海外取引所のBybit(バイビット)では、IEO(≒ローンチパッド)やエアドロップのプロダクトが複数用意されている。
ただ、日本人投資家にとっては馴染みがないプロダクトが多いため、各プロダクトの仕様がよく分からないという方もいるだろう。
そこで今回はBybitのIEO・エアドロップのプロダクトについて、バリエーションや各サービスの仕様、魅力などを解説していく。
この記事からわかること
- IEO・エアドロップサービス現物Xの概要
- 各プロダクトの基本的な仕様
- 現物Xの魅力
- 現物Xの基本的な使い方
Bybitは、ネットからの申し込みで簡単に口座をつくることができる。
まだ口座をお持ちでないなら、IEOやエアドロップに参加する前に、口座開設を済ませておこう。
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
Bybit|IEO・エアドロップのサービス
Bybitが展開するIEO・エアドロップのサービスは「現物X」といい、6種類のプロダクトが用意されている。
ここではその6種類のプロダクトについて、特徴や仕様を確認していこう。
現物Xの各プロダクト
- ローンチパッド
- ByStarter
- ローンチプール
- ByVotes
- トークンスプラッシュ
- エアドロップハント
ローンチパッド
ローンチパッドは、国内取引所で言うところのIEOに近い。
参加の方式は、
- コミット方式
- 抽選方式
の2パターンが用意されている。
コミット方式では、コミットトークンであるマントル(MNT)を規定数以上保有した状態で参加を申し込むことにより、未上場銘柄を買える。
かたや抽選方式は、テザー(USDT)を規定数以上保有した状態で参加を申し込むことで、抽選に参加できる。
また抽選が当たれば、未上場銘柄を買うことができる。
ByStarter
ByStarterは、特定の条件をクリアすることで未上場銘柄を購入、もしくは無料で入手できるプロダクトである。
与えられる条件は、銘柄ごとでさまざまだ。
例えば、規定数以上のテザーを口座に保有すればクリアできるものもあれば、関連ゲームをプレイするといったやや手間がかかる条件(クエスト)が与えられるケースもある。
また、分配方法が販売なのか無料配布なのかも銘柄ごとで異なる。
ローンチプール
ローンチプールでは、保有資産をプールにステーキングすることにより、ステーキング報酬として未上場銘柄を獲得することができる。
ステーキングは大抵の場合、複数の銘柄が対象になっている。
例えば、過去に実施されたNOTトークンのローンチプールでは、
- ゲームで入手したNOTトークン
- 発行基盤の基軸通貨であるTONコイン
- ステーブルコインのテザー
のいずれかをステーキングすれば、NOTトークンを獲得することができた。
ByVotes
ByVotesは、投票によって選ばれた銘柄が、Bybitへの新規上場の権利を獲得するプロダクトだ。
また上場の権利を得た銘柄に投票していた場合、投票数に応じて、その新規上場銘柄の分配を受けることができる。
なお投票券を得るためには、テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)など指定された銘柄を規定数以上、口座に保有しておく必要がある。
トークンスプラッシュ
トークンスプラッシュは他のプロダクトと少し毛色が違い、未上場銘柄ではなく、
- すでに市場へ上場済みの銘柄
- 当該プロダクトのイベント中に上場する銘柄
これらが配布の対象となっている。
参加登録をおこない、対象銘柄にて規定金額以上の現物取引をおこなうなどのタスクをクリアすると、その銘柄のエアドロップを受けることができる。
エアドロップハント
エアドロップハントもトークンスプラッシュのように、未上場銘柄ではなく、すでに市場へ上場済みの銘柄が配布の対象となっている。
エアドロップハントでは、与えられたタスクを完了することで、エアドロップの抽選に参加することができる。
また基本的にタスクには、「エアドロップの対象銘柄を規定数以上取引する」というものが含まれている。
Bybit|現物Xの魅力
それではここで、Bybitの現物Xの魅力をあらためて整理しておこう。
現物Xの魅力
- ほぼ常に参加のチャンスがある
- コストがかからないものもある
ほぼ常に参加のチャンスがある
国内取引所のIEOは、人気はあるものの、非常に頻度が少ないのがネックとなっている。
具体的には、初めておこなわれた2021年7月から記事執筆時(2024年6月)までの約4年間で、わずか6度しか実施されていない。
かたやBybitの現物Xは、バリエーションが豊富なので、ほぼ常に何かしらのプロジェクトが催されている。
そのため、リターンを得られる望みが高いものを選りすぐって、参加することも可能だ。
コストがかからないものもある
現物Xのサービスの内で例えばローンチパッドは、代金を支払って、未上場銘柄を買う仕様になっている。
一方で例えばローンチプールやByVotesなどの「エアドロップ」のサービスは、何かしらのタスクや条件をクリアする必要はあるものの、コストゼロで対象銘柄を獲得することができる。
Bybit|現物Xの使い方
続いて、現物Xの使い方(参加方法)を紹介しておこう。
現物Xの使い方
- プロジェクト一覧をチェック
- 気になる銘柄の情報をチェック
- プロジェクトに参加する
プロジェクト一覧をチェック
まずはメニューバーの「現物」から、「現物X」のページにアクセスする。
すると現物Xの各種プロダクトで、今開催されているプロジェクトが一覧で表示される。
この一覧をチェックして、参加したいプロジェクトの目星を付けよう。
気になる銘柄の情報をチェック
参加したいプロジェクトの目星を付けたら、そのプロジェクトで買える銘柄、もしくはエアドロップでもらえる銘柄の情報をチェックしていこう。
プロジェクトの詳細画面を開けば、基本的にどの銘柄も、
- 公式サイト
- ホワイトペーパー
- SNSアカウント
が掲載されているので、簡単に各銘柄の詳細な情報に触れることができる。
なおエアドロップの対象銘柄については、基本的に損失のリスクがないので、そこまで厳密に情報を精査しなくともよいかもしれない。
プロジェクトに参加する
狙いが定まったら、あとはそのプロジェクトに参加するだけだ。
また、基本的にどのサービスも条件やタスクが設けられているので、それらをクリアしていこう。
以上、非常に簡単にではあるが現物Xの使い方を紹介した。
多くのサービス・プロジェクトが用意されているので、興味がある方はぜひ実際にトライしてみてほしい。
Bybit|現物Xに関するQ&A
最後に、Bybitの現物Xに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- ローンチパッドはだれでも参加できますか?
- ローンチプールに預けたトークンにロックはかかりますか?
- ByVotesで複数の銘柄に投票することは可能ですか?
ローンチパッドはだれでも参加できますか?
ローンチパッドの参加条件は、以下のとおりだ。
ローンチパッドの参加条件
- 本人確認(KYC-1)または法人向けの本人確認を完了していること
- 「アクセス制限対象国・地域」以外に居住していること
ちなみに日本は「アクセス制限対象国・地域」に含まれていないので、本人確認(KYC-1)さえ済ませておけば、問題なくローンチパッドに参加できる。
ローンチプールに預けたトークンにロックはかかりますか?
ローンチプールに預け入れた自身の資産は、いつでも払い戻すことが可能だ。
また払い戻した資産は、速やかに自身の口座へと自動入金される。
ByVotesで複数の銘柄に投票することは可能ですか?
前述のとおりByVotesは、
- 投票で新規上場銘柄が決まる
- 新規上場権を得た銘柄に投票していた場合、その銘柄で報酬がもらえる
といったサービスだ。
ユーザーは複数回投票することができるものの、残念ながら各投票回で、1つの銘柄にしか票を入れることはできない。
BybitはIEO・エアドロップのプロダクトが多彩
今回は、BybitのIEO・エアドロップのサービス(現物X)について解説した。
この記事のまとめ
- BybitのIEO・エアドロップのプロダクトは6種類
- 種類が豊富なので、常にいくつかのプロジェクトがある
- エアドロップならコストゼロで新規銘柄を入手可能
Bybitなら、国内取引所とは比べ物にならないほど、多くのIEOおよびエアドロップへの参加機会を掴むことができる。
またエアドロップの場合は、新規銘柄の入手コストがかからない。
興味がある方はぜひBybitで口座を持ち、実際にIEOもしくはエアドロップの各種プロダクトを利用してみてほしい。