かつて存在したゲーム開発企業「ハドソン」は、ボンバーマンシリーズや桃太郎電鉄シリーズなどの数多くの有名なタイトルを手がけ、昭和後期から平成中期にかけて業界を席巻していた。
そんなハドソンの元経営陣が再び集結し、開発を進めているのが、今回取り上げるNFTゲームのプラットフォーム「SIX502」だ。
本記事ではそのSIX502について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- SIX502の基本情報、4つの特徴
- SIX502の将来性
- SIX502のゲーム「Dice or Dead」*の始め方
*2023年11月時点では、オープンβテスト版
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SIX502とは?
名称 | SIX502 |
基盤のブロックチェーン | 不明 |
ネイティブトークン | SIX502トークン |
開発中のゲーム | Dice or Dead(ボードゲーム) |
開発元 | SENRYOUBAKO Pte.Ltd. |
サイトURL | https://www.six502.com |
SIX502は、現在開発が進められている、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)に特化したプラットフォームだ。
コンセプトは「バトルロイヤル」で、SIX502はプレイヤーに対し、真剣な勝負をとおして独自トークンの「SIX502トークン」を獲得できる「Win to Earn(W2E)」のプレイグラウンドを提供することを目指している。
またSIX502の各ゲームには、共通の「ジャックポット」が設けられ、ボーナス的な要素も享受できるとのことだ。
ジャックポットとは?
SIX502における「ジャックポット」とは、プレイヤーの参加費の一部を集めたプールによる、ボーナスシステムのこと。
プレイヤーはさまざまなゲームをプレイする中で、ジャックポットのプールから、ボーナスを受け取ることができる。
なおSIX502のゲームは、本記事執筆時点(2023年11月中旬)でまだ1本も正式リリースにいたっていない。
詳しいゲーム開発の進捗やロードマップについては、後ほど紹介する。
SIX502の特徴
ゲームプラットフォームであるSIX502は、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 日本との関わりが深いNFTゲームプロジェクト
- 高橋名人がプロデューサーとして参加
- ボードゲームの「Dice or Dead」がリリースされる予定
- ネイティブトークンは「SIX502トークン」
日本との関わりが深いNFTゲームプロジェクト
SIX502は、シンガポールに本拠地をスタートアップ企業「SENRYOUBAKO Pte.Ltd.」が開発しているプラットフォームだ。
SENRYOBAKO(千両箱)という名前から推察できるかもしれないが、同社の代表や主要開発メンバーは、いずれも日本人である。
日本は税制度をはじめとして、ブロックチェーンや仮想通貨を開発する企業への規制が厳しく、より自由度の高い環境を求め、日本からシンガポールへと脱出してからプロジェクトを立ち上げたようだ。
またSENRYOUBAKO Pte.Ltd.は、「ボンバーマン」や「桃太郎電鉄」などの伝説的タイトルを数多く生み出した、ハドソンの元経営陣が再集結して立ち上げられた。
そうした背景からSIX502には、”往年のハドソンの名作を想起させるようなゲームが生まれるのではないか”と期待が寄せられている。
高橋名人がプロデューサーとして参加
SIX502は公式サイトにて、辻尚之氏と高橋利幸氏がプロデューサーを務めていることを明かしている。
辻氏は、ハドソンでディレクターやゼネラルマネージャーなどの要職を歴任しており、桃太郎電鉄の開発に関わった実績も持つ。
また高橋氏は、ハドソン社員でありながら、ファミコンの名人として「高橋名人」の愛称で親しまれていた。
両氏の手腕によってSIX502では、ハドソンの名作に負けないNFTゲームが生み出されることだろう。
ボードゲームの「Dice or Dead」がリリースされる予定
SIX502では、第一弾のタイトルとして、サイコロを用いたボードゲーム「Dice or Dead」がリリースされる予定だ。
SIX502のYouTube公式動画を見ると、Dice or Deadは桃太郎電鉄のようなシステムのゲームとなっているようだ。
ちなみに本記事執筆時点(2023年11月中旬)でDice or Deadは、オープンβテスト版がリリースされており、だれでもテストプレイができるようになっている。
そのテストプレイの方法は、後ほど紹介する。
ネイティブトークンは「SIX502トークン」
SIX502のネイティブトークンは「SIX502トークン」だ。
事前の情報によるとSIX502では、各ゲームタイトルに個別のトークンが用意されるのではなく、どのゲームもSIX502トークンを用いて経済システムが構築されるようだ。
SIX502トークンはまだ市場に流通していないのだが、少なくともDice or Deadの正式版がリリースするまでには、流通に乗る見込みだ。
SIX502の将来性に関わるポイント
続いて次の2つの要素から、SIX502の将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- 開発が後ろ倒しになっている
- 日本発祥のゲームプロジェクトは苦戦中のものが多い
開発が後ろ倒しになっている
2023年1月にSIX502の開発チームは、Mediumにて、次のようなロードマップを公開していた。
ところが、のちに公式サイトでロードマップが以下のように変更され、Dice or Deadの正規版リリースのスケジュールなどが後ろ倒しにされた。
また、本記事執筆時点(2023年11月中旬)ではさらに開発が遅れているようで、Dice or Deadは未だ正式リリースに至っていない。
それどころか、SIX502トークンの一般販売(パブリックセール)や市場への上場もまだだ。
また、開発が遅れていることに関する公式のアナウンスもなされておらず、不明瞭・不誠実な状態が長引くと、ゲーマーや投資家からの期待が失望に変わることも十分に考えられる。
日本発祥のゲームプロジェクトは苦戦中のものが多い
NFTゲームに重点を置いたプラットフォームの中には、例えばパレットチェーンなど、日本発祥のもの、もしくは日本と関わりが深いものがいくつかある。
しかし、そうした日本と関わりのあるゲームプラットフォームでは、業界内で苦戦を強いられるケースが散見されている。
苦戦する要因としては資金力やマンパワーなど様々な要素が考えられるが、主たる要因は、英語圏のプラットフォームと比べてグローバルな展開力に欠けることだろう。
そうした先行する類似のプラットフォームと同じように、日本との関わりが深いSIX502は、道筋を誤れば同じ轍を踏むかもしれない。
そのため、SIX502がどのようにサービスやエコシステムを展開していくのか、今後の動向を注視しておきたいところだ。
Dice or Dead(βテスト版)の始め方
ここで、SIX502の第一弾のタイトル「Dice or Dead(オープンβテスト版)」の始め方を紹介しておこう。
だれでも無料で遊べるので、興味がある方はトライしてみてほしい。
βテスト版の始め方
- PCでβテストのサイトにアクセス
- 言語設定を日本語にする
- アカウントを作成する
- 作成したアカウントでログインする
PCでβテストのサイトにアクセス
まずは、Dice or Deadのβテスト用のサイトにアクセスし、サイトトップの「無料で遊ぶ」と書かれたボタンをクリックしよう。
すると、次のようにゲームのログイン画面へと遷移する。
言語設定を日本語にする
Dice or Deadは、デフォルトだと英語表記になっている。
そこでゲームが起動したら、画面右側にある歯車のアイコンをクリックし、言語設定を日本語に変更しておこう。
アカウントを作成する
続いて、ログイン画面の一番下にある「新規登録」ボタンをクリックする。
ユーザー名とログイン用のパスワード、メールアドレスと電話番号を入力したら、利用規約を確認して、再び「新規登録」ボタンをクリックしよう。
すると、登録した電話番号宛てに本人確認用の認証コードが送られてくる。
そのコードを入力すれば、アカウントの作成手続きは完了だ。
作成したアカウントでログインする
あとは、作成したアカウントでログインすれば、ゲームを始めることができる。
βテスト版では、シンプルプレイヤー(PvE)モードと、マルチプレイヤー(PvP)モードの2種類のモードをプレイすることができる。
SIX502に関するよくある質問
最後に、SIX502に関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- Dice or Deadはいつリリースされますか?
- SIX502のコミュニティはありますか?
- SIX502はどのブロックチェーンを基盤としていますか?
Dice or Deadはいつリリースされますか?
ロードマップによるとDice or Deadは、2023年9月に正規版のリリースが予定されていた。
ところが開発が遅れてしまったようで、2023年10月1日にオープンβテストが開始されることとなった。
またその後、正規版のリリース時期のアナウンスはなされていない。
SIX502のコミュニティはありますか?
SIX502のコミュニティは、Discord上で形成されている。
だれでも参加できるので、興味がある方は覗いてみるとよいだろう。
Discord:SIX502公式チャンネル
SIX502はどのブロックチェーンを基盤としていますか?
SIX502の基盤となっているブロックチェーンは、今のところ明かされていない。
ただ、SIX502トークンがイーサリアムチェーンのトークン規格「ERC-20」を用いてつくられているので、おそらくはイーサリアムチェーン、もしくはイーサリアムチェーンのレイヤー2(Arbitrumなど)を基盤としているのだろう。
SIX502とは?まとめ
今回はNFTゲームのプラットフォーム「SIX502」について、その特徴や将来性を紹介した。
この記事のまとめ
- SIX502は、ハドソンの元経営陣が手がけるNFTゲームのプラットフォーム
- 高橋名人もプロデューサーとして参加
- ボードゲームの「Dice or Dead」がリリースされる予定
- 開発に遅れが出ていることが不安要素
SIX502はNFTゲームに特化したプラットフォームで、第一弾のゲーム「Dice or Dead」を鋭意開発中だ。
また、Dice or Deadはβテスト版がリリースされており、だれでも無料で遊べるので、興味がある方はぜひテストプレイをしてみてはいかがだろうか。
なお、Dice or Deadが正式リリースされれば、NFTに投資したり稼いだSIX502トークンを換金したりするために、仮想通貨取引所の口座が必要になるはずだ。
Dice or Deadをプレイしようと考えているなら、Coincheckなどの国内取引所の口座を早めに準備しておこう。
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