Meta社(旧Facebook社)は、メタバースやAIをはじめとして、ITのあらゆる分野で事業をおこなっています。
もちろんブロックチェーンの開発にも取り組んでいたことがあったのだが、その取り組みは残念ながら、各国の規制当局の反発を受けて頓挫してしまいました。
しかし、Meta社で培われた技術は無駄にならず、同社のブロックチェーン開発に携わっていたエンジニアらが別途立ち上げたプロジェクトへと引き継がれることとなります。
そんな後継プロジェクトの1つが、今回取り上げる「Sui Network(スイ・ネットワーク)」です。
この記事では、そのSui Networkとネイティブトークンである「SUIトークン」について、特徴や将来性、購入方法などを紹介していきます。
この記事からわかること
- Sui NetworkとSUIトークンの基本情報
- Sui NetworkとSUIトークンの特徴
- SUIトークンのこれまでの値動き
- Sui NetworkとSUIトークンの将来性
- SUIトークンの価格予想
- SUIトークンを買える仮想通貨取引所
2024年10月時点でSUIトークンは、国内の仮想通貨取引所3社に上場中です。
その中でもOKJなら、ただSUIトークンを買えるだけでなく、同銘柄のステーキングで稼ぐこともできます。
SUIトークンへの投資にトライしてみたい方は、ぜひこの機会にOKJの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- 取引手数料がリーズナブル*
- 積立やステーキングなどのサービスが充実
*現物取引(取引所)を使った場合
目次
Sui Network/SUIトークンとは?
名称 | SUIトークン |
シンボル・通貨単位 | SUI |
ローンチ時期 | 2023年5月3日 |
サイトURL | https://sui.io |
主な上場先 | OKJ BitTrade Binance Japan |
SUI Networkは、2023年5月3日にメインネットがローンチされた、比較的新しいレイヤー1ブロックチェーンです。
レイヤー1ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンのネットワークの中で、トランザクションの処理やセキュリティ管理を担うメインのブロックチェーンのこと。
イーサリアムチェーンなどと同様にSui Networkは、DApps(分散型アプリ)やNFTなどの開発プラットフォームとしての役割を持っています。
SUI Networkのネイティブトークンは「SUIトークン」と言い、DApps(分散型アプリ)での決済やネットワーク手数料の支払いなどに用いられています。
また冒頭に述べたようにSUIトークンは、OKJなどの国内の仮想通貨取引所を使って、取引することが可能です。
SUIトークン/Sui Networkの特徴
さて、2023年5月にメインネットがローンチされたSui Networkと、そのネイティブトークンであるSUIトークンは、主に次のような特徴を持っています。
主な特徴
- Diem系L1ブロックチェーンの1つ
- トランザクションの並列処理が可能
- コンセンサスアルゴリズムはDPoS
- プログラミング言語にMoveを採用
- 暗号化技術の一部にゼロ知識証明を採用
Diem系L1ブロックチェーンの1つ
「Diem(ディエム)」とは、過去にMeta社(旧Facebook社)が開発をおこなっていたレイヤー1ブロックチェーンのことです。
マネーロンダリングなどで悪用されかねないという懸念から、Diemは各国規制当局から批判を浴び、ローンチにたどり着かないまま2022年1月に開発が中止されることとなりました。
そこでDiemの元開発者らは、Diemの特徴を引き継いだいくつかのプロジェクトを別途立ち上げるのですが、その中の1つが「Sui Network」です。
なおDiemの後継レイヤー1ブロックチェーンは、SUI Networkの他にも
- Aptos(アプトス)
- Linera(リネラ)
などがあります。
Aptosについては別途以下の記事で紹介しているので、興味があればチェックしてみてください。
トランザクションの並列処理が可能
Diem系L1チェーンの共通点の1つに、トランザクションの並列処理が可能である点が挙げられます。
Sui Networkの場合は、トランザクション(取引)の種類を他のトランザクションとの関係性や複雑度によって2種類に分類し、それぞれに適した方法で並列処理する仕組みが用いられています。
この仕組みによって、1秒間に約30万件ものトランザクションを処理することができ、各トランザクションのファイナリティ*はわずか400ミリ秒(平均値)と1秒を切る高速性を実現しました。*処理完了までにかかる時間のこと
以下のグラフが示すとおりSui Networkのトランザクション処理性能は、イーサリアムチェーンやSolanaチェーンなど、他の主要なブロックチェーンを大幅に上回っています。
また、処理性能が高いため、より複雑なDApps(NFTゲームなど)も無理なく稼働させられます。
コンセンサスアルゴリズムはDPoS
Sui Networkのコンセンサスアルゴリズムは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)から派生した「DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)」です。
PoSとは異なりDPoSは、対象通貨の保有量に応じた投票でバリデーター(ブロック承認者)が選出される仕組みになっており、ネットワークに貢献したバリデーターにはステーキング報酬が支払われます。
また、投票相手がバリデーターに選ばれた場合、投票した側にも投票数に応じたステーキング報酬が分配されます。
つまりわざわざ自分がバリデーターにならずとも、投票するだけ(≒SUIトークンを保有しているだけ)で、インカムゲインを得られるということです。
プログラミング言語に「Move」を採用
Moveは、Diemの時代にMeta社で開発された独自のプログラミング言語です。
安全性重視の言語であり、資産の複製や紛失を防げる仕組みがあらかじめ組み込まれています。
Sui NetworkはそのMoveをDiemから引き継いでおり、言語レベルで仮想通貨の二重支払いなどのトラブルが起こり得ない仕様となっています。
暗号化技術の一部にゼロ知識証明を採用
ゼロ知識証明とは、ある主張が正しいことを、その主張に関する詳細な情報を明かさずに証明する方法のこと。
例えば、ある仮想通貨の取引で「送金者が自分の残高を超えて送金していない」ことを証明する必要があったとして、その残高や取引履歴を公開したくない場合もあるでしょう。
そんなときにゼロ知識証明を使うと、送金者は自分の残高を秘密にしながら、正しい金額を送金していることを証明できます。
Sui Networkはこうしたゼロ知識証明の技術を取り入れることで、ユーザーのプライバシーを確保しつつ、不正のない取引を実現しています。
SUIトークンの値動き
それではここで、SUIトークンの値動きを確認していきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおり。
2024年10月までの値動き
次に、過去の値動きもおさらいしておきましょう。
ローンチ(2023年5月)から2024年10月までの値動きは、以下のチャートのとおり。
御覧のとおりSUIトークンは、中期的な乱高下を見せつつも、長期目線では高値を切り上げて上昇トレンドを形成しています。
また後ほど価格予想を紹介するが、SUIトークンの価格は長期的に見るとまだまだ上がっていくとの見方が強いです。
値上がりの見込みがあると見る方は、SUIトークンの取り扱いがあるOKJのことも、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
SUIトークン/Sui Networkの将来性
繰り返しになるがSui Networkは、2023年5月にローンチされた新しいレイヤー1ブロックチェーンです。
その今後は、次のような要素によって左右されるものと見られています。
今後に関わる注目ポイント
- DeFiエコシステムが拡大している
- NFT分野での活躍も期待大
- 競合とのシェア獲得競争に要注目
DeFiエコシステムが拡大している
Sui Networkはその高いスケーラビリティと低い取引コストを活かし、DeFi市場の中心的存在になる可能性があります。
実際に主要ブロックチェーンのTVL(預かり資産)を比較してみると、Sui Networkは新興チェーンながらトップ10に入ってきており、その成長性の高さがうかがえます。
今後もSui NetworkおよびSUIトークンを活用するDeFiプロジェクトが増えていけば、その実需が、SUIトークンの価格上昇の要因となると予想されています。
NFT分野での活躍も期待大
前述のとおりSui Networkは、並列処理による高速なトランザクション処理能力と低レイテンシーが大きな魅力です。
またその性能を活かし、NFTゲーム分野での活躍が期待されています。
先ほど挙げたDeFiのみならず、NFTゲームなど多岐に渡る分野でインフラとして支持を集められれば、Sui Networkの地盤は中長期的に強固なものとなっていくはずです。
競合とのシェア獲得競争に要注目
先ほど紹介したようにDiem系のレイヤー1ブロックチェーンは、AptosやLineraがあり、いずれも似通った特徴を持っています。
これらの内、Aptosは一歩早く2022年10月にメインネットがローンチされ、先行者利益を獲得した状態にあります。
続いてSui Networkもローンチされたが、市場シェアを伸ばしていくためには、先行するAptosとの需要獲得競争に打ち勝っていかなければならないでしょう。
また、今後出てくるであろうLineraも決して侮れません。
これからSUIトークンに投資するなら、そうした類似チェーンとの相対的な位置関係の変化にも、ぜひ注目してみてください。
SUIトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中からDigitalCoinPriceを取り上げ、SUIトークンの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるSUIトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $1.41 | $3.13 | $3.46 |
2025 | $3.38 | $3.95 | $4.08 |
2026 | $4.62 | $5.44 | $5.74 |
2027 | $6.06 | $7.13 | $7.19 |
2028 | $6.06 | $7.13 | $7.19 |
2029 | $7.48 | $8.26 | $8.64 |
2030 | $10.62 | $11.36 | $11.65 |
2031 | $15.33 | $15.90 | $16.40 |
2032 | $21.64 | $22.38 | $22.53 |
2033 | $29.51 | $30.28 | $30.62 |
あくまで予想だということは留意しておいてもらいたいが、DigitalCoinPriceは、今後10年でSUIトークンの価格が右肩上がりで高騰していくだろうとの見立てを示しています。
絵空事に思えるかもしれないが、他の銘柄における過去の価格動向を鑑みると、上記の値上がり幅での高騰は、十分に起こり得る範疇です。
この予測を1つの参考として、現状を先行投資のチャンスと見る方は、ぜひSUIトークンへの投資を一考してみてはいかがでしょうか。
SUIトークンを買える仮想通貨取引所
SUIトークンは、2024年10月時点で以下の国内3社に上場しています。
SUIを扱う国内取引所
またこの3社の内で、よりおすすめしたいのはOKJです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、DAI、DEP、DOGE、DOT、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KYAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、OAS、OKB、PLT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、TRX、XLM、XRP、XTZ、ZIL、OP、NEO、TON 【全43種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキング Flash Deals 積立 API |
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
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運営しているのは、世界各国で仮想通貨取引サービスを展開するOKグループであり、グローバルな流動性のもと、安全かつスピーディに取引をおこなうことができます。
また、自動積立やステーキングといった裁量取引以外のサービスも充実しているため、自分のスタイルに合った方法を選んで、SUIトークンなどの仮想通貨を運用することができます。
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Sui Network/SUIトークンとは?まとめ
今回はSui Networkと、そのネイティブトークンであるSUIトークンについて、特徴や将来性、購入方法などを紹介しました。
この記事のまとめ
- Sui Networkは、2023年5月にメインネットがローンチされたL1チェーン
- 過去にMeta社が開発を断念した「Diem」の特徴を引き継いでいる
- 並列処理が可能なため、トランザクションの処理スピードがはやい
- コンセンサスアルゴリズムはDPoSで、SUIトークンのステーキングが可能
Sui Networkは、2023年5月にメインネットがローンチされた、新興のレイヤー1ブロックチェーンです。
Diem系L1チェーンの1つとしてローンチ前から注目されていたため、SUIトークンは市場上場から瞬く間に、時価総額ランキングの上位にランクインしました。
また、本記事執筆時点(2024年10月)でも、時価総額ランキングでトップ50位内をキープしています。
今後のさらなる需要拡大に期待する方は、ぜひOKJを使い、SUIトークンへの投資にトライしてみはいかがでしょうか。