今回取り上げるのは、SocialFiのアプリ「friend.tech(フレンドテック)」だ。
friend.techは2023年中頃に一時、その利用手数料がさまざまなDApps(分散型アプリ)の中でNo.1になり、大きな話題を呼んだ。
ただその名前を聞いたことがあっても、そもそもfriend.techで何ができるのかよくわかっていないという方も、まだまだ多くいることだろう。
本記事ではそんな方に向けて、friend.techの機能や特徴、始め方などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- friend.techの概要
- friend.techの機能、特徴
- friend.techの始め方(初期設定)
friend.techを始める際には、イーサリアムを最低でも0.01ETH持っておく必要がある。
イーサリアムは大抵の国内取引所で取り扱われているが、中でもGMOコインなら、リーズナブルな手数料で同銘柄を買うことができる*。*現物取引(取引所)を使った場合
また、購入したイーサリアムをウォレットへ送る際に手数料がかからないので、friend.techと相性バッチリだ。
まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会にGMOコインのこともチェックしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
friend.techとは?
friend.techは、X(旧Twitter)と連動させて使うSocialFiのアプリだ。
ユーザーは、自身のX上での影響力を資産的価値(トークン)に換えて、売買することができる。
SocialFi(ソーシャルファイ)とは?
SNSと金融(Finance)をかけ合わせた概念、およびそのサービスのこと。
また基本的には、ブロックチェーンの技術(DeFiの技術)が用いられている。
friend.techはブロックチェーン業界から、そのユニークな性能を高く評価されている。
またデータアグリゲーターの「CoinMarketCap」が実施した「CRYPTO AWARDS2024」では、「もっとも革新的なDeFiプロジェクト」というカテゴリーで、大賞候補の1つとしてノミネートされた。
friend.techの機能・特徴
friend.techは、次のような機能や特徴を有している。
主な機能・特徴
- Xでの影響力をトークン化して売買できる
- 影響力が乏しい人にも稼ぐチャンスがある
- 発行者は二次売買の手数料の一部を得られる
- 手数料収入の分配が可能
- 独自のチャットルームをつくれる
Xでの影響力をトークン化して売買できる
friend.techはX(旧Twitter)と連動させて使うアプリで、Xでの影響力をトークン化し、売買することができる。
またそのトークンは、「Key」と名付けられている。
Keyの価値は、ユーザーの影響力や需要に比例する仕組みになっている。
つまり、他のユーザーに買われる(需要が増える)ほど、取引価格が上がっていくということだ。
影響力が乏しい人にも稼ぐチャンスがある
さて、Xでの影響力をトークン化できるという機能を聞いて、
インフルエンサー以外がfriend.techを使っても、意味がないのではないか?
と考える方もいるだろう。
しかし、実際にはそうではない。
なぜならKeyは、一次販売だけでなく二次売買も可能だからだ。
インフルエンサーのKeyを購入し、そのKeyの価格が上がってから転売すれば、だれでも売買差益を得ることができる。
また、詳しくはこのあと紹介するが、Keyの保有者には二次売買で稼げる以外にも、いくつかの保有メリットが用意されている。
発行者は二次売買の手数料の一部を得られる
Keyの販売価格には、あらかじめ取引手数料が含まれている。
またその手数料は、プラットフォーム(friend.tech)とそのKeyの発行者の間で折半する仕様になっている。
つまりKeyの発行者は、Keyが二次売買されるたびに、手数料収入を得られるということだ。
なおこうした仕組みは、NFTにおけるロイヤリティ(二次流通の利益の一部がNFTのクリエイターに還元される仕組み)とほぼ同じである。
手数料収入の分配が可能
前述のとおりKeyの発行者は、二次売買のたびに取引手数料の一部を得ることができる。
また発行者は任意で、手数料収入をKeyの保有者に分配することができる。
それにより、Keyの発行者と保有者は、お互いにWin-Winの関係を築くことが可能だ。
【Keyの発行者】
- 手数料の分配を目的として、Keyの購入者が増える
- ⇒コミュニティが大きくなる
- ⇒需要が増すことでKeyの市場価格が上がり、手数料収入も増える
【Keyの購入者・保有者】
- Keyを保有することで、発行者が得る手数料収入から分配を受けられる
独自のチャットルームをつくれる
Keyは、有料ファンクラブの会員権のような性質も有している。
Keyの発行者は、Key保有者限定のチャットルームをつくり、そこで保有者とコミュニケーションを取ることができる。
またこの会員権のような機能が、Keyを購入する側のメリットの1つとなっている。
friend.techの初期設定
それではここで、friend.techを使うための初期設定のやり方を紹介しておこう。
friend.techの初期設定
- イーサリアムを調達する
- ウォレットを用意する
- イーサリアムをブリッジしておく
- friend.techでアカウントをつくる
- 招待コードを入力する
- X(旧Twitter)と連動させる
イーサリアムを調達する
Keyの売買は、イーサリアムでおこなわれる仕様になっている。
またfriend.techを使う際には、使用開始の時点で少なくとも、0.01ETH(2024年3月時点で約6,000円分)がウォレット内にあることを求められる。
そこでまずは、いずれかの国内取引所でイーサリアムを調達しよう。
イーサリアムは大抵の国内取引所で買えるが、friend.techと併用するならGMOコインがうってつけだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインでは、現物取引(取引所)を使うことで、リーズナブルな手数料でイーサリアムを買える。
また購入したイーサリアムを、手数料無料でウォレットへと送金することができる。
口座は無料でつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にGMOコインの利用を検討してみてほしい。
ウォレットを用意する
friend.techを使うには、仮想通貨を管理できるウェブウォレットも必要になる。
選択肢は無数にあるが、迷ったときはMetaMask(メタマスク)を選んでおけば間違いないだろう。
MetaMask - Blockchain Wallet
MetaMask無料posted withアプリーチ
MetaMaskは拡張性・汎用性に優れたウォレットで、PC版・スマホアプリ版ともに、だれでも無料で使える。
入手方法は以下の記事で解説しているので、まだ持っていない方はそちらを参考にしてもらいたい。
またMetaMaskなどのウォレットを用意できたら、仮想通貨取引所からそのウォレット宛てに、購入したイーサリアムを送金しておこう。
イーサリアムをブリッジしておく
friend.techは、イーサリアムチェーンのレイヤー2ブロックチェーンの1つ「Base」を基盤にしている。
そのためfriend.techでは、イーサリアムチェーンを基盤としたイーサリアムではなく、Baseを基盤としたイーサリアムが必要になる。
国内取引所で取り扱われているイーサリアムは、いずれもイーサリアムチェーン上のものなので、それをあらかじめBase基盤のものにブリッジしておこう。
なおMetaMaskなら、デフォルトの機能の1つにブリッジが用意されており、かんたんにBase基盤のイーサリアムに換えることができる。
friend.techでアカウントをつくる
続いてはfriend.techのサイトにアクセスし、アカウントを作成しよう。
サイトにアクセスしたらまず、画面中央にある「Sign in」をクリックする。
するとアカウントの作成手段が4種類表示されるので、そのいずれかを選択しよう。
アカウント作成時の選択肢
- 電話番号を登録
- Googleアカウントを流用
- Appleアカウントを流用
- ウォレットを接続
なおfriend.techを使う際には、ウォレットの接続が欠かせない。
あとから必ずつなぐことになるので、基本的にはアカウント作成も、ウォレット接続でおこなうことをすすめる。
招待コードを入力する
アカウントの作成手続きを進めていくと、次のように招待コード(Invite Code)の入力を求められる。
2024年3月時点のfriend.techは、まだクローズドβテスト版であり、招待コードの保有者しか使うことができないのだ。
ただ招待コードは、X(旧Twitter)上で「friend.tech ft」と検索すると、かんたんに手に入る。
検索時に用いる「ft」は、招待コードの頭に必ず付いている文字。
招待コードの使用は、各コードで1回きりなので、発行から時間が経っていない(まだ使われていない)ものを探し、friend.techのコード入力画面にコピぺしよう。
X(旧Twitter)と連動させる
あとは、friend.techとXを連携させるだけだ。
招待コードを入力し、認証させたのち、以下の画面で「Link」ボタンをクリックする。
するとXが起動し、アクセスの許可を求められるので、それに応じればFriend.techを使える状態になる。
以上、friend.techの初期設定方法を解説した。
興味がある方はまず、GMOコインなどの仮想通貨取引所で、イーサリアムを調達するところから始めてみよう。
friend.techに関するよくある質問
最後に、friend.techに関するよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- friend.techはいつ正規版にアップグレードされますか?
- friend.techのスマホアプリはありますか?
- friend.techのSNSアカウントはありますか?
friend.techのSNSアカウントはありますか?
friend.techは、Xに公式アカウントが設けられている。
X公式アカウント:@friendtech
friend.techはいつ正規版にアップグレードされますか?
今のところ、friend.techの正規版のリリース時期は公表されていない。
いち早く情報を入手したい方は、上記のX公式アカウントをフォローしておこう。
friend.techのスマホアプリはありますか?
残念ながら今のところ、friend.techのスマホアプリは存在しておらず、Webブラウザ版のみとなっている。
friend.techとは?まとめ
今回はSocialFiのアプリ「friend.tech」について、その特徴や始め方を解説した。
この記事のまとめ
- friend.techは、Xの影響力に資産価値を付与できるアプリ
- 影響力を表すトークン「Key」をユーザー同士で売買することができる
- Xでの影響力が上がれば、Keyの価値も上がっていく
- Keyの二次流通をとおして、売買差益を得ることも可能
friend.techでは、Xでの影響力を表すトークン「Key」を売買することができる、SocialFiのアプリだ。
また単にKeyの売買できるだけでなく、マーケットの継続性を意識したような工夫がなされている。
本記事をとおして興味を持った方は、GMOコインなどでイーサリアムを用意し、実際にfriend.techに触れてみてはいかがだろうか。