今回取り上げる「Zcash(ジーキャッシュ)」は、ユーザーのプライバシー保護に焦点が当てられた仮想通貨だ。
同種の仮想通貨はいくつもあるが、その中でZcashは時価総額の規模が大きく、優位な立場にあることがうかがえる。
今回はそんなZcashについて、主な特徴やこれまでの値動き、将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- Zcashの基本情報、主な特徴
- Zcashのこれまでの値動き
- Zcashの将来性
- Zcashの価格予想
- Zcashの購入方法
Zcashは残念ながら国内取引所での取り扱いがなく、購入の際は、海外取引所を利用する必要がある。
Zcashを扱う海外取引所はいくつかあるが、その中でも「MEXC(エムイーエックスシー)」は日本語表記に対応しており、日本人投資家にやさしい。
Zcashに興味がある方は、ぜひこの機会にMEXC公式サイトも合わせてチェックしてみてほしい。
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目次
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)とは?
名称 | Zcash(ジーキャッシュ) |
シンボル・通貨単位 | ZEC |
ローンチ時期 | 2016年10月 |
サイトURL | https://z.cash |
主な上場先 | MEXC Gate.io KuCoin |
Zcash(ジーキャッシュ)は、ユーザーのプライバシー保護に重点が置かれた仮想通貨だ。
2016年にビットコインのソースコードをベースとして開発され、ビットコインと似通った部分も多く有している。
しかし、ビットコインが高い透明性を持つ通貨であるのに対し、Zcashは保有者が許可しない限り、外部から取引の情報などが見えない仕様になっている。
ちなみにZcashは、過去に国内取引所のCoincheckに上場していた。
ところが、2018年に取り扱いが廃止され、それ以降は現在まで国内取引所では取り扱われていない。
したがって今からZcashに投資したい場合は、MEXCなどの海外取引所を利用する必要がある。
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)の特徴
さてZcashは、次のような特徴を有している。
5つの特徴
- プライバシー保護に重点が置かれている
- 「選択的開示」をおこなうことができる
- ビットコインより処理が速く手数料も安い
- プライベートメッセージを添付できる
- Coincheckで取り扱いを廃止された
プライバシー保護に重点が置かれている
例えばビットコインは、ブロックチェーン上に記録された取引のデータや資産残高を、世界中の誰もが容易に閲覧・追跡できるようになっている。
一方でプライバシーの保護に重点が置かれているZcashでは、「ゼロ知識証明」という技術によって、ユーザーの財務情報が第三者から見えないように保護されている。
ゼロ知識証明とは?
ゼロ知識証明とは、ある主張が正しいことを、その主張に関する情報を一切開示せずに証明する方法のことだ。
一般的に仮想通貨およびブロックチェーンでは、ユーザー同士で取引の内容を検証したのち、ブロックチェーンへと格納していく仕様になっている。
ゼロ知識証明を用いると、送金側・受け取り側の情報や取引残高などを公開しないまま、取引が正当だったかどうか検証・確認することができる。
「選択的開示」をおこなうことができる
Zcashでは基本的に、取引の情報などが第三者に対して秘匿される。
しかし、ユーザーが自ら選択した場合には、保有資産残高や取引履歴などを外部に開示できるようになっている。
そうした仕組みによって、ユーザーは監査などの際に身の潔白を証明できる他、マネーロンダリングの防止にも有効だとされている。
ビットコインより処理が速く手数料も安い
ブロックチェーンにおける取引の処理スピードは、情報が格納されるブロックの生成スピードと密接な関係がある。
ビットコインのブロックチェーンは、1ブロックを生成するのに約10分かかるのに対し、Zcashのブロックチェーンではわずか75秒で1ブロックを生成できるように設計されている。
つまりビットコインと比べるとZcashの方が、取引を早く処理できるということだ。
また、取引時にかかる手数料も、ビットコインよりもZcashの方が安く抑えられている。
プライベートメッセージを添付できる
Zcashでは、オプション的な機能として、送金先にメッセージを添付・送信できるようになっている。
もちろんそのメッセージも、外部から覗かれる心配はない。
Coincheckで取り扱いを廃止された
過去にZcashは、国内取引所の1つであるCoincheckで取り扱われていた。
しかし日本では当時、Zcashのようなプライバシーの保護に重点が置かれた仮想通貨の取り扱いが問題視されていた。
プライバシー性能が高い通貨は、その性能を悪用されて、マネーロンダリングなどの犯罪で使われかねないという負の側面も持っているからだ。
そうした背景があり、Zcashは2018年にCoincheckでの取り扱いが廃止されている。
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)の値動き
ここで、Zcashの値動きをチェックしておこう。
2022年末までの値動き
まずはZEC/USDチャートで、2017年1月から2022年末までの値動きを振り返ろう。
御覧のとおりZcashは、2017年から2018年にかけてのいわゆる“ビットコインバブル”で、大きく値上がりしている。
また、バブル崩壊後は長らく低迷が続いたが、2021年に仮想通貨市場が活況となる中で再び高騰した。
ただ、2017年のバブル時と比べると、2021年の値上がり幅は控えめなものとなった。
ここで、同時期の値動きをビットコイン(BTC/USD)と見比べてみよう。
次のチャートの上半分がZEC/USD、下半分がBTC/USDの値動きを示している。
2021年に市場が活況となる中、Zcashは2017年に付けた高値にまったく及ばなかったが、一方でビットコインは、2017年の高値を大幅に更新した。
ちなみに今回は代表例としてビットコインを比較対象に挙げたが、ビットコインに限らずイーサリアムやリップルなどのメジャーな銘柄は、軒並み2017年に付けた高値を2021年に更新している。
こうした結果からZcashは、2017年頃と比べて、相対的に仮想通貨市場での注目度が落ちてきていると判断できるだろう。
2023年の値動き
次に、2023年に入ってから本記事執筆時点(2023年8月中旬)までの値動きもチェックしておこう。
2023年のZcashは、2月中頃まで堅調に推移していた。
ところが2月下旬に下落に転じ、以降は現在まで下落トレンドの只中にある。
このようにZcashは、短期的に見ても長期的に見ても、芳しくない値動きが続いている。
ただ、現状をポジティブに捉えると、割安な価格で買い付けられる状態にあるとも言える。
後ほど紹介する将来性や価格予想なども総合的に勘案し、現状をチャンスと見るなら、MEXCを使ってZcashへの投資にチャレンジしてみるとよいだろう。
将来性に関わる注目ポイント
続いては、以下の3つの要素からZcashの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- プライバシーコインの中で2番目に時価総額が大きい
- コンセンサスアルゴリズムがPoSへと移行される予定
- プライバシーコインへの法規制の変化に注目
プライバシーコインの中で2番目に時価総額が大きい
プライバシー保護に特化した仮想通貨はZcash以外にもいくつかあり、一般的にそれらは「プライバシーコイン」という総称で呼ばれている。
そのプライバシーコインの中でZcashは、比較的長い歴史を持ち、先行者利益を獲得している。
また、プライバシーコインに絞って時価総額を比べてみると、Zcashはモネロ(XMR)に次ぐ2番目*の規模を誇る。*2023年8月16日時点、CoinMarketCap調べ
性能面でより優れた後発のプライバシーコインもある中、時価総額の比較で2番手に付けているということは、先行者利益が有効にはたらいている証左だと言える。
先行者利益は少なくとも短期的には失われないはずであり、あくまでプライバシーコインに限って言えば、今後もZcashは優位な位置をキープしていくだろう。
コンセンサスアルゴリズムがPoSへと移行される予定
ビットコインをベースにつくられたZcashのコンセンサスアルゴリズム(取引内容を検証し、合意形成を図るための仕組み)は、ビットコインと同じくPoW(プルーフ・オブ・ワーク)が採用されている。
しかしロードマップによると、2024年までにPoWから、イーサリアムなどで採用されているPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へと変更される見込みだ。
またPoSへの移行によって、より高速かつ低コストで使えるようになるとのこと。
利便性が向上し、需要が伸びれば、Zcashの価格にもポジティブな影響が表れるはずだ。
プライバシーコインへの法規制の変化に注目
前述のとおりZcashのようなプライバシーコインは、ユーザーのプライバシーを侵害されないという利点がある一方で、その利点をマネーロンダリングなどの犯罪に悪用されかねないという懸念を抱えている。
日本に限らず、そうしたプライバシーコインの懸念点に対して難色を示す国や地域は多くあり、例えばアラブ首長国連邦の首都ドバイでは、2023年2月にプライバシーコインの発行やそれに関連する活動の一切が法的に禁じられた。
もしも今後ドバイのような事例が増えていくようなら、プライバシーコインへの投資需要は大きく損なわれていくだろう。
Zcashの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から、「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、Zcashの価格予想を紹介する。
まず、PricePredictionにおけるZcashの今後10年の価格予想は、以下のとおりだ。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $32.22 | $33.66 | $36.76 |
2024 | $48.18 | $49.86 | $57.06 |
2025 | $69.76 | $71.76 | $84.09 |
2026 | $99.38 | $102.25 | $121.83 |
2027 | $143.06 | $147.15 | $173.91 |
2028 | $192.37 | $199.73 | $245.92 |
2029 | $287.92 | $295.91 | $336.20 |
2030 | $415.13 | $429.92 | $500.01 |
2031 | $595.43 | $612.62 | $731.26 |
2032 | $807.05 | $831.56 | $1,042.11 |
またDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想がなされている。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $24.51 | $58.35 | $60.12 |
2024 | $58.77 | $65.79 | $70.85 |
2025 | $80.61 | $91.79 | $95.92 |
2026 | $105.21 | $121.50 | $125.24 |
2027 | $105.21 | $121.50 | $125.24 |
2028 | $129.38 | $141.99 | $147.68 |
2029 | $184.55 | $201.87 | $203.99 |
2030 | $266.52 | $278.60 | $286.90 |
2031 | $375.91 | $390.80 | $392.91 |
2032 | $512.55 | $526.27 | $531.95 |
参考としてZcashの本記事執筆時点での価格と、2017年~2018年のバブル時に付けた高値も示しておこう。
- 本記事執筆時点での価格:27.3ドル(2023年8月16日)
- ビットコインバブル時の高値:900.0ドル(2018年1月13日)
PricePredictionとDigitalCoinPriceはどちらも、今後10年でZcashが堅調に値上がりしていくと予想している。
また、PricePredictionは、将来的にビットコインバブル時の高値も超えていくと見立てている。
もちろんこれらはあくまで予想であり、2者の予想が似通っているからと言って、必ずしも実現するわけではない。
ただ、Zcashへの投資を検討する上では、有効な判断材料の1つとなるだろう。
ZcashZECの購入方法
続いて、Zcashの購入方法を紹介しておこう。
最初にも述べたようにZcashは、Coincheckでの取り扱いが廃止されたのち、現在まで国内取引所での取り扱いがない。
そのため購入の際には、以下のように国内取引所と海外取引所を併用する必要がある。
Zcashの購入方法
- 国内取引所で口座を開設
- 国内取引所で元手となるビットコインを購入
- 海外取引所で口座を開設
- 国内取引所から海外取引所にビットコインを送金
- 海外取引所でZcashを購入
国内取引所で口座を開設
まずは、海外取引所での取引の元手となるビットコインを調達するために、国内取引所の口座を開設しよう。
ビットコインはほぼすべての国内取引所で取り扱いがあるのだが、海外取引所と併用する場合にはDMM Bitcoinが適している。
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(BitMatch注文) レバレッジ取引(販売所) レバレッジ取引(BitMatch注文) |
取り扱う仮想通貨 | BTC、ETH、XRP、ALGO、SAND、AXS、NIDT、MATIC、LINK、MKR、AVAX、CHZ、TRX、ZPG、LTC、XLM、ETC、BCH、BAT、ENJ、OMG、MONA、FLR、DOGE、SOL、ATOM、ADA、DOT、XTZ、XEM、QTUM、XYM、IOST |
取引手数料 (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(BitMatch注文):0.001BTCあたり26円 レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(BitMatch注文):0.01BTCあたり30円 |
裁量取引以外のサービス | IEO |
関連記事 | DMM Bitcoinの評判・口コミ |
DMM Bitcoinの特長
- 取り扱い銘柄数が国内最多クラス
- オリジナルの注文方法「BitMatch注文」を使って、取引コストを安く抑えられる
- 仮想通貨の送金手数料が無料
国内の仮想通貨取引所は、仮想通貨を外部に送金する際、ユーザーに対して手数料の支払いを課すところが多い。
しかしDMM Bitcoinの場合は、手数料無料でビットコインを送金することができる。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にDMM Bitcoin公式サイトを覗いてみてほしい。
国内取引所で元手となるビットコインを購入
国内取引所の口座を用意したら、次は実際にビットコインを調達しよう。
ちなみに、今回はビットコインを例として取り上げているのだが、メジャーな通貨であればどれでもコスト面や結果に大差はない。
なおDMM Bitcoinでビットコインを調達するなら、オリジナルの注文方法である「BitMatch注文」を積極的に使ってみてほしい。
BitMatch注文は、一定の有効期限内(発注から30秒)に注文が成立すると、ミッド(仲値)価格で取引できる注文方法だ。
またBitMatch注文では、以下の画像を見てもわかるとおり、販売所のスプレッドを気にせずに取引できるようになっている。
右:BitMatch注文の注文画面
左:通常の注文(販売所)
スプレッドの代わりに別途手数料はかかるが、その手数料はスプレッドと比べると、非常に割安だ。
このようにDMM BitcoinではBitMatch注文を使うと、通常の注文(販売所)よりもコストを抑えつつ、ビットコインを購入できる。
海外取引所で口座を開設
次は、Zcashの取り扱いがあり、なおかつ日本人の利用を受け付けている海外取引所の口座も用意しよう。
選択肢はいくつかあるが、おすすめは「MEXC(エムイーエックスシー)」だ。
MEXCの特長
- 取扱通貨が1,500種類以上
- 取引手数料が安い(現物取引は無料)
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類の提出が不要
MEXCの取扱銘柄数は1,500種類を超えており、国内取引所と比べるとその品揃えはケタ違いだ。
また、日本語表記に対応しているため、日本人でも直感的に扱える。
より詳しい情報や口座開設の方法は、以下の記事で別途詳しく解説しているので、MEXCが気になる方はぜひ参考にしてみてほしい。
国内取引所から海外取引所にビットコインを送金する
MEXCなどの海外取引所の口座を用意できたら、国内取引所からその口座に対し、用意したビットコインを送金しよう。
なお、仮想通貨取引所の間で仮想通貨を送金する際は、「トラベルルール」に注意しておかなければならない。
もしも自身が使用している国内取引所から、海外取引所へとビットコインを直接送れなければ、ウォレットを中継するようにしよう。
トラベルルールとは?
トラベルルールは、マネーロンダリングなどの不正行為への対策のために生まれた顧客情報の共有に関するルールだ。
トラベルルールへの対応のため、各仮想通貨取引所は専用のシステムを導入したが、そのシステムにはいくつかの種類があり、なおかつシステム間に今のところ互換性がない。
また、互換性がないことによる弊害として現状、一部の仮想通貨取引所同士で仮想通貨の送金・受取ができない状況が生まれている。
ちなみにプライベートのウォレットは、トラベルルールと関係がない。
したがってウォレットを中継すれば、手間とコストが余計にかかるが、問題なく送金することができる。
海外取引所でZcashを購入
ひととおりの準備が整ったら、最後に海外取引所でZcashを購入しよう。
ちなみに海外取引所ではステーブルコインでの取引が主流であり、MEXCにおいてもZcashの通貨ペアは、ステーブルコインのテザー(USDT)とのペアのみだ。
そのためMEXCでZcashの取引をおこなう場合は、一旦用意したビットコインをテザーへと換える必要がある。
ただMEXCでは、現物取引をおこなう際に取引手数料がかからない。
したがって取引の回数が増えるが、手数料による負担増の心配は無用だ。
以上、国内取引所と海外取引所の併用によるZcashの購入方法を紹介した。
海外取引所の中でもMEXCなら、日本語表記に対応しているため、日本人投資家でも直感的に扱える。
また、現物取引で取引手数料がかからないので、コスト面でも優位性がある。
口座開設はネット上で手軽に申し込めるので、Zcashへの投資に興味があるなら、この機会にMEXCの利用も検討してみてはいかがだろうか。
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)に関するよくある質問
最後に、Zcashに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- Zcashの総供給量は決まっていますか?
- Zcashの開発者はだれですか?
- Zcashが再び国内市場に上場する可能性はありますか?
Zcashの総供給量は決まっていますか?
Zcashの総供給量は、ベースとなったビットコインと同じ2,100万枚だ。
また、供給ペースをコントロールする仕組みとして、ビットコインと同じく半減期が設けられている。
Zcashの開発者はだれですか?
Zcashは、コンピューターセキュリティの専門家であり、起業家でもあるZooko Wilcox-O’Hearn氏の手によって生み出された。
また現在は、同氏が設立したElectric Coin Company(ECC)が、開発・アップデートをおこなっている。
Zcashが再び国内市場に上場する可能性はありますか?
前述のとおりZcashは、犯罪に悪用される懸念があることから、2018年にCoincheckでの取り扱いが廃止された。
またZcashが上場廃止されて以降、日本ではプライバシーコインが一切、仮想通貨取引所に上場していない。
断定はできないものの、Zcashが国内市場へと再上場する可能性は、今後も極めて低いと言わざるを得ないだろう。
Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)とは?まとめ
今回は、仮想通貨「Zcash」について、特徴や将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- Zcashは、ビットコインをベースとして2016年に開発された仮想通貨
- ビットコインと違い、ユーザーのプライバシー保護に重点が置かれている
- Zcashの保有者は、情報を外部に開示するかどうかを自分で選択できる
- プライバシーコインの中では、モネロに次いで時価総額が大きい
Zcashは、ユーザーのプライバシー保護に重点が置かれた「プライバシーコイン」の1種だ。
犯罪で悪用されかねないという懸念から、日本では2018年に上場廃止となったものの、グローバルな視点で見れば今もそれなりの実需と投資需要がある。
また、仮想通貨市場全体での時価総額ランキングでは80位、プライバシーコインに絞ると2番手*に付けている。*2023年8月16日時点、CoinMarketCap調べ
本記事をとおして将来性を見込めると感じた方は、MEXCなどの海外取引所を使い、Zcashへの投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。