ブロックチェーンや仮想通貨は、日本やシンガポールなどのアジア圏でも数多く誕生しており、世界中から注目を集めている。
今回取り上げるのは、そんなアジア(韓国)発祥の仮想通貨の1つ「MARSトークン(MRST)」だ。
まだまだマイナーな存在だが、Play to EarnのNFTゲームを起点として、一部界隈では期待の的となっている。
本記事ではそんなMARSトークンについて、主な特徴や将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- MARSトークンの基本情報、主な特徴
- MARSトークンのこれまでの値動き
- MARSトークンの将来性
- MARSトークンの価格予想
- MARSトークンを購入できる海外取引所
MARSトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがない。
そのため購入する際には、MARSトークンの取り扱いがあり、なおかつ日本人の利用を受け入れている海外取引所を利用する必要がある。
その2つの条件を満たす海外取引所はいくつかあるが、中でもMEXC(エムイーエックスシー)は、日本語表記に完全対応していて、日本人でもストレスなく扱える。
MARSトークンに関心がある方は、ぜひこの機会にMEXC公式サイトもチェックしてみてほしい。
MEXCの特長
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- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 取扱銘柄は2,500種*以上
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- 日本語表記に完全対応
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目次
MARSトークン(MRST)とは?
名称 | MARSトークン |
シンボル・通貨単位 | MRST |
公式サイト | https://marslabs.co |
MARSトークンは、メタバースを中心とした韓国発祥のプロジェクト「The Mars」のユーティリティトークンだ。
The Marsのメタバースは、「Mellowメタバース*」という。*Marsメタバースと表記されるケースもある
また、The Marsのコンテンツはメタバースに留まらず、NFTゲームやNFTマーケットプレイスなどにも及んでいる。
なおMARSトークンは、今のところ国内市場での取り扱いがない。
そのためMARSトークンの取引をしたい場合は、MEXCなどの海外取引所、もしくはDEX(分散型取引所)を利用する必要がある。
MARSトークンの特徴
さてMARSトークンは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- The Marsのユーティリティトークン
- NFTゲームをとおして獲得可能
- ステーキングの利回りが破格
- 開発メンバーが公開されている
The Marsのユーティリティトークン
前述のとおりMARSトークンは、The Marsのエコシステムにおいて、ユーティリティトークンとしての役割を与えられている。
主なユーティリティは以下のとおり。
主なユーティリティ
- メタバースの土地の拡張コスト
- ユーザー同士でアイテムを取引する際の決済通貨
- メタバース内広告を掲載する際のコスト
- 各種手数料の支払い手段
NFTゲームをとおして獲得可能
The Marsは「Mellowメタバース」だけでなく、NFTゲームの「MRST Mining APP」も手がけている。
MRST Mining APPは、仮想の火星を舞台にしたゲームで、プレイすることでMARSトークンを獲得することができる。
このゲームは無課金でのプレイも可能だが、「MRSTマイニングペット(MRST Mining PETS)」というNFTに先行投資しておくと、収益効率を上げることができる。
MRST Mining APP
The Mars無料posted withアプリーチ
ステーキングの利回りが破格
手持ちのMRSTはThe Marsの公式サイトにて、ステーキングすることができる。
その利回りは破格で、2023年11月時点では年利38.88%*に設定されている。*利回りは変動制
なお、ステーキングでは預け入れる銘柄と報酬の銘柄が同じものであるケースが多いが、MRSTのステーキングの報酬は、The Marsエコシステムのガバナンストークン「Phobosトークン(PBOS)」で支払われる。
開発メンバーが公開されている
ブロックチェーンのプロジェクトは、開発メンバーの名前や経歴が秘匿されているケースも多々ある。
しかしThe Marsの場合は以下のように、主要開発メンバーの名前と顔、そして経歴がつまびらかにされている。
そのためThe Marsは、投資家界隈などから、一定の信用を獲得している。
MARSトークンの値動き
ここで、MARSトークンの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2023年末までの値動き
次にMRST/USD(米ドル)チャートで、市場へ上場した2022年11月から、2023年末までの値動きを振り返っていこう。
御覧のとおりMARSトークンは、市場上場直後から価格が暴落している。
また、2023年5月以降は目ぼしい値動きもなく、底値を這うような展開が続いている。
なお、このような値動きを招いた主要因は、「MARSトークンにまだほとんど実需がないこと」だと見られている。
実は、The Marsのメタバース「Mellowメタバース」は開発段階にあり、正規版のローンチに至ってない。
つまりMARSトークンは、Mellowメタバース関連のユーティリティを付与されているものの、今はまだほとんど使う場がないのだ。
メタバースに先んじて市場に上場したものの、大抵の投資家はまだMARSトークンに対して静観する立場を取っており、先ほど示したような目ぼしい変動がない値動きにつながっている。
ただ、Mellowメタバースがローンチされた暁には、注目を浴びて大きく復調してくる可能性がある。
そうした予測を立てると、今の内にMARSトークンに仕込んでおくのも一つの手だ。
MARSトークン(MRST)の将来性
続いては次の2つの要素から、MARSトークンの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- Mellowメタバースが開発中
- 多くの企業とパートナーシップ契約を結んでいる
Mellowメタバースが開発中
MARSトークンの今後の趨勢は、Mellowメタバースにかかっているといっても過言ではないだろう。
ホワイトペーパーによると、これからのMellowメタバースの開発スケジュールは以下のとおり。
メタバースの開発スケジュール
- 2024年1Q:早期アクセスのフェーズ2を開始
- 〃 2Q:クローズドβテスト版をローンチ
- 〃 3Q:オープンβテスト版をローンチ
- 〃 4Q:正式版をローンチ
このスケジュールどおりに開発が進み、Mellowメタバースが2024年中にお披露目されれば、そのメタバースに起因してMARSトークンに実需が集まってくるはずだ。
多くの企業とパートナーシップ契約を結んでいる
The Marsは以下のように、韓国の大手自動車メーカー「ヒュンダイ(Hyundai)」をはじめとして、多くの企業やプロジェクトとパートナーシップ契約を結んでいる。
今はパートナーシップの活用の場がほぼないが、将来的にMellowメタバースが正式ローンチされれば、これらのパートナーの有名IPを利用したコンテンツが生まれてくる可能性も十分にある。
また有名IPを用いたコンテンツは、知名度の向上と、新規ユーザーの確保に大きく寄与してくれることだろう。
MARSトークン(MRST)の価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から「DigitalCoinPrice」をピックアップし、MARSトークンの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるMARSトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.00464 | $0.0106 | $0.0112 |
2025 | $0.0111 | $0.0126 | $0.0134 |
2026 | $0.0152 | $0.0172 | $0.0184 |
2027 | $0.0199 | $0.0231 | $0.0237 |
2028 | $0.0199 | $0.0231 | $0.0237 |
2029 | $0.0246 | $0.0274 | $0.0284 |
2030 | $0.0349 | $0.0383 | $0.0387 |
2031 | $0.0505 | $0.0531 | $0.0543 |
2032 | $0.0713 | $0.0743 | $0.0744 |
2033 | $0.0972 | $0.10 | $0.10 |
参考として、MARSトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 本記事執筆時点での価格:0.0051ドル(2024年3月18日)
- 史上最高値:0.070ドル(2022年7月21日)
DigitalCoinPriceは、今後10年でMARSトークンが堅調に値上がりしていくだろうと予想している。
前述のとおりThe Marsのメタバース「Mellowメタバース」はまだ正式ローンチに至っておらず、そうした背景もあって、現状のMARSトークンの時価総額は非常に少ない。
一方でMellowメタバースがローンチされた暁には、一気に需要が伸びる可能性があり、現状の時価総額が少ないからこそ、資金が流れ込んできた際に大きく高騰する可能性を秘めている。
そのような予測を立てると、上記の予想は決して絵空事ではなく、むしろもっと大きく飛躍する可能性すらあると言えるだろう。
今後に期待できると感じる方は、リスク管理を適切におこないつつ、MARSトークンへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
MARSトークンを購入できるおすすめ海外取引所
冒頭にも述べたように、MARSトークンは残念ながら、本記事執筆時点(2024年3月)では国内市場に上場していない。
そのため購入したい場合は、DEX(分散型取引所)もしくは海外取引所を利用する必要がある。
MARSトークンの取り扱いがある海外取引所の中では、MEXC(エムイーエックスシー)をおすすめしたい。
取扱銘柄数* | 2,500種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.00% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.01% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
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MEXCの銘柄ラインナップは2,500種類を優に超えており、海外取引所の中でもトップクラスの品揃えを誇る。
現物取引や先物取引、コピートレードなど、サービスの充実度も上々だ。
また、0.1%以下のリーズナブルな手数料で現物取引ができる点も、投資家にとってありがたい。
口座は無料でつくることができるので、ぜひこの機会にMEXCの利用を検討してみてほしい。
MARSトークンに関するよくある質問
最後に、MARSトークンに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- The MarsのSNSアカウントはありますか?
- The Marsの開発者はだれですか?
- MARSトークンのトークノミスクスはどのようになっていますか?
The MarsのSNSアカウントはありますか?
The Marsの主要なSNSアカウントは以下のとおり。
- X(旧Twitter)公式アカウント:@Mars_Labs
- YouTube公式チャンネル:@mars_labs
- Telegram公式アカウント:Mellow by The Mars
The Marsの開発者はだれですか?
The Marsの各種コンテンツ、およびMARSトークンを開発したのは、韓国のブロックチェーン企業「The Mars Corp.」だ。
先ほど紹介したように、The Mars Corp.のCEOを含む主要な開発メンバーの情報は、The Marsの公式サイトでチェックすることができる。
MARSトークンのトークノミスクスはどのようになっていますか?
MARSトークンの初期供給量は、50億MRSTだ。
また初期供給分の割り当ては、以下のグラフのようになっている。
- 20%:エコシステム内で流通
- 20%:メタバースの開発基金
- 20%:開発パートナーに分配
- 8%:出資者(ベンチャーキャピタルなど)へのプライベートセール
- 4%:IEOで一般販売
- 8%:市場への流動性提供分、およびマーケティングの資金
- 20%:開発チームへのインセンティブ
MARSトークン(MRST)とは?まとめ
今回は、The Marsエコシステムのユーティリティトークン「MARSトークン」について、主な特徴や将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- MARSトークンは、メタバースのプロジェクト「The Mars」のユーティリティトークン
- 今後ローンチ予定のMellowメタバースで、複数のユーティリティを付与されている
- NFTゲームをプレイすることで、MARSトークンを獲得することができる
- MARSトークンをステーキングすると、The Marsのガバナンストークンを稼げる
MARSトークンは、メタバースを中心とした韓国発のプロジェクト「The Mars」のユーティリティトークンだ。
今は肝心かなめのメタバースがローンチされていないため、実需と投資需要のどちらも乏しい状態にある。
一方で、メタバースがローンチされると、需要が集まって大きく値上がりする可能性を秘めている。
一攫千金につながる可能性も十分にあるので、興味がある方はMEXCなどの海外取引所を使い、長期目線でMARSトークンへの先行投資にトライしてみてはいかがだろうか。