2023年8月1日、新しい国内取引所「Binance Japan 」がサービスを開始しました。
またBinance Japan の登場によって、国内市場への初上場を果たした銘柄が2種類あり、その内の1つが今回取り上げる「ALGO(アルゴ)」です。
本記事ではALGOとその発行基盤である「アルゴランド」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していきます。
ALGOに投資してみたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- アルゴランド/ALGOの基本情報、主な特徴
- ALGOのこれまでの値動き
- アルゴランド/ALGOの将来性
- ALGOの価格予想
- ALGOを取り扱う仮想通貨取引所
2024年12月時点でALGOの取り扱いがある国内取引所は、Binance JapanとDMM Bitcoinだけだ。
またBinance Japanでは、ALGOを含めて国内最多となる56種類*もの仮想通貨がラインナップされています。*2024年12月時点
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にBinance Japan公式サイトをチェックしてみてください。
Binance Japan の特長
- 取扱銘柄数が国内最多
- 取引手数料がリーズナブル*
- 自動積立とレンディングが可能
- 取引ボットを使える
- VIPレベルに応じて取引手数料を割引
- NFTも買える
*現物取引(取引所)を使った場合
目次
ALGO/アルゴランドとは?
名称 | ALGO |
シンボル・通貨単位 | ALGO |
ローンチ時期 | 2019年 |
サイトURL | https://algorand.com |
上場先 | Binance Japan DMM Bitcoin |
アルゴランド(Algorand)は、イーサリアムチェーンやSolanaチェーンのように、DAppsの開発基盤となっているブロックチェーンプラットフォームです。
ネイティブトークンは「ALGO(アルゴ)」であり、DAppsでの決済手段やネットワーク手数料の支払い手段など、アルゴランドのエコシステム内でさまざまな用途を与えられています。
ALGOは、2023年8月1日に「Binance Japan」から国内市場への初上場を果たしました。
また2024年12月時点だと、DMM Bitcoinでも取り扱われています。
ALGO/アルゴランドの特徴
さてブロックチェーンのアルゴランド、およびその基軸通貨ALGOは、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- DAppsの基盤となるプラットフォーム
- 持続可能性を重視している
- コンセンサスアルゴリズムはPPoS
- スケーラブルである
- DAOが運営の一部を担っている
DAppsなどの基盤となるプラットフォーム
アルゴランドは、スマートコントラクトとそれを稼働させるためのAVM(アルゴランド仮想マシン)を利用することができる、レイヤー1ブロックチェーンです。
つまり、イーサリアムチェーンなどと同じく、DAppsの開発基盤として用いられているということです!
ジャンルは限定されておらず、DeFi(分散型プロトコル)やコレクタブルNFT、NFTゲームなど、多種多様なDAppsがアルゴランド上で稼働しています。
なお稼働中の各種DAppsは、アルゴランド財団のサイトにおいて、ジャンルごとで確認することができます。
持続可能性を重視している
ビットコインなどの一部のブロックチェーンは、トランザクション(取引)の検証の際に膨大な電力を消費する仕様になっており、それによる環境負荷を問題視されています。
それらとは対照的に、アルゴランドは誕生当初から環境負荷の軽減、ひいては持続可能性に焦点を当てており、自らを「グリーンブロックチェーン」と呼んでいます。
コンセンサスアルゴリズムはPPoS
アルゴランドのコンセンサスアルゴリズム*には、PoSから派生した「PPoS(ピュア・プルーフ・オブ・ステーク)」が採用されています。*取引を検証し、ブロックチェーンへと記録する仕組みのこと
PPoSにおいてトランザクションの検証者(ブロックの生成者)は、各ネットワーク参加者のALGO保有量に比例しつつ、ランダムに選出されます。
そうした仕組みでネットワークが効率的に分散化されることにより、アルゴランドはハッキングリスクの大幅な低減を実現しています。
またアルゴランドが自らを「グリーンブロックチェーン」と自称できるのも、PPoSの恩恵による部分が大きいです。
PPoSは、トランザクションの検証およびブロック生成に必要な計算量(≒電力消費)が少なく、環境にやさしいという性質も持ち合わせています。
スケーラブルである
コンセンサスアルゴリズムにPPoSを採用しているアルゴランドでは、トランザクションを高速で処理することができます。
例えばビットコインのブロックチェーンは、理論上1秒間に7件ほどしかトランザクションを処理できないのに対し、アルゴランドは1秒で1,000件ものトランザクションを処理可能だとされています。
また、利用者が集中したとしても、過度に処理スピードが低下することはありません。
さらに1回のトランザクションにかかる手数料は、わずか0.0001ドル(0.01円)程度と非常に安く抑えられています。
DAOが運営の一部を担っている
DAO(分散型自律組織)とは、特定の統率者が存在せずともプロジェクトを推進できる非中央集権の組織のことです。
アルゴランドでは「AlgoDAO」が設けられており、コミュニティ主導で新たなプロジェクトの立ち上げなどが進められています。
ALGOの値動き
ここで、ALGOの値動きをチェックしておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年6月末までの値動き
次にALGO/USDチャートで、ALGOがローンチされた2019年6月末から、2024年6月末までの値動きを振り返りましょう。
チャートを見てわかるようにALGOは、ローンチされて市場上場を果たしたその日に暴落しています。
2021年のいわゆる「コロナバブル」下で一時高騰を見せるも、市場上場直後の高値には及びませんでした。
またコロナバブル崩壊後は、目ぼしい値動きがなく、横ばいの状態が続いています。
このようにALGOの値動きは、特に近年あまり思わしくありません。
しかし見方を変えると今のALGOは、割安な価格で買い付けられる状態にあるとも言えます。
後ほど紹介する将来性や価格予想なども勘案し、現状をチャンスだと見る方は、Binance Japanを使ってALGOへの投資にトライしてみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いては以下の3つの要素から、アルゴランドとALGOの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- BCプラットフォームの競合が多い
- 相互運用性の改善を進めている
BCプラットフォームの競合が多い
イーサリアムチェーンやアルゴランドのような、プラットフォームとしての機能を持つブロックチェーンは、今や200種類を優に超えています。
近年ではそうしたプラットフォームの間で相互運用を図る動きが盛んですが、かといって競合関係でなくなったわけではありません。
したがってこれからALGOに投資するのであれば、数々の競合との相対的な位置関係の変遷も注視しておくべきでしょう。
場合によっては、競合からふるい落とされる可能性も十分にあります。
相互運用性の改善を進めている
近年多くのブロックチェーンプラットフォームが相互運用を図っていますが、アルゴランドも例に漏れず、相互運用性(インターオペラビリティ)の向上に努めています。
例えば2022年5月には、異なる仮想通貨の相互運用を可能にするプロトコル「Wormhole(ワームホール)」を導入しました。
また同年9月には、新プロトコル「アルゴランド3.9」において、トラストレスな相互運用を可能にするアルゴリズムが実装されました。
相互運用の実現は、需要の獲得などに関して、必ずしもアルゴランドに優位性をもたらしているわけではありません。
しかし、競合に遅れを取らないようにするために欠かせない取り組みであり、それを実践しているということが一定の評価につながっています。
ALGOの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中から、「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、ALGOの価格予想を紹介します。
まず、PricePredictionにおけるALGOの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.12 | $0.12 | $0.13 |
2024 | $0.17 | $0.18 | $0.21 |
2025 | $0.25 | $0.26 | $0.30 |
2026 | $0.36 | $0.37 | $0.44 |
2027 | $0.53 | $0.55 | $0.62 |
2028 | $0.79 | $0.82 | $0.93 |
2029 | $1.12 | $1.16 | $1.36 |
2030 | $1.61 | $1.67 | $1.97 |
2031 | $2.25 | $2.34 | $2.77 |
2032 | $3.15 | $3.26 | $3.93 |
またDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想がなされています。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.0866 | $0.19 | $0.21 |
2024 | $0.21 | $0.24 | $0.25 |
2025 | $0.28 | $0.33 | $0.34 |
2026 | $0.37 | $0.41 | $0.43 |
2027 | $0.37 | $0.41 | $0.43 |
2028 | $0.46 | $0.52 | $0.53 |
2029 | $0.65 | $0.71 | $0.72 |
2030 | $0.94 | $0.97 | $1.00 |
2031 | $1.33 | $1.38 | $1.39 |
2032 | $1.81 | $1.86 | $1.87 |
参考としてALGOの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておきましょう。
- 執筆時の価格:0.09ドル(2023年8月19日)
- 史上最高値:3.28ドル(2021年5月10日)
PricePredictionとDigitalCoinPriceはどちらも、今後10年でALGOが着実に値上がりしていくと予想しています。
この予想のように一定のペースで値上がりし続けるとは限りませんが、10年後の予想価格を見ると、上昇幅としては十分に起こり得る範疇だと言えるでしょう。
今後の値上がりを期待する方は、割安な水準にある今の内に、ALGOへの投資を始めてみてはいかがでしょうか。
ALGOを購入できる仮想通貨取引所
冒頭で述べたように2024年12月時点でALGOの取り扱いがある国内取引所は、「Binance Japan」と「DMM Bitcoin」だけです。
またこれら2社の内でのおすすめは、Binance Japanです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | ADA、ALGO、APE、APT、ARB、ASTR、ATOM、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BTC、CHZ、CYBER、DAI、DOGE、DOT、ENJ、EOS、ETC、ETH、FIL、GALA、GRT、HBAR、IMX、IOST、JASMY、KLAY、LINK、LSK、LTC、MANA、MASK、MATIC、MKR、NEAR、NEO、ONT、OP、QTUM、RENDER、SAND、SHIB、SOL、SUI、SXP、THETA、TON、TRX、WBTC、XLM、XRP、XTZ、ZIL 【56種類】 |
取引コスト (取引所) | Maker 0.0090~0.100% Taker 0.0180~0.100% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | 〇 |
レンディング | 〇 |
ステーキング | ✕ |
その他のサービス | 取引ボット Binance NFT |
Binance Japan の特長
- 取扱銘柄数が国内最多
- 取引手数料がリーズナブル*
- 自動積立とレンディングが可能
- 取引ボット(自動取引ツール)を使える
- VIPレベルに応じて取引手数料を割引
- NFTも買える
*取引形式で「取引所」を選択した場合
Binance Japanには、国内最多となる56種類*もの仮想通貨がラインナップされています。*2024年12月時点
また現物取引のみならず、自動積立やレンディングなどの関連サービスが充実している点も魅力です。
さらにBinanceが手がける仮想通貨BNBを一定数以上保有すれば、VIPプログラムによって、より割安な手数料で取引ができるようになります。
無料で口座をつくれるので、ALGOに興味を持った方はぜひ、Binance Japanの利用を検討してみてください。
ALGO/アルゴランドに関するQ&A
最後に、アルゴランドおよびALGOに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- アルゴランドを基盤としたNFTゲームはありますか?
- ALGOの公式ウォレットはありますか?
- ALGOのトークノミクスを教えてください。
アルゴランドを基盤としたNFTゲームはありますか?
アルゴランド上には、カードゲームの「Aeger Tactics」や、モンスター育成ゲームの「Fracctal Monsters」などのNFTゲームがあります。
NFTゲームの一覧は以下のリンクから確認できるので、気になる方はぜひ覗いてみてください。
ALGOの公式ウォレットはありますか?
ALGOは、公式ウォレット「Pera」で管理することができます。
PeraはWebブラウザ版とアプリ版(iOS/Android)があり、どちらも無料で使えます。
ALGOのトークノミクスを教えてください。
ALGOは、アルゴランドの誕生時に100億枚が発行されました。
アルゴランド財団の公式発表によると、2022年9月時点での循環供給量は約69億枚であり、その一部は財団が以下の配分で保管・分配しているとのことです。
財団が保有するALGO*
- コミュニティへの報酬:17億5,726万枚
- エコシステムのサポート:11億7,605万枚
- 財団寄付金:3億6,300万枚
*2022年9月時点
ALGO/アルゴランドとは?まとめ
今回はブロックチェーンプラットフォームのアルゴランドと、その基軸通貨であるALGOについて解説しました。
この記事のまとめ
- アルゴランドは、DAppsなどの開発ができるプラットフォーム
- 独自のコンセンサスアルゴリズム「PPoS」を採用
- PPoSはエネルギー効率に優れており、持続可能性が高い
- DAOがエコシステム運営の一部を担っている
アルゴランドは、DeFiプロトコルやNFTゲームなど、さまざまなジャンルのDAppsの基盤となっているブロックチェーンプラットフォームです。
独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、その恩恵でアルゴランドは持続可能性に優れています。
本記事をとおしてそんなアルゴランドに興味を持った方は、ぜひBinance Japanを使い、ALGOへの投資にトライしてみてはいかがでしょうか。