海外取引所の先物取引と言えば、高いレバレッジを掛けられることが広く知られています。
しかし、それ以外の特徴はよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、海外取引所の先物取引にフォーカスし、その特徴や魅力、利用時の注意点などをわかりやすく解説していきます。

国内取引所とも比較しながら解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- 国内取引所のレバレッジ取引との違い/共通点
- 海外取引所の先物取引の魅力
- 先物取引を利用する際の注意点
- 先物取引でおすすめの海外取引所
先物取引を提供している海外取引所の中でも、MEXCは取引手数料が特に安く、多くの投資家に支持されています。
メールアドレスを登録するだけで使えるので、先物取引に興味がある方はぜひ、MEXCのこともチェックしてみてください。
MEXCの特長
- 世界で1,000万人以上に選ばれている
- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 取扱銘柄は2,900種*以上
- 日本語表記に完全対応
- 初心者でも稼ぎやすいサービスが充実
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目次
海外取引所|仮想通貨の先物取引とは?

まず先物取引とは、将来の特定の時点において、あらかじめ決めていた価格で対象資産を売買する取引のことです。

決済の期限があるということですね。
ただし、海外取引所の先物取引と言えば、基本的には「無期限」先物取引のサービスを指します。
無期限先物は通常の先物と違い、その名のとおり決済の期限が設定されていません。
そのため無期限先物を利用する投資家は、基本的に自身が望んだタイミングで決済をおこなうことができます。

通常の先物よりも無期限先物の方が、サービスに柔軟性がありますね。
さて海外取引所が提供する「無期限先物取引」と、国内取引所が提供する「レバレッジ取引(CFD)」は、以下のような共通点を持ちます。
両者の共通点
- 証拠金を担保にして、レバレッジを掛けられる
- ロングとショート、どちらからでも仕掛けられる
- 現物資産を扱わない(差金の受渡しで決済)
- 24時間365日、取引が可能

本質的な部分は、それほど変わりません。
一方で、以下のような違いも存在しています。
両者の主な相違点
- レバレッジの倍率
- 取扱銘柄数
- 手数料体系
- 担保に用いる資産
- 投資家の資産保護の仕組み
これから上記の違いを見比べつつ、海外取引所の先物取引の特徴や魅力を解説します。
1つ1つ見比べると、海外取引所の先物取引は、国内取引所のレバレッジ取引と比べてより魅力的であることが鮮明になっていくでしょう。
海外取引所|先物取引の特徴・魅力
それでは、海外取引所の先物取引(無期限先物)が持つ特徴や魅力を確認していきましょう。
主な特徴・魅力
- 高いレバレッジを掛けられる
- 取扱銘柄が国内取引所とはケタ違い
- 取引手数料が安い
- ポジション維持コストは一概に徴収されない
- 本人確認なしで使えるところもある
高いレバレッジを掛けられる
国内取引所のレバレッジ取引は、ユーザーの資産保護の観点から、どの事業者もレバレッジが最大2倍までに制限されています。

一方で海外取引所の先物取引は、ユーザー保護よりも裁量の幅に重きが置かれており、その多くが最大100倍以上のレバレッジを掛けられることが可能です。
例えばMEXCの場合は、取引する銘柄次第で、最大200倍までレバレッジを掛けることができます。

ポイント
先物取引のレバレッジは、必ず100倍や200倍かかるというわけではありません。
MEXCのレバレッジ倍率に「1~200」とあるように、その範囲内で、ユーザーが任意で倍率を調整することができます。
もちろん、1倍(=レバレッジを使わない)という選択も可能です。
取扱銘柄が国内取引所とはケタ違い
国内取引所は、海外取引所に比べて取扱銘柄が少ない点がデメリットの1つです。
レバレッジ取引で国内最多の銘柄を扱うDMM Bitcoinでも、取り扱いは約30種類にとどまり、50種類にも達していません。
かたや海外取引所は、基本的にどこも、先物取引で数百種類もの銘柄(通貨ペア)が用意されています。

投資対象の豊富さは、国内取引所とは比較にならないですね!
取引手数料が安い
需要が日本国内に限られる国内取引所は薄利多売が難しいので、海外取引所と比べると、高めの取引手数料を設定せざるを得ません。
ほとんどの国内取引所では、レバレッジ取引の形式が「販売所」となっており、取引手数料(正確にはスプレッド)が割高になる傾向があります。

一方で世界中の投資家が集まる海外取引所は、薄利多売が可能です。
基本的に取引の形式は、ユーザー同士でポジションを売買する「取引所」であり、取引手数料が非常に安く抑えられています。

ポジション維持コストは一概に徴収されない
国内取引所のレバレッジ取引では、保有ポジションが日を跨ぐたびに、そのポジションの維持手数料(レバレッジ手数料と呼ばれる)を徴収されます。
多くの場合、レバレッジ手数料は固定値で、例えばDMM Bitcoinでは「ポジション金額×0.04%/日」に設定されています。
一見わずかな金額に思えるかもしれませんが、日々積み重なると意外と無視できないコストになることがあります。

一方で海外取引所は、レバレッジ手数料がない代わりに、「資金調達手数料」というものが設けられています。
資金調達手数料は、無期限先物とそれに対応する現物市場との間で、価格差を抑えるメカニズムとして機能します。
またこの手数料は、仮想通貨取引所側に徴収されるのではなく、各ポジションを保有するユーザー同士でやり取りする仕組みになっています。
例えばその比率(資金調達率という)がプラスだった場合、ロングポジションの保有者がショートポジションの保有者に手数料を支払います。
マイナスのときは、その逆です。

このように資金調達手数料は、必ずしも払い続けるものではなく、保有ポジションの方向次第では受け取れることもあります。

この資金調達手数料を活かして、安定性の高い投資戦略を取ることもできます!
本人確認なしで使えるところもある
国内取引所では、サービスを利用する際に必ず本人確認(個人情報の開示、本人確認書類の提出)を求められます。
また、特にリスクの高いレバレッジ取引は、現物取引と比べて審査が厳しい傾向があります。
投資経験や資産状況、投資目的などの内容によっては、サービスの利用を認められないこともあります。
一方で海外取引所は、「投資は自己責任」という考えが強く、本人確認や厳しい審査を受けずに使えるところが多くあります。
例えばMEXCは現状、メールアドレスを登録しただけでアカウントをつくれます。
また、もちろんアカウントを作成すれば、現物取引だけでなく先物取引も楽しむことができます。
海外取引所|先物取引の注意点
ここまで紹介したように、海外取引所の先物取引には、国内取引所のレバレッジ取引にはない魅力が数多くあります。
一方で、国内取引所とは異なる以下のような注意点もあるので、覚えておきましょう。
主な注意点
- 日本円を証拠金(担保)にできない
- レバレッジの掛け方に注意
日本円を証拠金(担保)にできない
国内取引所のレバレッジ取引では、言うまでもなく日本円を取引の担保(証拠金)に充てることができます。
かたや海外取引所の先物取引は、ステーブルコインのテザー(USDT)を担保にするのが基本の仕様です。
そもそも海外取引所は、日本円の入金にも対応していません。
そのため担保となるテザーを用意するのに、やや手間とコストがかかってしまいます。
一般的なテザーの入手ルート
- 国内取引所でメジャー通貨(BTCなど)を購入
- BTCなどを海外取引所に送金
- 海外取引所でBTCをテザーに換金
レバレッジの掛け方に注意
前述のとおり海外取引所では、ユーザー側の裁量で、100倍を超えるレバレッジを掛けることもできます。

ただ、レバレッジは諸刃の剣です。
大きなレバレッジを掛けて取引が上手くいけば、短期間で大きな利益を得ることができます。
しかし、その逆に失敗すれば、短期間で資産を一気に失う可能性もあります。
そのため、先物取引のレバレッジを扱う際は、慎重な戦略とリスク管理が欠かせません。

海外取引所のレバレッジは調整可能なので、最初の内は極力抑えるようにするといいかもしれません。
先物取引ができるおすすめ海外取引所
ここで、日本人でも先物取引を楽しめる海外取引所を2社紹介します。
MEXC
種類 | USDT-M無期限先物 Coin-M無期限先物 コピートレード |
取引手数料 | Maker:0% Taker:0.02% |
強制決済手数料 | 0.02% |
その他サービス | デモ取引 先物イベント |
MEXC(エムイーエックスシー)は、世界170の国と地域で、1,000万人以上にサービスを提供している大手海外取引所です。
取引手数料がリーズナブルなのが魅力の1つで、先物取引の取引手数料も、Maker・Takerともに業界最安水準となっています。
また先物取引は、
- テザーを担保とする「USDT-M無期限先物」
- 原資産の仮想通貨を担保とする「Coin-M無期限先物」
- 熟練トレーダーの戦略を真似できる「コピートレード」
これら3種類から、自分に合ったものを選べます。
さらに先物取引のデモトレードも用意されており、技術に自信がなければ、先にデモで実戦経験を積むことができます。
Bybit
種類 | USDT無期限先物 インバース型先物 インバース型無期限先物 USDC先物 USDC無期限先物 USDCオプション コピートレード 取引ボット |
取引手数料 | Maker:0.055%* Taker:0.02%* *割引プログラムあり |
強制決済手数料 | 無料 |
その他サービス | デモ取引 MetaTrader4 |
Bybit(バイビット)は多彩なサービスが魅力の海外取引所で、先物取引も以下のとおりラインナップが豊富です。

これら以外に、コピートレードや取引ボットで先物取引をおこなうこともできます。
またBybitは、日本人投資家を含めて世界中の投資家に利用されており、業界トップクラスの流動性を誇ります。
そのため急激な価格変動があっても、流動性が大きく損なわれることなく、安定した取引を楽しめます。
海外取引所の先物取引に関するQ&A
最後に、海外取引所の先物取引に関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- 海外取引所に追加証拠金制度はありますか?
- 海外取引所を利用した場合、税金の支払いはどのようになりますか?
- 仮想通貨の先物取引は税法上、申告分離課税の対象になりますか?
海外取引所に追加証拠金制度はありますか?
国内取引所のレバレッジ取引では、含み損が膨らんで証拠金(担保)の維持率が100%を下回ったとしても、一定の猶予を与えてもらえます。
例えばDMM Bitcoinなら、証拠金維持率が100%以下になっても、翌営業日の午前4時59分までに証拠金を補充すれば、ロスカットを一時的に避けられます。

一方で海外取引所の先物取引には、こうした追加証拠金制度はありません。
証拠金維持率が100%を下回った段階で、基本的にはバッサリと強制ロスカットされてしまいます。
なお中には「自動マージン追加機能」によって、証拠金維持率が100%を割り込んだ時に証拠金を追加するかどうかを任意で設定できるところもあります。
海外取引所を利用した場合、税金の支払いはどのようになりますか?
海外取引所を利用しても、日本居住者であれば日本の税法が適用されます。
先物取引による利益は、雑所得として課税の対象になります。
仮想通貨の先物取引は税法上、申告分離課税の対象になりますか?
例えばFX(外国為替証拠金取引)の場合は税法上、申告分離課税の対象になります。
一方で仮想通貨の先物取引は、金融商品取引法上の括りはFXと同じ(金融商品先物取引等に該当)です。
しかし、租税特別措置法の規定によって、申告分離課税の対象からは除かれています。
つまり仮想通貨の先物取引による利益は、総合課税の対象になるということです。
海外取引所の先物取引まとめ
今回は海外取引所の先物取引について、その特徴やおすすめの仮想通貨取引所などを紹介しました。
この記事のまとめ
- 海外取引所の先物取引は、国内取引所のサービスよりも取引手数料がリーズナブル
- レバレッジ手数料の徴収もない
- 国内取引所と比べると、取扱銘柄数がケタ違い
- 自身の戦略に合わせて、100倍以上のレバレッジを掛けることも可能
海外取引所の先物取引は、取扱銘柄やサービスのラインナップが非常に充実しています。
また、薄利多売によって取引手数料もリーズナブルと、国内取引所よりも優れている点が多々あります。

興味がある方はぜひ、実際に口座をつくり、海外取引所の先物取引にトライしてみてはいかがでしょうか。
なおMEXCでは、海外取引所の中でもトップクラスの銘柄数が用意されており、それらをリーズナブルな手数料で取引することができます。
メールアドレスを登録するだけで口座をつくれるので、まだ使ったことがなければ、この機会にMEXCの利用を検討してみてください。
MEXCの特長
- 世界で1,000万人以上に選ばれている
- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 取扱銘柄は2,900種*以上
- 日本語表記に完全対応
- 初心者でも稼ぎやすいサービスが充実
*2025年1月時点