NFTゲームは2021年から2022年にかけて、大きなブームを巻き起こした。
そのブームをけん引したタイトルの1つが、今回取り上げる「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」だ。
ピーク時のThe Sandboxは、月間の累計アクティブユーザー数が100万人を超えるほどの人気を誇っていた。
本記事ではそんなThe Sandboxと、ゲーム内通貨の「SAND」について、主な特徴や将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- The Sandbox/SANDの基本情報
- The Sandbox/SANDの3つの特徴
- SANDの値動き
- The Sandbox/SANDの将来性
- SAND購入におすすめの仮想通貨取引所
SANDはメジャーな銘柄の1つで、国内だと仮想通貨取引所9社で取り扱われている*。*2024年7月時点
その中でも、SANDを購入する上でのイチオシはGMOコインだ。
SANDは実用目的で購入する方も多いと思うが、GMOコインなら、手数料ゼロ円で同銘柄を出金することができる。
無料で口座をつくれるので、SANDに興味がある方は、ぜひGMOコインを実際に使って同銘柄の取引にトライしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
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*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
The Sandbox/SANDとは?
名称 | SAND |
シンボル・通貨単位 | SAND |
ローンチ時期 | 2020年 |
公式サイト | https://www.sandbox.game/ |
主な上場先 | GMOコイン bitbank BitTrade OKCoin Japan Coincheck |
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、イーサリアムチェーンおよびPolygonチェーンを基盤としたNFTゲームだ。
メタバース上の土地で、建物やアイテムをつくったり、他のプレイヤーとコミュニケーションを取ったりと、自由自在に楽しめるゲームとなっている。
仮想通貨「SAND」はThe Sandboxのゲーム内通貨であり、NFTの決済やガバナンスなどに用いられている。
またSANDは、GMOコインやbitbankなどで取引することができる。
The Sandbox/SANDの特徴
さて、The Sandboxとそのゲーム内通貨SANDには、次のような特徴がある。
3つの特徴
- サンドボックス系のNFTゲーム
- NFTはマーケットプレイスで売買可能
- SANDはゲーム内通貨
サンドボックス系のNFTゲーム
The Sandboxはその名のとおり、「サンドボックス」というジャンルに属するNFTゲームだ。
サンドボックスとは?
ゲームジャンルの1つで、明確な目標やストーリーは用意されておらず、メタバースなどの中で自由に行動できるゲームのことを指す。
代表例としては、MineCraftやどうぶつの森がある。
ユーザーはThe Sandboxのメタバースの中で、
- 土地を所有して建物を建てる
- ツールを使って独自の体験コンテンツをつくる
- キャラクターやアイテムを創造する
といった、さまざまな遊びを楽しむことができる。
NFTはマーケットプレイスで売買可能
The Sandboxでは、ツールを使って自由に3Dのキャラクターやアイテムをつくることができる。
また作成したキャラクターやアイテムは、NFT化することも可能だ。
そしてNFTは、メタバース内で使用されるだけでなく、公式のNFTマーケットプレイスやOpenSeaなどをとおして活発に取引されている。
SANDはゲーム内通貨
仮想通貨SANDは、The Sandboxのゲーム内通貨だ。
主に公式のNFTマーケットプレイスにて、NFTを売買するための決済通貨として用いられている。
またその他に、ガバナンスとステーキングの役割も付与されている。
SANDの値動き
ここで、SANDの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年7月までの値動き
次に、SANDが市場へ上場した2020年8月から、本記事執筆時(2024年7月)までの値動きを振り返っていこう。
チャートを一見してわかるとおりSANDは、2021年末に一時、大きな高騰を見せた。
この高騰の主要因は以下の2つ。
高騰の要因
- NFTゲームが一大ブームになった
- コロナバブルで市場全体に活気があった
ただ、NFTゲームのブームが落ち着き、コロナバブルも崩壊すると、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準まで逆戻りしてしまった。
また2023年以降は、横ばいの状態が長く続いている。
将来性に関わる注目ポイント
続いては以下の2つの要素から、The SandboxおよびSANDの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- NFTゲーム市場全体の動向に注目
- 近年は競合に押され気味
NFTゲーム市場全体の動向に注目
2021年のような過熱感はなくなったが、NFTゲームの市場は、実はまだまだ大きくなり続けている。
マーケット調査企業の「Mordor Intelligence」の予測によると、NFTゲームの世界市場規模は、2024~2029年の間で平均+14.84%のペースで成長する可能性があるとのこと。
NFTゲーム市場規模と市場規模株式分析 - 成長傾向と成長傾向予測 (2024 ~ 2029 年)
また、市場が成長する中でブームの再来が起きれば、SANDの復調の契機となるかもしれない。
近年は競合に押され気味
The Sandboxを含めた大半のNFTゲームは、プレイ時にウォレットを接続する必要がある。
そのため日々のアクティブウォレット(UAW)の数で、おおよそのユーザー数の推移を測ることができる。
さてここで、The SandboxのUAW(≒ユーザー数)の推移を見てみよう。
ピークは言わずもがな、NFTゲームがブームとなっていた2021年末から2022年前半頃で、それ以降は長期的に見てユーザー数が減少し続けている。
また、UAWの比較によるランキングでは145位*であり、相対的に見ても人気が落ちてきていることがうかがえる。*2024年7月18日時点、DappRadar調べ
先ほど、NFTゲーム市場が活気づけば、SAND高騰の契機になり得ると述べた。
しかしこの調子で人気を落としていくと、市場が活気づいたとしても、もはや注目が集まらなくなる可能性もあるだろう。
SANDを買える仮想通貨取引所
2024年7月時点でSANDは、以下の国内9社に上場している。
SANDを買える仮想通貨取引所
また、これらの中でもSNADを取引する上でのイチオシはGMOコインだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
SANDを実用目的で購入する方もいると思うが、GMOコインなら手数料無料でSANDを出金することができる。
また自動積立やレンディングで、SANDを運用することも可能だ。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にGMOコインの利用を検討してみてほしい。
The Sandbox/SANDに関するQ&A
それでは最後に、The SandboxおよびSANDに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- SANDの発行基盤は何ですか?
- ゲーム関連銘柄の中だとSANDはどれくらいの位置付けですか?
- ステーキングサービスでSANDを扱っている仮想通貨取引所はありますか?
SANDの発行基盤は何ですか?
SANDの発行基盤は、イーサリアムチェーンだ。
また、イーサリアムチェーンの「ERC-20」という規格に準拠してつくられている。
ゲーム関連銘柄の中だとSANDはどれくらいの位置付けですか?
CoinMarketCapにてゲーム関連銘柄を時価総額順に並べると、SANDは690銘柄中で9番手*に付けている。*2024年7月18日、CoinMarketCap調べ
先ほど紹介したように、The Sandboxの人気は下降基調にある。
一方でSANDは、ゲーム関連銘柄の中だとかなりメジャーな存在であり、投資対象として根強い人気があるようだ。
ステーキングサービスでSANDを扱っている仮想通貨取引所はありますか?
2024年7月時点で、ステーキング(代行)サービスでSANDを扱う国内取引所は存在しない。
そのため基本的にSANDのステーキングは、以下の手順で、保有者自身がおこなう必要がある。
SANDのステーキング方法
- The Sandboxのユーザーアカウントを作成
- アカウント認証をおこなう(身分証の提出)
- GMOコインなどでSANDを調達
- SANDをウォレットに送金
- ウォレットをThe Sandbox公式サイトに接続
- The Sandbox公式サイトでSANDをステーキング
The Sandbox/SANDとは?まとめ
今回はNFTゲームのThe Sandboxと、そのゲーム内通貨であるSANDについて解説した。
この記事のまとめ
- The Sandboxは、メタバース内で自由に遊べるNFTゲーム
- ユーザーはNFTのキャラクターやアイテムをつくることができる
- SANDはNFTの決済やガバナンス、ステーキングに用いられている
- SANDの価格のピークは、NFTゲームがブームになった2021年
- ブームが去ってからは、長らく低調な値動きが続いている
The Sandboxの人気のピークは、NFTゲームが一大ブームになった2021年末から2022年前半にかけてであり、以降はユーザー数の減少が続いている。
またSANDの価格のピークも同時期で、ブームが去ってからは横ばいの状態となっている。
ただ、SANDは高い知名度に起因して、投資対象としては未だに根強い人気がある。
そんなSANDの復調に期待する方は、割安な状態にある今の内に、同銘柄をポートフォリオに加えてみてはいかがだろうか。