所の口座が欠かせない。

また海外取引所の先物取引は、国内取引所のレバレッジ取引と比べて、非常に大きなレバレッジを使うことができる。

ただレバレッジは諸刃の剣であり、使い方次第では大きなリターンを見込める一方で、その逆に大損失につながることもある

したがって海外取引所で先物取引をおこなう際は、レバレッジによるリスクを取り過ぎることのないように、細心の注意を払うようにしよう。

ちなみに海外取引所の先物取引では、多くの場合、レバレッジ倍率を自分で調整することができる。

経験の浅い内は、レバレッジ倍率を最低値の1倍から始めてみるのも1つの手だ。

レバレッジ倍率の調整
出典:Bybit

おすすめの仮想通貨取引所

アンロックを活かした投資をおこなう海外取引所は、マイナーな銘柄を含めて先物取引の取扱銘柄数が多いところが望ましい。

Bybitは、その条件を十分に満たしていてオススメだ。

Bybit
出典:Bybit
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無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にBybitの利用を検討してみてほしい。

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仮想通貨ならではの仕様を投資に活かそう

今回は仮想通貨のアンロックの仕様や、アンロックを活かした投資戦略などを解説した。

この記事のまとめ

  • アンロックされると、文字どおりロックされていた部分が市場へ放出される
  • 市場への供給が増えるので、短期的な価格下落につながることがある
  • 特にクリフ型のアンロックは、市場への影響が大きくなりやすい
  • 先物取引を使うと、アンロックに起因する価格変動を戦略に組み込める

アンロックが実施されると、その銘柄は短期的に価格が下がりやすくなる。

またそうした想定で先物取引の戦略を組むと、自身の中により具体的な根拠を持った上で、取引に臨むことができるはずだ。

アンロックを活かした投資に興味を持った方は、ぜひBybitなどの海外取引所の口座をつくるところから、トライしてみてほしい。

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  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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