海外取引所の「Bybit(バイビット)」は、ただ仮想通貨の取引ができるだけでなく、インカムゲインを得られる運用サービスもいくつか用意されている。
その中の1つが、今回取り上げる「Bybitステーキング」だ。
本記事ではBybitステーキングについて、仕組みや特徴、使い方などをわかりやすく解説してく。
興味がある方はぜひ、最後まで読んでみてほしい。
この記事からわかること
- Bybitステーキングの基本情報
- Bybitステーキングの特徴・仕組み
- Bybitステーキングの使い方
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
Bybitステーキングとは?
対象銘柄 | ビットコイン イーサリアム テザー 他多数 |
プランの種類 | 積立ステーキング 定期ステーキング |
預入れの要否 | 必要 |
利用手数料 | 無料 |
Bybitステーキングは、手持ちの仮想通貨をBybitに預け入れることによって、インカムゲインを得られる資産運用サービスだ。
後ほど詳しく解説するが、仕組みとしては一般的な「ステーキング」ではなく、レンディングに近いものとなっている。
一般的なステーキングとは?
対象の銘柄を保有し、基盤ブロックチェーンのセキュリティ維持に貢献することで、報酬を得られる仕組みのこと。
コンセンサスアルゴリズムがPoSもしくはその派生形のブロックチェーンで、用いられている仕組みである。
Bybitのステーキングは対象銘柄が豊富で、「積立ステーキング」と「定期ステーキング」の2種類のプランで運用することができる。
また、銘柄とプランによっては、年利100%を超えるリターンを得ることも可能だ。
Bybitステーキングの特徴
さてBybitステーキングには、次のような特徴がある。
主な特徴
- 実体はレンディングサービス
- 対象銘柄が豊富
- 2種類の運用プランがある
実体はレンディングサービス
前述のとおりステーキングは、コンセンサスアルゴリズムがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)もしくはその派生形のブロックチェーンで用いられている、セキュリティ維持のための仕組みだ。
そのため本来は、例えばコンセンサスアルゴリズムがPoWであるビットコインで、ステーキングをおこなうことはできない。
ビットコインのセキュリティ維持のための仕組みは、ステーキングではなくマイニング。
一方でBybitステーキングでは、本来ステーキングができないはずのビットコインなども対象となっている。
つまりBybitステーキングは、名前に「ステーキング」とついているものの、実体は一般的なステーキングとは大きく異なるということだ。
仕組みとしては、ステーキングよりもレンディングの方が近い。
Bybitステーキングの利回りは、セキュリティ維持に貢献したインセンティブからではなく、Bybitのローンアクティビティから生み出されている。
対象銘柄が豊富
一般的なステーキングの対象銘柄は、イーサリアムやソラナなど、基盤のブロックチェーンのセキュリティ維持にステーキングが採用されているものに限られる。
一方で、実体はほぼレンディングであるBybitステーキングの対象銘柄は、一般的なステーキングよりもはるかに多い。
2024年5月末時点では、150種類を超える銘柄がサービスの対象になっている。
2種類の運用プランがある
Bybitステーキングでは、「積立ステーキング」と「定期ステーキング」の2種類の運用プランが用意されている。
積立ステーキングは、運用期間が定められていないプランだ。
いつでも預け入れが可能で、払い戻しも自由にできる。
また、「自動ステーキング」*をオンにしておけば、自動で口座内にある対象銘柄をステーキングに回してくれる。*自動ステーキングを使えない銘柄もある
つまりその機能を使えば、獲得した収益も自動的に預け入れてもらえて、複利運用ができるということだ。
一方で定期ステーキングは、運用期間があらかじめ定められたプランとなっている。
一度預け入れると、その運用期間が経過するまで、払い戻しができない。
そうした制約があるため、利回りは基本的に、積立ステーキングよりも定期ステーキングの方が高めに設定されている。
また、基本的には預け入れる期間が長いものほど、その間の価格変動リスクが大きくなってより高利回りになる。
ただ例外として、期間限定の定期ステーキングは、短期間のものでも大きなリターンを得られるケースが多い。
Bybitステーキングの使い方
それではここで、Bybitステーキングの使い方を紹介しておこう。
Bybitステーキングの使い方
- 利用可能な銘柄・プランをチェック
- 対象銘柄を調達する
- 数量を決めて預け入れる
利用可能な銘柄・プランをチェック
まずはBybitでステーキングのページを開き、サービスの対象になっている銘柄とプランのラインナップをチェックしよう。
特に定期ステーキングは対象銘柄が限られており、また募集がストップ(完売)していることもある。
そのため定期ステーキングを利用しようと考えているなら、より念入りに確認してみてほしい。
対象銘柄を調達する
Bybitステーキングでの運用に回す仮想通貨と利用するプランを決めたら、その銘柄を現物取引で調達してこよう。
なおBybitは、以下のように国内取引所と併用して取引をおこなうのが一般的である。
Bybitでの取引の流れ
- 国内取引所でBTCなどを購入
- 国内取引所からBybitへBTCなどを送金
- BybitでBTCをテザー*に換金
- テザーを使ってBybitでさまざまな銘柄を取引
*Bybitでメインの決済通貨となっているステーブルコイン
数量を決めて預け入れる
ステーキングのための仮想通貨を用意できたら、あとはそれを預け入れるだけでいい。
ステーキングのページで、預け入れる銘柄・プランの「ステーキングする」と書かれたボタンをクリックする。
以下のような手続き用の画面が立ち上がるので、
- 預け入れる金額の入力
- 利用規約の確認・同意
をおこない、もう一度「ステーキングする」ボタンをクリックしよう。
すると運用が開始され、積立ステーキングの場合は毎日既定の分配時間ごとに、定期ステーキングの場合は期間が満了したタイミングで、分配金が入金される。
なお前述のとおり、積立ステーキングでは「自動ステーキング」をオンにすることにより、貯まった分配金を自動で複利運用することもできる。
以上、Bybitステーキングの使い方を簡潔に紹介した。
仕組みが簡単でリスクも少ないので、ぜひ積極的にBybitステーキングにトライしてみてほしい。
Bybitステーキングに関するQ&A
最後に、Bybitステーキングのステーキングに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- 定期ステーキングの運用期間はどれくらいですか?
- 自動ステーキングはすべての銘柄で使えますか?
- 利用の際に手数料はかかりますか?
定期ステーキングの運用期間はどれくらいですか?
定期ステーキングの運用期間は、募集ごとでそれぞれ異なる。
ちなみに2024年5月時点の募集状況を見ると、最短で1日、最長で90日に設定されている。
自動ステーキングはすべての銘柄で使えますか?
積立ステーキングの自動ステーキング機能は、残念ながらすべての銘柄で使える機能ではない。
2024年5月時点での自動ステーキング対応銘柄は、以下のとおりだ。
自動ステーキング対応銘柄*
USDT、ETH、BTC、USDC、ATOM、BNB、DOT、ADA、BCH、XRP、SOL、AVAX、AXS、OP、DOGE、LTC、SUI、LINK、DAI、SUSHI
*2024年5月時点
利用の際に手数料はかかりますか?
Bybitステーキングに預け入れた仮想通貨の管理にかかるコストは、あらかじめ表記の利回りに反映されている。
そのためBybitステーキングは、特段の利用手数料が発生しない仕様になっている。
Bybitステーキングとは?まとめ
今回はBybitステーキングについて、特徴や使い方などを解説した。
この記事のまとめ
- Bybitステーキングでは、仮想通貨を預け入れてインカムゲインを得られる
- ステーキングと言いつつ、実体はほぼレンディング
- 「積立」と「定期」の2種類の運用プランがある
- 制約がある分、定期ステーキングの利回りは高め
Bybitステーキングを使えば、リスクを抑えつつ、インカムゲインを得ることができる。
また一般的なステーキングサービスと比べて、対象銘柄が豊富なのも魅力となっている。
仕組みがシンプルで手軽に利用できるので、興味がある方はぜひ、実際にBybitステーキングを使ってみてほしい。