2024年1月時点で、国内の仮想通貨取引所は約30社ほど存在しており、それぞれが異なる強みを持っている。
そのため初心者の方の中には、どの仮想通貨取引所を使うべきか迷ってしまう方もいることだろう。
本記事ではそんな方に向けて、以下6パターンの利用目的に分け、おすすめの仮想通貨取引所トップ3を紹介していく。
ぜひ最後まで読んで、仮想通貨取引所選びの参考にしてもらいたい。
利用目的6パターン
- メジャーな通貨へ投資したい
- より多くの銘柄に触れたい
- 手間をかけずに資産運用したい
- 遊休資産を有効活用したい
- レバレッジで早く資産を増やしたい
- 海外取引所などを使うための元手を調達したい
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
① メジャーな通貨へ投資したい
まずは、
- ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨へ投資したい
- メジャーな通貨にだけ投資できればOK
という方に適したものを紹介する。
そのおすすめトップ3は、以下のとおり。
この3社に共通しているのは、「取引所」形式のサービスを提供していることだ。
「取引所」はユーザー同士で仮想通貨を売買できる取引形式であり、仮想通貨取引所とユーザーの間で取引をおこなう「販売所」よりも、格段にリーズナブルな手数料で取引をおこなうことができる。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
なおオススメNo.1のBitTradeは、現物取引(取引所)だと、ビットコイン・イーサリアム・リップルのメジャー3銘柄をいずれも手数料無料で取引することが可能だ。
また2位のCoincheckも、ビットコインの取引手数料は無料*になっている。*「取引所」を使った場合
3位のGMOコインは、取引所を使ってビットコインなどを取引する際、テイカーだと0.05%の手数料を取られるが、メイカー注文をおこなえば逆に少額(0.01%)の報酬を受け取れる。
メイカー・テイカーとは?
メイカーとは、取引板にない価格で出す(流動性を提供する)注文のことだ。
それに対してテイカーとは、すでに取引板に並んでいる注文を約定させる注文のことを言う。
② より多くの銘柄に触れたい
より多くの銘柄に触れたいなら、言わずもがな取扱銘柄数が多いところを選ぶべきだろう。
本記事執筆時点(2024年1月)での取扱銘柄数トップ3は、以下の3社だ。
おすすめトップ3
2024年5月時点でBinance Japanは50種類、BitTradeとDMM Bitcoinはそれぞれ38種類の仮想通貨を取り揃えている。
トップのBinance Japanは、300種類以上の銘柄を扱う海外取引所「Binance」の傘下企業であり、Binance Japanもまずは100銘柄の取り扱いを目指すことを公言している。
ちなみにもっと多くの銘柄に触れられる環境を得たいという方には、Bybitなどの海外取引所を使うという選択肢もある。
③ 手間をかけずに資産運用したい
手間いらずで投資できるサービス=自動積立サービスを提供している仮想通貨取引所は、以下のようなものがある。
これらの中でも特におすすめなのは、以下の3社だ。
Coincheckをおすすめ1位とした理由は、同社の自動積立サービス(Coincheckつみたて)なら、口座引き落としで積み立てをしてくれるからだ。
競合他社の自動積立サービスの多くは、取引口座に軍資金を自分で入金する必要がある。
また当然ながら、軍資金が切れたら自分で補充しなければならない。
しかしCoincheckなら、最初に設定してしまえば、あとは銀行口座から必要な金額が定期的に引き落とされ、自動で積立をしてくれる。
またBITPOINTも、Coincheckと同じく口座引き落としに対応している、
3位のGMOコインは他2社のような口座引き落とし機能はないが、わずか500円から積み立てることができ、投資初心者でも始めやすいのが魅力となっている。
④ 遊休資産を有効活用したい
遊休資産を有効活用できるサービスといえば、「ステーキング」と「レンディング」だ。
そのステーキングとレンディングのサービスを提供している仮想通貨取引所の内、特におすすめなのは以下の3社だ。
おすすめトップ3
この3社はいずれも、ステーキングとレンディング両方のサービスを手がけているのだが、ステーキングの対象銘柄及びその数には差がある。
SBI VCトレードのステーキングの対象銘柄を見ると、業界トップとなる9銘柄*が対象となっている。*2024年1月時点
特にメジャー通貨の1つである「イーサリアム」が対象となっているのが、投資家にとってはうれしい。
次点となるGMOコインのステーキング対象銘柄は、以下の8種類*。*2024年1月時点
またOKJの場合は、以下の7種類がステーキングの対象となっている。
OKCoinのステーキング対象銘柄*
- IOST(IOST)
- トロン(TRX)
- パレットトークン(PLT)
- ジリカ(ZIL)
- テゾス(XTZ)
- アスター(ASTR)
- スイ(SUI)
*2024年1月時点
⑤ レバレッジで早く資産を増やしたい
リスクの多少の増加を許容しつつも、レバレッジ取引でより早く資産を増やしたいという方には、以下の3社がおすすめだ。
おすすめトップ3
この3社を見比べると、レバレッジ取引の取扱銘柄数はDMM Bitcoinが圧倒的に多い。
各レバレッジ取引の取扱銘柄数*
- GMOコイン(レバレッジ取引・販売所):8種類
- GMOコイン(レバレッジ取引・取引所):5種類
- DMM Bitcoin:34種類
- SBI VCトレード:7種類
*2024年1月時点
ただGMOコインなら、現物取引だけでなくレバレッジ取引でも、取引の形式を「販売所」と「取引所」の2種類から選べる。
また取引所を選んだ場合、取引手数料は無料で、スプレッドもほとんど気にせずに取引を楽しむことができる。
⑥ 海外取引所利用のための元手を調達したい
国内の仮想通貨取引所は、海外取引所やDApps(分散型アプリ)などを使うための軍資金の調達先としてみることもできる。
その目的で国内取引所を選ぶ際の着眼点は、以下の4つ。
選ぶ際の着眼点
- 必要な銘柄を取り扱っているか
- 必要な銘柄を低コストで調達できるか
- 海外取引所などへの送金コストを安く抑えられるか
- 送りたいところへ直接送金できるか(トラベルルール)
また、こうした着眼点から総合的に判断したおすすめトップ3は、以下のとおりだ。
おすすめトップ3
実用目的の仮想通貨の調達先として考えたときに、正直なところこの3社は甲乙つけがたい。
まず取引手数料についてだが、この3社は「取引所」形式のサービスを提供しているので、リーズナブルな手数料で必要な銘柄を買える。
また、他の国内の競合と違ってこの3社なら、手数料無料で用意した仮想通貨を外部に送金できる。
さらにトラベルルールの対応についてもほとんど差がなく、一部の海外取引所には、用意した仮想通貨を直接送ることも可能だ。
仮想通貨取引所に関するよくある質問
それでは最後に、仮想通貨取引所に関するよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- 仮想通貨取引所の併用は可能ですか?
- 仮想通貨取引所の口座開設や口座維持にコストはかかりますか?
- 仮想通貨取引所に年齢制限はありますか?
仮想通貨取引所の併用は可能ですか?
仮想通貨取引所の口座は、併用可能だ。
もし1社の口座だけだと自身の目的を果たせない場合は、複数の口座を持つことを検討してみるとよいだろう。
仮想通貨取引所の口座開設や口座維持にコストはかかりますか?
仮想通貨取引所の口座は、いずれも無料で開設することができる。
また、維持コストも徴収されない。
仮想通貨取引所に年齢制限はありますか?
基本的に仮想通貨取引所は、成年年齢(=18歳)以上でないと、口座をつくることができない。
また中にはGMOコインなど、満20歳以上でないと口座をつくれないところもある。
各社で少しずつルールが異なるため、気になる仮想通貨取引所があれば、事前に自分で仕様をチェックしておこう。
目的別おすすめ仮想通貨取引所まとめ
今回は6つの利用目的に分けて、それぞれおすすめの仮想通貨取引所を紹介した。
この記事のまとめ
- メジャー通貨に投資するなら、とにかく低コストで買えるところがおすすめ
- 自動積立にチャレンジするなら、口座引き落としをしてくれるところを選ぶと便利
- レバレッジ取引も現物取引同様、取引コストの違いに要注目
- 実用目的で仮想通貨を調達するなら、取引コストだけでなく外部への送金コストも要チェック
目的ごとにそれぞれトップ3を紹介したが、総合的にサービスの充実度が高いのはGMOコインだろう。
またGMOコインは、2023年のオリコン顧客満足度調査にて満足度No.1を獲得しており、相対的かつ客観的にサービス内容を高く評価されている。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にGMOコインの利用を検討してみてほしい。