少ない元手でも大きな金額を動かすことができ、大きなリターンを期待できる、仮想通貨のレバレッジ取引。
そのレバレッジ取引にトライしてみたいと思いつつも、
どの仮想通貨取引所を使えばいいか分からない
と、仮想通貨取引所選びで悩んでしまう方もいるだろう。
本記事ではそんな悩みを持つ方に向けて、レバレッジ取引でおすすめの仮想通貨取引所をランキング形式で紹介していく。
最後まで読めば、根拠を持って自分に合った仮想通貨取引所を選べるはずだ。
この記事からわかること
- レバレッジ取引のおすすめ5社の基本情報
- おすすめ5社の特徴や違い
- レバレッジ取引にトライする際の注意点
レバレッジ取引における筆者のおすすめNo.1は「GMOコイン」だ。
後ほどくわしく紹介するが、GMOコインのレバレッジ取引(取引所)なら、スプレッド(販売所の売値と買値の差額)を気にせずに、手数料無料で取引を楽しめる。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会によくチェックしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
仮想通貨のレバレッジ取引とは?
仮想通貨のレバレッジ取引は、口座に預け入れた投資資金(証拠金)を担保にし、より大きな金額での取引ができるサービスだ。
例えば10万円の投資資金があって、2倍のレバレッジをかけた場合は、20万円(10万円×2)分の取引をおこなうことができる。
また現物取引とは違い、空売り(ショート)から取引を始めることもできる。
つまり、相場の下落トレンドに合わせて「高く売って、安く買い戻す」という方法でもリターンを得られるということだ。
レバレッジ取引|おすすめ国内取引所5選
それでは、レバレッジ取引のサービスを提供している国内取引所の中から、おすすめトップ5を紹介しよう。
1位:GMOコイン
レバレッジ取引の取引形式 | 取引所 販売所(表記は「暗号資産FX」) |
レバレッジ取引の取扱銘柄数* | 取引所:11種類 販売所:14種類 |
レバレッジ取引の取引手数料 | 取引所:無料 販売所:無料、スプレッドあり |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
レバレッジ手数料 | ポジション金額×0.04%/日 |
GMOコインの特徴
- 「取引所」形式だと、取引手数料が無料
- スマホアプリでも取引所形式でのレバレッジ取引ができる
ほとんどの国内取引所のレバレッジ取引は、取引の形式が仮想通貨取引所とユーザーの間で取引をおこなう「販売所」のみとなっている。
一方でGMOコインのレバレッジ取引の場合は、販売所だけでなく、ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」のサービスも提供している。
「販売所」と「取引所」の最たる違いは取引コストで、GMOコインのレバレッジ取引(取引所)は、スプレッドを気にせずに手数料無料で、取引をおこなうことが可能だ。
ちなみにGMOコインはユーザーからの評判がすこぶるよく、2023年のオリコン顧客満足度調査では、「現物取引」「レバレッジ取引(証拠金取引)」の両部門で満足度No.1を獲得している。
2位:SBI VCトレード
レバレッジ取引の取引形式 | 販売所 |
レバレッジ取引の取扱銘柄数* | 8種類 |
レバレッジ取引の取引手数料 | 取引所:無料 販売所:無料、スプレッドあり |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
レバレッジ手数料 | 毎日変動 |
SBI VCトレードの特徴
- 現物の保有銘柄をレバレッジ取引で担保にできる
- レバレッジ手数料が毎日変動する
- ポジションを長期保有すると、インカムゲインが発生するケースもある
基本的にレバレッジ取引では、保有ポジションが日を跨ぐごとに、ポジション(建玉)の維持コスト(レバレッジ手数料という)が発生する仕様になっている。
またレバレッジ手数料の手数料率は多くの場合は固定値であり、例えばGMOコインやDMM Bitcoinでは、ポジション金額×0.04%分が日を跨ぐごとに徴収(加算)されていく。
一方でSBI VCトレードのレバレッジ手数料(「ファンディングレート」という)はユニークで、マーケットの状況に応じた変動制となっている。
また、ファンディングレートはマイナスの値になるケースもあり、その場合はファンディングレート相当分をインカムゲインとして日々受け取ることができる。
つまりSBI VCトレードのレバレッジ取引だと、ファンディングレートのインカムゲイン狙いで、意図的にポジションの長期保有戦略を立てることも可能だということだ。
3位:DMM Bitcoin
レバレッジ取引の取引形式 | 販売所 BitMatch注文 |
レバレッジ取引の取扱銘柄数* | 34種類 |
レバレッジ取引の取引手数料 | 販売所:無料、スプレッドあり BitMatch注文:銘柄ごとで固定 |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
レバレッジ手数料 | ポジション金額×0.04%/日 |
DMM Bitcoinの特徴
- レバレッジ取引の取扱銘柄数が国内最多
- 現物の保有銘柄をレバレッジ取引で担保にできる
- BitMatch注文で取引コストを抑えられるかも
DMM Bitcoinは、取扱銘柄数だけを見れば、国内で圧倒的な品揃えを誇る。
しかし基本の取引形式は「販売所」であり、GMOコインのような「取引所」形式での取引ができるところと比べると、コスト面で見劣りする。
またSBI VCトレードのように、戦略次第でインカムゲインを得られる仕組みもない。
そのため今回は、3位という形にした。
ちなみにDMM Bitcoinでは、取引形式で「取引所」を選べない代わりに、オリジナルの注文方法「BitMatch注文」が用意されている。
BitMatch注文を使うと、販売所のスプレッドを気にせずに、割安な手数料で取引することが可能だ。
ただしBitMatch注文には、注文から約定(マッチング)までの制限時間が設けられている。
その制限時間(注文から30秒)を過ぎると、自動的に販売所の注文に切り替わって約定されてしまうため、どうしても取引所形式の取引と比べると安定感に欠けてしまう。
このように相対的な難点もあるが、とにかくより多くの銘柄に触れたいという方には、DMM Bitcoinがマッチするだろう。
4位:bitFlyer
レバレッジ取引の取引形式 | 取引所 |
レバレッジ取引の取扱銘柄数* | 1種類 |
レバレッジ取引の取引手数料 | 無料 (別途SFDあり) |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
レバレッジ手数料 | ポジション金額×0.04%/日 |
両建取引 | 可能 |
bitFlyerの特徴
- 手数料体系がユニーク
- 取扱銘柄はビットコインだけ
bitFlyerのレバレッジのサービスは、「Lightning FX」と名付けられている。
取扱通貨ペアはビットコイン/円のみで、その通貨ペアを取引所形式で取引することができる。
bitFlyerの「Lightning FX」は、手数料体系が非常にユニークだ。
Lightning FXでは取引手数料がかからない一方で、「Lightning FX SFD (Swap For Difference)」という別の手数料が用意されている。
SFDはレバレッジ取引(Lightning FX)と現物取引(Lightning現物)の間で5%以上の乖離が発生した際に、注文の約定ごとに発生*する。*清算はポジション決済時
また約定時の乖離の状況次第では、SFDの金額が徴収されるのではなく、ユーザーに対して付与されるケースも起こり得る。
なおSFDの比率は、レバレッジ取引と現物取引の価格乖離が大きいほど、大きくなる仕様になっている。
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5位:BitTrade
レバレッジ取引の取引形式 | 販売所 |
レバレッジ取引の取扱銘柄数* | 1種類 |
レバレッジ取引の取引手数料 | 無料、スプレッドあり |
最大レバレッジ倍率 | 2倍 |
レバレッジ手数料 | ポジション金額×0.03%/日 |
両建取引 | 可能 |
BitTradeの特徴
- レバレッジ手数料がややリーズナブル
- 取扱銘柄はビットコインだけ
BitTradeのレバレッジ取引における取扱通貨ペアは、ビットコイン/円のみだ。
レバレッジ手数料はGMOコインやDMM Bitcoinなどと比べるとわずかに抑えられているが、レバレッジ取引において、それ以外の部分では特に優位性はない。
しかし現物取引に関しては、国内最多クラスとなる40種類以上もの銘柄が用意されている。
そのため現物取引をメインに据えつつ、レバレッジ取引をサブとして取り組もうとしている方には、BitTradeも悪くない選択肢だろう。
レバレッジ取引の注意点
さて、実際に仮想通貨のレバレッジ取引にトライする際には、以下の点に注意してもらいたい。
注意すべきポイント
- リスクを取り過ぎないこと
- ポジションの維持コストがかかる
- 損切りを戦略に組み込むこと
リスクを取り過ぎないこと
最初に述べたようにレバレッジ取引では、手持ちの資金を担保とし、その手持ち資金以上の金額を使って取引をおこなうことができる。
また思惑どおりにいけば、同じ軍資金で現物取引をおこなったときよりも、大きなリターンを得られる。
一方でその逆に、レバレッジを使ったことで大きな損失につながってしまうケースも起こり得る。
そのため特に初心者の内は、レバレッジ取引でリスクを取り過ぎないように、具体的には手持ちの資産に対して大き過ぎるポジションを取らないように注意しよう。
ポジションの維持コストがかかる
基本的にレバレッジ取引では、「レバレッジ手数料」というポジション(建玉)の維持コストが日々発生する。
そのためSBI VCトレードのような例外ケースを除き、一般論で言えばレバレッジ取引は、長期投資に向いていない。
レバレッジ取引にトライするなら、短期間でリターンを見込める戦略を立てるようにしよう。
損切りを戦略に組み込むこと
レバレッジ取引では、予想と異なる値動きとなったときに、レバレッジをかけていることが仇となって損失(含み損)が大きくなってしまうことがある。
そうした最悪の事態を避け、損失を限定できる有効な手段が「損切り」だ。
レバレッジ取引に臨む場合は、あらかじめ戦略の中に損切りを組み込んでおくことをすすめる。
レバレッジ取引に関するよくある質問
それでは最後に、レバレッジ取引に関するよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- 現物取引とレバレッジ取引はどちらがよいですか?
- 2倍以上のレバレッジをかけられるところはありますか?
- レバレッジの変更は可能ですか?
現物取引とレバレッジ取引はどちらがよいですか?
現物取引とレバレッジ取引には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、一概にどちらがよいとは言い切れない。
両者の違いをよく理解し、自分の性格や技術、目的などに合った方を選択するようにしよう。
2倍以上のレバレッジをかけられるところはありますか?
レバレッジ取引の倍率は、金融商品取引法にて最大2倍までと定められている。
その法律に従っているため、国内取引所のレバレッジ取引における最大レバレッジ倍率は一律で2倍であり、例外はない。
ちなみに、金融商品取引法の所管外である海外取引所はこの限りではなく、100倍や200倍のレバレッジをかけられるところも存在する。
レバレッジの変更は可能ですか?
例えば、より大きなレバレッジをかけられる海外取引所では、最大のレバレッジ倍率をいくつかの選択肢から選べるケースもある。
一方で国内取引所の場合は、いずれも最大倍率が2倍で固定されており、それをユーザー側が変更することはできない。
なお実質的なレバレッジは、用意した軍資金の金額やポジション金額などに応じて変動していく。
レバレッジ取引でおすすめの国内取引所:まとめ
今回はランキング形式で、レバレッジ取引ができるおすすめの国内取引所を5社紹介した。
この記事のまとめ
- GMOコインはレバレッジ取引(取引所)の取引手数料が無料
- SBI VCトレードでは、長期保有によってインカムゲインを得られる場合もある
- DMM Bitcoinは、レバレッジ取引の取扱銘柄数が日本一
今回挙げた5社はそれぞれに魅力があるが、特にGMOコインは、コスト面で優位性があっておすすめだ。
口座開設も無料でできるので、使ったことがない方はぜひ、この機会にGMOコインの口座をつくってみてはいかがだろうか。