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【Bybit】取引ボットのバリエーションや特徴、使い方を解説

海外取引所のBybit(バイビット)には、国内取引所にはないユニークなサービスが数多く揃っている。

ただ、あまりに多彩なため、1つ1つのサービスの特徴や使い方がよくわからないという方もいるはずだ。

そこで今回は、数あるBybitのサービスの中でも取引ボットに焦点を当てて、その特徴や使い方をわかりやすく解説していく。

この記事からわかること

  • Bybitの取引ボットの基本情報
  • 取引ボットの種類
  • 取引ボットの特徴
  • 現物取引ボットの使い方

Bybitはネットからの申し込みで、かんたんに口座をつくることができる。

まだ使ったことがない方は、先に口座開設を済ませておこう。

出典:Bybit

Bybitの特長

  • 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
  • 日本語表記に完全対応
  • 取扱銘柄は1,400種類以上*
  • 取引手数料が0.1%以下と格安
  • 先物取引のレバレッジは最大125倍

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Bybitの取引ボットとは?

Bybitの取引ボット
出典:Bybit

Bybit取引ボットは、あらかじめ設定したパラメータに基づいて、仮想通貨の自動売買をおこなってくれるサービスだ。

コードの入力などの複雑な操作は不要で、プログラミングに関する知識がない方でもかんたんに利用できるように設計されている。

これから詳しく紹介するが、Bybitの取引ボットは以下の4種類がある。

取引ボットの種類

  • 現物取引ボット
  • 積立ボット
  • デリバティブ取引ボット
  • 先物マーチンゲール
取引ボットの種類2
出典:Bybit

これら4種類から自身の目的や投資戦略に合ったものを選択することができ、利用開始後は24時間365日、ボットが自動で取引してくれる。

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Bybitの取引ボットの特徴

さてBybitの取引ボットには、次のような特徴がある。

主な特徴

  • 4種類のボットが用意されている
  • かんたんに設定を組むことができる
  • 実績のあるボットを使うことも可能
  • 利用手数料がかからない

4種類のボットが用意されている

前述のとおりBybitの取引ボットでは、以下の4種類のボットが用意されている。

取引ボットの種類

  • 現物取引ボット
  • 積立ボット
  • デリバティブ取引ボット
  • 先物マーチンゲール

ここで、それぞれの大まかな仕様や特徴をチェックしておこう。

現物取引ボット

現物取引ボットは、その名のとおり現物取引専用のボットだ。

あらかじめ設定した価格範囲の中で、押し目買い(買付)」と「戻り売り(利確)」を自動的に繰り返してくれる。

価格範囲の設定次第ではあるが、長期的に見てレンジになっている相場で、パフォーマンスを発揮しやすい。

レンジ相場とは?

一定の変動幅の中で、価格の上昇・下落を繰り返す状態の相場のこと。

積立ボット

積立ボットは、投資対象の価格変動に関係なく、あらかじめ指定した期間が経過するごと一定金額分の買い付けを繰り返してくれるボットだ。

仕組みとしては、国内取引所が提供している自動積立サービスと変わらない。

設定の例

毎月1回ビットコイン100USDT分ずつ購入

ただBybitの積立ボットは、国内取引所の自動積立サービスよりも積立先の選択肢がはるかに多い。

また、複数の銘柄を同時に買い付けることも可能*だ。*最大で5銘柄まで

Bybitの積立ボット
出典:Bybit

デリバティブ取引ボット

デリバティブ取引ボットの基本的な仕組みは、現物取引ボットとほぼ同じだ。

あらかじめ価格範囲とその範囲内での取引の間隔を設定すると、対象銘柄の上昇・下落に合わせて、自動で押し目買いと戻り売りを繰り返してくれる。

ただ「デリバティブ取引」用のボットなので、現物取引ボットと違ってレバレッジ(最大100倍)をかけることが可能だ。

レバレッジのかけ方次第では、短期間でより大きなリターンを見込める。

先物マーチンゲール

マーチンゲール法は、「負けたら次に賭ける金額を倍にし、勝ったら最初の賭け金に戻すという取引戦略だ。

Bybitの先物マーチンゲール取引ボットは、このマーチンゲール法の原則に基づいて構築されている。

先物マーチンゲール取引ボットは、市場価格が特定の割合まで上昇または下落した時点で、自動的に追加注文を出す。

またこの注文は、事前に定めた倍数を前回発注額に掛けた金額で執行される。

そうすることで、平均取得単価を下げ(ショートの場合は逆)、価格変動による損失リスクを抑えられるようになっている。

なおこの取引ボットは、先物取引で用いられるため、最大で50倍までレバレッジをかけることが可能だ。

以上、4種類の取引ボットを簡潔に紹介した。

現物取引ボット」と「積立ボット」は、現物資産を扱うため、初心者にもうってつけだ。

一方でレバレッジをかけられるデリバティブ取引ボット」と「先物マーチンゲール」は、大きなリターンを狙える半面、リスクも大きくなりがちなので、より上級者向けのサービスだと言えるだろう。

かんたんに設定を組むことができる

Bybitの取引ボットは、あらかじめいくつかのパラメータが用意されており、そのパラメータに数値を打ち込むだけで設定を組みことができる。

プログラミングの知識は不要で、だれでも簡単に使えるということだ。

取引ボットの設定
出典:Bybit

またガイド用テキストが用意されているので、パラメータの意味が分からない場合には、基本的にそのガイドを読むと解決する。

取引ボットのガイド
出典:Bybit

実績のあるボットを使うことも可能

Bybitの取引ボットは、「積立ボット」を除く3種類のボットにおいて、手動設定」と「自動設定」のいずれかを選択できる。

自動設定と手動設定
出典:Bybit

自動設定を選んだ場合は、自分でパラメータの設定をする必要すらない。

また自動設定では、取引頻度やリスク・リターンの異なるプランが複数用意されており、自身の投資方針に合ったプランを選ぶことができる。

自動設定のバリエーション
出典:Bybit

さらに、自動設定で選んだプランのパラメータをコピーし、自分で微調整を加えて使うといったことも可能だ。

利用手数料がかからない

Bybitの取引ボットは、4種類のいずれも、特別な利用料金は徴収されない。

例えば現物取引ボットなら、注文が約定したときに、通常の現物取引と同じ料金体系で取引手数料を徴収される。

それ以外の手数料や利用料は発生しない。

取引ボットの手数料

  • 現物取引ボット ⇒ 現物取引と同じ
  • 積立ボット ⇒ 現物取引と同じ
  • デリバティブ取引ボット ⇒ USDT無期限契約先物取引と同じ
  • 先物マーチンゲール ⇒ 他のデリバティブ取引と同じ

Bybit公式サイトはこちら

取引ボットの設定方法

それではここで、Bybitの取引ボットの設定方法をかんたんに紹介しておこう。

なお今回は、例として「現物取引ボット」を取り上げる。

ボットの設定方法(現物取引ボット)

  • ボットの種類を決める
  • 通貨ペアを決める
  • 設定方法(自動または手動)を選ぶ
  • ボットのパラメータを設定する
  • 投資金額を決める
  • 損切りなどの詳細設定をおこなう

ボットの種類を決める

Bybitにログインしたらまず、メニューバーにある「ツール」から「取引ボット」を選択する。

取引ボットの使い方1
出典:Bybit

すると4種類の取引ボットが選択肢として与えられるので、その中から「現物取引ボット」を選ぼう。

取引ボットの使い方2
出典:Bybit

通貨ペアを決める

次に、ボットで売買する仮想通貨(通貨ペア)を選択しよう。

選択肢は数多くあるが、最初はビットコインやイーサリアムといったメジャーな銘柄を選ぶことをおすすめする。

取引ボットの使い方3
出典:Bybit

設定方法(自動または手動)を選ぶ

続いて、Bybitが用意したプランを使うか、自分でパラメータを設定するかを選択しよう。

取引ボットの使い方4
出典:Bybit

なお初心者の方には、闇雲に自分で設定するよりも、あらかじめ用意されたプランを使うことをおすすめする。

用意されたプランは、いずれもバックテストがおこなわれており、その結果に基づいた想定利回りドローダウン特徴(利回り重視・安定性重視など)が提示されている。

それらをよく見比べて、自身の投資方針に合ったものを選ぼう。

取引ボットの使い方5
出典:Bybit

また、人気や利回りによるランキングボードもあるので、そこから選ぶのもおすすめだ。

取引ボットの使い方6
出典:Bybit

投資金額を決める

自動設定もしくは手動設定でパラメータが決まったら、次は投資する金額を入力しよう。

取引ボットの使い方7
出典:Bybit

損切りなどの詳細設定をおこなう

最後に、必要であれば任意で、損切りなどの設定をしておこう。

設定できる項目は以下の3つだ。

詳細設定の項目

【参入価格】

ボットでの取引を始める価格。指定しなかった場合は、その時の市場価格を意識することなく、自然体でボットが稼働し始める。

【損切り】

市場価格があらかじめ指定した損切り価格に到達すると、ボットが自動的に損切りしてくれて、損失の拡大を抑えられる。

【利食い】

市場価格があらかじめ指定した利食い価格に到達すると、グリッドと関係なくボットが自動的にポジションを決済し、利確してくれる。

取引ボットの使い方8
出典:Bybit

現物取引ボットの設定内容は以上だ。

ひととおりの設定をおこない、「ボットを作成」ボタンをクリックすると、あとはボットが設定のとおりに取引を繰り返してくれる。

取引ボットの使い方9
出典:Bybit

また、今回は現物取引ボットを取り上げたが、他のボットも同様にかんたんな設定で使えるようになっている。

興味がある方はぜひ、実際にBybitで各種ボットを使ってみてほしい。

Bybit公式サイトはこちら

Bybit取引ボットに関するQ&A

最後に、Bybitの取引ボットに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。

よくある質問

  • Bybitの取引ボットで日本円は使えますか?
  • 取引ボットのパラメータを途中で変更できますか?
  • 現物取引ボットは、いくらから始められますか?

Bybitの取引ボットで日本円は使えますか?

そもそもBybitは、日本円の入金に対応していない。

そのため、当然ながら取引ボットでも、日本円で仮想通貨を買うことはできない。

取引ボットのパラメータを途中で変更できますか?

ボットのパラメータは、途中で変えることができない。

パラメータを変えたい場合は、使用しているボットを止めて、新たにボットをつくる必要がある。

現物取引ボットは、いくらから始められますか?

現物取引ボットの最低投資金額は、設定したパラメータによって変動する仕様になっている。

基本的には、設定した値幅の中での取引頻度が多くなるほど、必要な投資資金も多くなっていく。

なお設定次第では、日本円換算で1,000円程度の軍資金から始めることも可能だ。

取引ボットの使い方10
出典:Bybit

最低投資金額6.38USDT ⇒ 日本円換算で約970円

Bybitの取引ボットまとめ

今回はBybitの取引ボットについて、そのバリエーションや特徴、使い方などを解説した。

この記事のまとめ

  • Bybitでは、4種類の取引ボットが用意されている
  • 用意されたパラメータに数値を入れるだけで、だれでも簡単に使える
  • Bybit側が用意したプラン(パラメータ)を使うことも可能
  • 通常の取引と同じ手数料で使える(利用料金はなし)

Bybitでは、4種類のボットの中から、自分の投資方針に合ったものを選んで使える。

ボットのパラメータは自由に設定可能で、Bybit側で用意されたプランを使うこともできる。

さらに、利用コストが裁量取引と変わらないのも、大きな魅力となっている。

興味がある方はぜひ一度お試しで、Bybitの取引ボットを使ってみてはいかがだろうか。

Bybit公式サイトはこちら

  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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