NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)はブラウザで遊ぶものが多いのだが、スマホなどのブラウザで遊ぶとなると、どうしても操作感がイマイチになる。
しかしNFTゲームの中には、スマホアプリでより快適に遊べるものも存在する。
そこで今回は、NFTゲームの中でもスマホアプリで遊べるものにフォーカスし、おすすめタイトルを紹介していく。
この記事からわかること
- NFTゲームの基礎知識
- スマホアプリで遊べるNFTゲーム7選
- NFTゲームに関してよくある質問とその答え
NFTゲームの多くは、プレイすることで各ゲーム独自の仮想通貨を獲得できるようになっている。
また、仮想通貨を日本円に換金する際には、仮想通貨取引所の取引口座が必要になる。
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目次
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは?
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは、ブロックチェーンを基盤とし、ゲーム内の要素にNFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)を取り入れたゲームのことを指す。
ゲームデータはブロックチェーン上に保存されるため、NFTゲームはデータの改ざんや消失のリスクが極めて低い。
また、ゲーム内で手に入るNFTは資産的な価値があり、売買が可能なため、NFTゲームは”お金を稼げるゲーム”としても知られている。
ちなみに、プレイしてお金を稼げるNFTゲームは、「Play to Earn(P2E)」というカテゴリーに分類される。
また昨今は、運動して稼げる「Move to Earn(M2E)」ゲームや、睡眠を取って稼げる「Sleep to Earn(S2E)」ゲームなど、Play to Earnから派生した〇〇to Earnのゲームが数多く登場している。
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)の特徴・メリット
さて、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)には、主に次のような特徴がある。
NFTゲームの特徴
- キャラクターやアイテムのNFTを半永久的に保有できる
- 遊んで手にいれたNFTや仮想通貨を売って稼ぐことも可能
- 不正行為やチートプレイが起こりにくい
キャラクターやアイテムのNFTを半永久的に保有できる
従来のオンラインゲームは、そのゲームのサービスが終了してしまうと同時に、集めたキャラクターやアイテムがすべて失われていた。
一方で、NFTゲームにおいてNFTとなっているキャラクターやアイテムは、ゲームの外への持ち出しが可能で、もしゲームのサービスが終了したとしても、半永久的に資産として保有し続けられる。
また、中には互換性がある別のゲームに持ち込んで、再びゲームのアイテムとして使えるものもある。
遊んで手にいれたNFTや仮想通貨を売って稼ぐことも可能
NFTゲームは、ゲーム内の通貨が仮想通貨になっているケースが多い。
ゲームプレイの報酬などで手に入れた仮想通貨は、仮想通貨取引所をとおして日本円に換えられる。
また、NFTには資産的な価値があり、ゲーム内外のNFTマーケットプレイスで自由に売買することができる。
つまりNFTゲームは、遊びながら資産形成の手段とすることも十分に可能だということだ。
不正行為やチートプレイが起こりにくい
ブロックチェーンは、不特定多数のユーザーで取引情報などを監視し合うことにより、不正や改ざんが起こりにくい仕様になっている。
そうした特徴を持つブロックチェーンを基盤としているため、NFTゲームも不正行為やチートプレイが起きにくくなっている。
また、万が一不正が起きたとしても、ユーザー同士の管理によって迅速に不正に気付き、対処することが可能だ。
スマホアプリで遊べるNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)6選
それではここで、スマホアプリで遊べるNFTゲームを6つ紹介する。
アプリで遊べるNFTゲーム7選
- GensoKishi Online(元素騎士オンライン)
- Cross The Ages(クロス・ザ・エイジ)
- Thetan Arena(シータン・アリーナ)
- Crypto Ball Z(クリプトボールZ)
- Eggrypto(エグリプト)
- Bless Global(ブレス・グローバル)
GensoKishi Online(元素騎士オンライン)
ジャンル | RPG |
開発元 | Metap Inc. |
基盤のブロックチェーン | Polygon |
ゲーム内通貨 | Metaverse(MV) |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:4.9 Google Play:2.7 |
公式サイト | GensoKishi Online公式サイト |
GensoKishi Onlineは、ファンタジー世界(メタバース)を舞台にしたオンラインRPGだ。
プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを作成し、仲間と協力して冒険や戦闘を楽しむことができる。
また、自分の好みに合わせて最初に職業を選択し、その後のキャラクターの成長を自由にカスタマイズすることが可能だ。
バトルはオープンマップにおいて、各キャラクターにセットしたスキルを用いておこなう。
ゲーム内通貨は、Metaverse(MV)とROND(ROND)の2種類で、それぞれ異なる役割を与えられている。
どちらも仮想通貨市場に上場済みであり、国内ではZaifで取引することが可能だ。
元素騎士オンライン
Metap Inc無料posted withアプリーチ
Cross The Ages(クロス・ザ・エイジ)
ジャンル | トレーディングカードゲーム |
開発元 | Cross The Ages |
基盤のブロックチェーン | ImmutableX |
ゲーム内通貨 | CTAトークン(CTA) |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:4.9 Google Play:評価値なし |
公式サイト | Cross The Ages公式サイト |
Cross The Agesはトレーディングカードゲームで、20枚のカードでデッキを組んで対戦する。
また、将来的にはメタバースの要素も追加実装される見込みだ。
美麗なカードデザインや、対戦中のアニメーションがプレイヤーから好評を博しており、App Storeで星4.9*を獲得している。*2023年5月時点
クオリティの高さは、次のプロモーション動画で理解してもらえるだろう。
カードはもちろんNFTで、ゲーム内外のNFTマーケットプレイスで活発に取引されており、例えばOpenSeaではこれまでの総取引高が1,000ETH(約2億5,000万円)を優に超えている。
Cross The Ages: TCG
Cross The Ages無料posted withアプリーチ
Thetan Arena(シータン・アリーナ)
ジャンル | MOVAゲーム |
開発元 | Wolffun Game |
基盤のブロックチェーン | BNB |
ゲーム内通貨 | $THC(THC) $THG(THG) |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:4.6 Google Play:4.3 |
公式サイト | Thetan Arena公式サイト |
Thetan Arenaは、MOVAスタイルの対戦ゲームだ。
MOVAは、Multiplayer online battle arena(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)の略で、限定されたフィールドの中で2つのチームに分かれて対戦する。
代表的なゲームタイトルには、「League of Legends (リーグ・オブ・レジェンド)」や「ポケモンユナイト」がある。
MOVAがどういったゲームなのかは、次のThetan ArenaのPVを見てもらうと一目瞭然だろう。
またThetan Arenaでは、対戦に勝利すると仮想通貨を獲得することができる。
Thetan Arena: MOBA Survival
Wolffun Pte Ltd無料posted withアプリーチ
Crypto Ball Z(クリプトボールZ)
ジャンル | 放置系RPG シューティングゲーム |
開発元 | WEMIX PTE. LTD JOYCITY |
基盤のブロックチェーン | WEMIX |
ゲーム内通貨 | HERCO |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:未配信 Google Play:3.9 |
公式サイト | Crypto Ball Z公式サイト |
Crypto Ball Zは、放置系RPGにシューティングゲームを掛け合わせたNFTゲームだ。
開発元は韓国企業のJOYCITYだが、キャラクターデザインなどは、日本人にも馴染みやすいものとなっている。
ゲームのストーリーは、ある日突然襲ってきた地球外生命体に、集めたヒーローで対抗していくというものだ。
また、ゲームをプレイする中で英雄石を入手することができ、その英雄石は仮想通貨のHERCOやWIMIXへと換えられる。
クリプトボールZ
JOYCITY Corp.無料posted withアプリーチ
Eggrypto(エグリプト)
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
開発元 | Kyuzan Inc. GameWith |
基盤のブロックチェーン | イーサリアム Polygon |
ゲーム内通貨 | なし |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:4.6 Google Play:4.7 |
公式サイト | Eggrypto公式サイト |
Eggryptoは2020年4月にリリースされたゲームで、スマホアプリで遊べるブロックチェーンゲームの中では比較的長い歴史を持つ。
配信プラットフォームでの評価は、App Storeが4.6、Google Playが4.7といずれも申し分ない。
ジャンルは育成シミュレーションゲームで、集めて育てたNFTモンスターでパーティを組み、NPCや他のプレイヤーと戦うことができる。
ゲーム内通貨はなく、稼ぎたい場合は手に入れたモンスターのNFTを売る必要がある。
エグリプト
Kyuzan Inc.無料posted withアプリーチ
Bless Global(ブレス・グローバル)
ジャンル | MMORPG |
開発元 | Tigon Mobile |
基盤のプラットフォーム | PocketBuff |
ゲーム内通貨 | BLEC(BLEC) |
アプリ評価 (2023年5月時点) | App Store:3.0 Google Play:1.8 |
公式サイト | Bless Global公式サイト |
Bless Globalは、韓国のTigon Mobile社が手がけているファンタジー調のMMORPGだ。
高性能ゲームエンジンのUnreal Engineを用いて開発されており、美しいグラフィックのオープンワールドの中で、バトルや他のプレイヤーとのコミュニケーションを楽しむことができる。
また、手に入れたアイテムを元にNFTを作成し、NFTマーケットプレイスで自由に売買することが可能だ。
なお、既存プレイヤーからの評価は現状、残念ながらあまり芳しくない。
不評を集める要因の1つとして、日本でもリリースしながら日本語に対応していない点があるようだ。
Bless Global
TigonMobile無料posted withアプリーチ
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)に関するよくある質問
それでは最後に、NFTゲームに関してよくある質問を4つ紹介しておく。
よくある質問
- NFTゲームは無料で始められますか?
- NFTはどこで売買することができますか?
- NFTゲームはポンジスキームですか?
NFTゲームは無料で始められますか?
NFTゲームの中には、無料で始められるものも多くある。
ただ、無料で始める場合は、往々にして課金プレイヤーよりも不利な立場となってしまう。
また無料でプレイする場合、大きく稼ぐことは基本的に難しい。
一般的にNFTゲームで大きく稼ぎたいのであれば、相応の初期投資が求められる。
NFTはどこで売買することができますか?
手に入れたNFTは、ゲーム内のNFTマーケットプレイス、もしくはそのNFTの規格に対応した外部のNFTマーケットプレイスで売買することができる。
ゲーム内のNFTマーケットプレイスでは、より適正な価格で売買が成立しやすい。
一方で外部のNFTマーケットプレイスでは、より多くのユーザーに、出品したアイテムを見てもらうことができる。
NFTゲームはポンジスキームですか?
ポンジスキームとは、あとから参加した投資家の出資金で、先に参加した投資家へのリターンを支払うことにより、将来的に破綻することを前提にお金をだまし取る投資詐欺のことだ。
一般的にNFTゲームでは、独自のゲーム内通貨(仮想通貨)が用意されている。
先行プレイヤー達が利益を得るために、そのゲーム内通貨を売り浴びせると、もちろん通貨の価格は下がっていく。
すると後から参入してきたプレイヤーは、いくらゲーム内通貨を稼ごうとも、法定通貨換算で見ればまともに稼げなくなる。
NFTゲームは、そうした先行プレイヤーがより儲かりやすく、新規プレイヤーは儲かりにくいという構造に陥りやすいため、ポンジスキーム扱いされることがある。
ただ、運営者側がプレイヤーの資金を吸い上げているわけではないため、完全なポンジスキームだとは言えない。
また最近では、ポンジスキームと呼ばれる元凶となっているゲーム内通貨の暴落を防ぐ仕組みを、あらかじめ用意するゲームも登場してきている。
スマホアプリで遊べるNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)まとめ
今回は、スマホアプリで遊べるものにフォーカスして、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)を紹介した。
この記事のまとめ
- NFTゲームの中には、ブラウザ上でなくスマホアプリで手軽に遊べるものもある
- 手に入れたNFTは、万が一ゲームが終了しても、半永久的に持ち続けられる
- ゲーム内で手に入れたNFTや仮想通貨を売って稼ぐことも可能
誕生から間もない頃のNFTゲームは、スタートアップ企業が開発したプロダクトが多く、いずれもクオリティが芳しくなかった。
また、”遊びながら稼げる”という目新しい要素ばかりに重点が置かれて、肝心のゲーム性はお世辞にも高いとは言えなかった。
しかし昨今は、海外を中心に大手ゲーム開発企業も市場に参入してきており、グラフィックやゲーム性に優れるものも増えてきた。
ちゃんとゲームを楽しめて、なおかつお小遣い稼ぎにもなるなら、言うことなしだ。
興味がある方はぜひ、実際にアプリをダウンロードして、NFTゲームをプレイしてみてほしい。
なお、手に入れた仮想通貨を日本円に換金するなら、仮想通貨取引所の口座が必要になる。
NFTゲームを始める際は、アプリのダウンロード数4年連続No.1の人気国内取引所「Coincheck」の無料口座開設もしておこう。