仮想通貨のユースケースは多種多様で、昨今はスポーツチームのファンクラブ会員証のような役割を果たす「ファントークン」も人気を集めている。
今回は、そのファントークンと深い関りを持つ仮想通貨「Chiliz(チリーズ)」について、主な特徴や将来性などを解説していく。
Chilizへの投資に興味がある方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- Chilizの基本情報、主な特徴
- Chilizのこれまでの値動き
- Chilizの将来性
- Chilizの価格予想
- Chilizを購入できる仮想通貨取引所
Chilizを扱う国内取引所はいくつかあるが、その中でもGMOコインは、オリコン顧客満足度*で日本一になるほど、多くの投資家に支持されている。*2023年 オリコン顧客満足度®調査 暗号資産取引所 現物取引部門・証拠金取引部門
Chilizに興味がある方は、ぜひこの機会にもGMOコインのこともチェックしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
Chiliz(チリーズ/CHZ)とは?
名称 | Chiliz(チリーズ) |
シンボル・通貨単位 | CHZ |
ローンチ時期 | 2018年 |
サイトURL | https://www.chiliz.com/ |
上場先 | GMOコイン Coincheck bitbank DMM Bitcoin |
Chiliz(チリーズ)は、スポーツクラブとファンの交流を生み出すことを目的としたブロックチェーンのプロジェクト、およびそのプロジェクトのネイティブトークンだ。
Chilizの開発チームは、スポーツ団体のファントークンを発行したり売買したりすることができるプラットフォーム「Sosios.com」を手がけており、ChilizはそのSosios.comでファントークンを取引するための決済通貨に用いられている。
Chilizは、2022年10月にDMM Bitcoinから、国内市場への初上場を果たした。
また2024年3月時点では、GMOコインやbitbankなどでも取り扱われている。
Chiliz(チリーズ/CHZ)の特徴
さて、仮想通貨Chilizは次のような特徴を有している。
6つの特徴
- ファントークンの決済手段
- Sosios.comから無料で入手可能
- Chiliz Chainのネイティブトークンである
- ChilizXでの取引にも使える
- ステーキングが可能
- 定期的にバーン(焼却)される
ファントークンの決済手段
前述のとおりChilizは、ファントークンを扱うプラットフォーム「Sosios.com」において、決済通貨として用いられている。
Sosios.comでは、プロサッカーチームやプロバスケットボールチームなど、世界25カ国の150を超えるスポーツチームのファントークンが揃う。
トークンを発行しているチームの例
- FCバルセロナ(サッカー)
- ユベントス(サッカー)
- シャーロット・ホーネッツ(バスケ)
- ロサンゼルス・レイカーズ(バスケ)
- アストンマーティン(F1)
- アルファロメオ(F1)
各ファントークンは、有効期限のないファンクラブ会員証のような機能を持ち、ユーザーはファントークンを保有することによって、さまざまなサービスや特典を享受することができる。
Sosios.comから無料で入手可能
Sosios.comのアプリには、スマホのGPS機能と連動したゲーム「トークンハント」が用意されている。
ユーザーは、トークンハントのマップ上にプロットされた場所へ実際に行き、宝箱からChilizやファントークンを無料で獲得することができる。
Chiliz Chainのネイティブトークンである
Chilizの開発チームは、2023年に独自のブロックチェーン「Chiliz Chain」をローンチした。
Chiliz Chainでは今後、スポーツとエンターテインメントに関わる様々なアプリやサービスが拡充されていく見込みだ。
またChilizは、同ブロックチェーンのネイティブトークンとして用いられている。
ChilizXでの取引にも使える
ChilizXは、ファントークンに特化した世界初の仮想通貨取引所だ。
シンプルなUIデザインがなされており、また日本語表記にも対応しているため、日本人でも直感的に操作することが可能だ。
また、ChilizXで取り扱われているファントークンはいずれも、Chilizとの通貨ペアで取引されている。
ステーキングが可能
Chiliz Chainのコンセンサスアルゴリズム*は、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)から派生した「PoSA(プルーフ・オブ・ステーク・オーソリティ)」だ。*トランザクションを検証し、合意形成を図るための仕組み
コンセンサスアルゴリズムがPoSの派生形だということはつまり、Chiliz Chainでは、Chilizのステーキングでインセンティブを得ることができるということだ。
またバリデーター(トランザクションの検証者のこと)は、Chiliz Chainのガバナンスに参加することもできる。
定期的にバーン(焼却)される
Chilizの総発行枚数は88億8,888万8,888CHZであり、2018年のローンチ時にそのすべてが発行済みである。
またChilizは、定期的におこなわれるバーン(焼却)によって、少しずつ市場流通量が減少し続けている。
そうした希少価値を引き上げる仕組みを用いることにより、Chilizはインフレを抑制している。
Chiliz(チリーズ/CHZ)の値動き
ここで、Chilizのこれまでの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2023年末までの値動き
次にCHZ/USDチャートで、2020年1月から2023年末までの値動きをおさらいしていこう。
御覧のとおりChilizは、2021年2月末からいわゆる「コロナバブル」で、突如として大きく高騰している。
しかしバブルが崩壊すると、長期的な下落トレンドに陥ってしまい、高騰が起きる前とほとんど変わらない価格帯まで逆戻りしてしまった。
長らく下落基調が続いたのち、2023年の後半からやや復調の兆しが見え始めているが、今のところはバブル時に付けた高値には遠く及ばない水準にある。
一方で現状をポジティブな目で見ると、「今のChilizは、安く買い付けられる状態にある」とも言える。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひ今の内にGMOコインなどを使い、Chilizに投資してみるとよいだろう。
将来性に関わる注目ポイント
続いては以下の4つの要素から、Chilizの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- ファントークンを活用するチームが増加中
- スポーツ関連の銘柄で時価総額トップ
- Chilizエコシステムが拡大している
- ステーキングによる中長期的な需要がある
ファントークンを活用するチームが増加中
ChilizおよびSosios.comは、ファントークンの火付け役のような存在だ。
Sosios.comが人気を集めたことにより、ファントークンを経営戦略に取り入れるスポーツチームが着実に増えてきている。
日本でも例えば、Jasmy Coinを手がけるジャスミー株式会社がプロサッカーチーム「サガン鳥栖」のファントークンを手がけるなど、ファントークンを活用する動きが広まっている。
そうしたファントークンの市場拡大の流れは、Chilizの需要も中長期的に下支えしてくれるはずだ。
スポーツ関連の銘柄で時価総額トップ
仮想通貨のデータアグリゲーター「CoinMarketCap」において、スポーツに関連する銘柄に絞ってその時価総額を比べてみると、数ある銘柄の中でChilizの時価総額がもっとも大きい*。*2024年3月27日時点
今後、ファントークンの市場が拡大していく中で、次々と新しい銘柄が登場してくると思われる。
だがChilizは、先行者利益によって大きな需要を獲得している状態にあり、そう簡単に後発の銘柄から市場シェアを奪われることはないだろう。
Chilizエコシステムが拡大している
前述のとおりChilizの開発チームは、2023年に独自のブロックチェーン「Chiliz Chain」をローンチした。
今後そのブロックチェーンを基盤として、さまざまなアプリやサービスが展開されていく見込みだ。
Chilizのエコシステムが充実していけば、自ずとChilizの価格にもポジティブな影響が表れるはずだ。
ステーキングによる中長期的な需要がある
Chiliz Chainでは、Chilizを用いたステーキングをおこなうことができる。
また、ステーキングで利益を得るには、一定期間Chilizを保有し続けなければならない。
そうしたステーキングのための中長期的な需要は、Chilizの価格を下支えしていくことだろう。
Chiliz(チリーズ/CHZ)の価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から、「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、Chilizの価格予想を紹介する。
まず、PricePredictionにおける今後10年の価格予想は以下のとおりだ。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.090 | $0.094 | $0.10 |
2024 | $0.13 | $0.13 | $0.16 |
2025 | $0.19 | $0.19 | $0.22 |
2026 | $0.27 | $0.28 | $0.32 |
2027 | $0.40 | $0.41 | $0.47 |
2028 | $0.57 | $0.58 | $0.69 |
2029 | $0.81 | $0.83 | $0.99 |
2030 | $1.14 | $1.19 | $1.41 |
2031 | $1.64 | $1.69 | $2.00 |
2032 | $2.28 | $2.36 | $2.81 |
またDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想がなされている。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.0685 | $0.16 | $0.17 |
2024 | $0.16 | $0.20 | $0.20 |
2025 | $0.23 | $0.27 | $0.28 |
2026 | $0.30 | $0.34 | $0.35 |
2027 | $0.30 | $0.34 | $0.35 |
2028 | $0.36 | $0.40 | $0.41 |
2029 | $0.52 | $0.55 | $0.57 |
2030 | $0.75 | $0.79 | $0.80 |
2031 | $1.06 | $1.08 | $1.10 |
2032 | $1.44 | $1.48 | $1.49 |
参考としてChilizの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 記事執筆時の価格:0.146ドル(2024年3月27日)
- 史上最高値:0.89ドル(2021年3月13日)
PricePredictionとDigitalCoinPriceはどちらも、「今後10年でChilizの価格が上がっていく」という予想を立てている。
もちろん2者が値上がりを予想したからと言って、未来の値動きは確約されない。
しかし、投資すべきかどうかを検討する際には、有効な判断材料の1つとして扱えるはずだ。
こうした予想や現状の値動き、将来性などを総合的に勘案し、Chilizに投資対象としての魅力を感じた方は、GMOコインからChilizへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
Chilizを購入できる仮想通貨取引所
さて、2024年3月時点でChilizの取り扱いがある国内取引所は、以下の4社だ。
Chilizを扱う国内取引所
また、これらの中でもイチオシはGMOコインだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
冒頭に述べたとおりGMOコインは、オリコン顧客満足度調査において、現物取引と証拠金(レバレッジ)取引の両部門で満足度No.1を獲得している人気の仮想通貨取引所だ。
現物取引とレバレッジ取引ができるだけでなく、
- レンディング
- ステーキング
- 自動積立
といったポピュラーなサービスが抜け目なく揃っている点が、ユーザーから評価される大きな要因となっている。
またChilizももちろん、現物取引だけでなく、自動積立やレンディングで運用することができる。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にGMOコインの利用を検討してみてほしい。
Chiliz(チリーズ/CHZ)に関するQ&A
最後に、Chilizに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- Chilizの開発者はだれですか?
- MetaMaskでChilizを保管することはできますか?
- Chilizのステーキングは、どこでおこなうことができますか?
Chilizの開発者はだれですか?
Chilizは、多国籍企業であるChiliz社によって開発された。
主要な開発メンバーやオフィス所在地は、Chiliz公式サイトで公開されている。
MetaMaskでChilizを保管することはできますか?
Chilizは、もともとイーサリアムチェーンを基盤としており、2023年に独自チェーンのChiliz Chainへと移行した。
また、新しい基盤であるChiliz Chainは、イーサリアムチェーンとの互換性を有している。
一方でウォレットのMetaMaskは、イーサリアムチェーンと、同チェーンとの互換性を持つ各種ブロックチェーンに対応している。
したがってMetaMaskで、Chiliz ChainのネイティブトークンであるChilizを保管することは可能だ。
Chilizのステーキングは、どこでおこなうことができますか?
Chilizのステーキングは、以下のリンク先からおこなうことができる。
Chiliz(チリーズ/CHZ)とは?まとめ
今回は仮想通貨Chiliz(チリーズ)について、主な特徴や値動き、将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- Chilizは、Sosios.comでのファントークンの取引に欠かせない仮想通貨
- Sosios.comのサービス「トークンハント」で入手が可能
- Chiliz Chainのネイティブトークンである
- Chilizをステーキングすれば、ステーキング報酬を得られる
Chilizは、ファントークンを扱うSosios.comで取引に用いられている仮想通貨であり、同時にChiliz Chainのネイティブトークンでもある。
スポーツ関連の銘柄の中では現状、時価総額トップに立っており、ファントークンの活用が広まっていることから将来性も見込める。
本記事をとおして興味を持った方は、GMOコインなどの仮想通貨取引所を使い、Chilizへの投資に挑戦してみてはいかがだろうか。