ビットコインやイーサリアムに並ぶ知名度を誇る仮想通貨「リップル(XRP)」。
投資家の方の中には、そのリップルをガチホ(長期保有)している方も多いだろう。
だがその場合に気になるのは、いつまでガチホすべきかという点だ。
そこで今回は、数ある仮想通貨の中でもリップルに焦点を当てて、その将来性やいつまでガチホすべきかを解説していく。
この記事からわかること
- リップルのこれまでの価格動向
- 今後のリップルの値上がりにつながり得る注目要素
- リップルはガチホすべきか?ガチホするならいつまで?
- リップルのガチホに適した仮想通貨取引所
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目次
リップルの価格動向
まずは、これまでのリップルの価格動向をおさらいしておこう。
2022年末までの価格動向
以下のリップル/米ドルチャートは、2016年1月から2022年末までの値動きを示している。
リップルは、2017年中頃から2018年末のいわゆる“ビットコインバブル”において、大きな高騰・急落を見せている。
またバブル崩壊後は、約3年に渡って鳴りを潜めていたが、2021年に再び高騰。
ところが、この高騰もやはり長続きせずに半年程度で終息し、2021年4月以降は下落に転じてしまった。
ちなみに、同時期の値動きをビットコインと比べてみると、リップルは2021年の高騰でビットコインバブル(2017年)時の高値を更新できなかったのに対し、ビットコインは大幅に更新していることがわかる。
このように差を付けられた主要因は、いわゆる“リップル裁判”だろう。
リップルはビットコインと違い、リップル社という発行・管理主体を持つ仮想通貨なのだが、
発行・管理主体がいるのであれば、リップルは有価証券(株)に当たるのではないか?
という疑義で、2020年12月に米証券取引委員会(SEC)に提訴された。
その裁判の行方が不透明だったためリップルは、2021年に仮想通貨市場が活気づく中、ビットコインほどには投資資金が集まらず、史上最高値の更新も叶わなかった。
2023年の価格動向
次に、2023年に入ってから本記事執筆時点(2023年10月中旬)までの値動きも振り返っておこう。
ご覧のとおり2023年のリップルは、ここまでの経過を通しでみると、ゆるやかな上昇トレンドを形成していることがわかる。
また、7月中旬には大きな急騰を見せた。
この急騰の要因は、SECからの訴訟に対し、リップル社が地裁で部分的に勝訴したことだ。
ただ、今後もSECは、判決を不服として控訴していくと見られている。
そのため、地裁の判決に起因する高騰は短期間で終息し、リップルの値動きを長期的に勢いづけることはなかった。
リップルの今後の高騰要因・将来性
続いて次の4つのポイントから、リップルの今後を考察してみよう。
今後に関わる注目ポイント
- リップル裁判で完全勝利するか
- 利上げ政策の停止・転換
- 仮想通貨市場の上昇・下落サイクル
- ビットコインの動向にも注目
リップル裁判で完全勝利するか
前述のとおりリップルを運営するリップル社は、2023年7月にニューヨーク南部地区連邦地裁において、SECからの訴訟に部分的に勝利した。
SECはこれから控訴を続けていくだろうが、現時点でリップル社が優位に立っていることは間違いないだろう。
もしも今後リップル社が裁判に完全勝利すれば、2023年7月に起きた短期的な高騰と違い、長期的かつ大きな値上がりにつながる可能性がある。
利上げ政策の停止・転換
リップルやビットコインなどの仮想通貨の多くは、長期的に見ると同調して動いており、2021年末以降は軒並み不調に陥っている。
またその不調の主要因は、世界各国がインフレ抑制のために、金融引き締め政策(主に利上げ)をおこなっていることだ。
ロシア・ウクライナ戦争などの複数の事象に起因して、2021年中頃から世界中でインフレが急速に進み、その抑制のためにアメリカやヨーロッパ諸国は金融引き締めへと舵を切った。
すると景気悪化の懸念が生まれ、仮想通貨市場からは瞬く間に資金が流れ出てしまった。
本記事執筆時点(2023年10月)でもまだインフレ基調は根強く、各国の利上げペースは鈍化したものの、
多くの国は仮にこれ以上の利上げをせずとも、インフレ抑制効果が明確に表れるまでは高金利の状態をキープし続けることを公言
している。
このように今のところは、仮想通貨市場にとって思わしくない状態が続いている。
だが、インフレは永遠に続くわけではない。
いずれは終息していき、金利も下がっていくので、そのタイミングが仮想通貨市場、ひいてはリップルにとって活気を取り戻す大きなチャンスになるはずだ。
仮想通貨市場の上昇・下落サイクル
リップルを含む仮想通貨市場は、大まかに区分けすると、これまで次のような上昇・下落(好景気・不景気)の動きを形成している。
これまでの上昇・下落の流れ
- 2017年:ビットコインバブル
- 2018~2020年:低迷(3年継続)
- 2021年:コロナバブル
- 2022~現在(2023年):低迷(?年継続)
経済や市場というのは、好景気と不景気を繰り返していくものであり、もしも仮想通貨市場が3年低迷・1年好調という周期を形成しているなら、次の好景気は2025年になるかもしれない。
突飛な推測だと思う方もいるだろうが、例えばアメリカが試算する利下げのタイミングは2024年末から2025年とされており、奇しくも市場のサイクルと合致することになる。
ビットコインの動向にも注目
仮想通貨市場が大きく変動するとき、真っ先に反応を示すのは、時価総額ランキングの不動のトップであるビットコインだ。
実際の過去の値動きを見ても、その傾向が強いことがわかる。
今後もビットコインが明確な上昇トレンド・下落トレンドを形成し始めるようなら、それに一歩遅れてリップルも高騰・下落していく可能性がある。
そのためリップルをガチホするなら、ビットコインの動向も逐一観察しておきたい。
リップルはいつまでガチホすべき?
先ほど解説したようにリップルは、2021年4月に高値を付けたのち下落していき、今は比較的割安な水準で推移している。
そのため、今リップルをガチホしている、もしくはこれからリップルをガチホする場合、少なくとも次の大きな上昇トレンド(2025年?)を迎えるまでは持ち続けたいところだ。
なお、過去の2度のバブルからもわかるとおり、仮に2025年に大きな上昇トレンドが発生したとしても、それが永遠に続くことはない。
これまでの事例では半年から1年程度で下落に転じており、次の高騰においても同程度の期間で大きく上昇したことを確認したら、利確・撤退してしまった方が無難だろう。
寸分のくるいなく上昇トレンドの天井を当てることは難しいので、「頭と尻尾はくれてやれ」という投資格言にあるとおり、天井を確認して少し下落したところで利確するのが理想的だ。
リップル購入におすすめの仮想通貨取引所
さて、これからリップルをガチホするなら、以下の条件を満たす仮想通貨取引所を選びたい。
ガチホに適した仮想通貨取引所
- 業界大手で倒産リスクが小さい
- セキュリティ体制が万全
- 自動積立やレンディングなど、長期投資向きのサービスがある
ここでは、上記の条件を満たすおすすめの仮想通貨取引所を3社、紹介する。
Coincheck
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | APE、AVAX、AXS、BC、BCH、BRIL、BTC、CHZ、DOT、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、FNCT 、LINK、MKR、DAI、MATIC、IMX、WBTC、SHIB 【全31種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
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また、自動積立サービスとレンディングサービスを展開しており、リップルをガチホするのにうってつけだ。
GMOコイン
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
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また、GMOコインはサービスの充実度の高さが大きな魅力となっており、自動積立やレンディングなどの長期投資向きのサービスも揃っている。
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bitFlyer
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引 |
取扱銘柄* | APE、AVAX、AXS、BAT、BCH、BTC、CHZ、DAI、DOGE、ELF、ETH、ETC、FLR、LTC、MONA、LSK、DOT、LINK、XYM、MATIC、MKR、MANA、MASK、IMX、GRT、PLT、POL、RNDR、SAND、SHIB、XRP、XLM、XEM、XTZ、ZPG、ZPGAG、ZPGPT 【全37種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 約定数量 × 0.01~0.15% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料・ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他サービス | bitFlyerかんたん積立 ビットコインをもらう Braveブラウザ連携 bitFlyerクレカ Tポイントをビットコインに交換 ビックカメラでお買い物 ビットコイン寄付 bitWire |
bitFlyerの特長
- すべての取り扱い通貨を1円から購入できる
- 取引所において安定した取引が可能
- 他社にないユニークなサービスがある
- Webブラウザ「Brave」と連携している
bitFlyerは、ビットコインの取引量で6年連続No.1*を誇る国内大手の一角だ。*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
ビットコインやリップル、イーサリアムなど20種類上の仮想通貨を取り揃えており、そのすべてを1円から取引できるため、初心者にもやさしい。
また、裁量取引だけでなく自動積立でも1円単位で積立金額を設定できるため、手軽に無理なくリップルなどを積み立てていくことができる。
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リップルに関するよくある質問
最後に、リップルに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- リップルの買い時はいつですか?
- 未成年でもリップルを買えますか?
- リップルのステーキングはできますか?
リップルの買い時はいつですか?
リップルは2021年前半に大きく高騰し、2021年中頃から2022年末にかけて大きく反転・下落した。
2023年はゆるやかに復調したものの、2021年に付けた高値にはまだまだ遠く及ばない。
また、市場には好景気・不景気のサイクルがあり、今後再び好景気が来ることを想定すると、2021年の高値と比べて割安な水準にある今こそが買い時と言えるだろう。
未成年でもリップルを買えますか?
国内の仮想通貨取引所は、未成年(18歳未満)からの口座開設申し込みを受け付けていない。
そのため原則的には、未成年はリップルを購入することができない。
リップルでステーキングはできますか?
ステーキングとは、ブロックチェーンにおけるブロック生成のプロセスに貢献することにより、インセンティブを得られる仕組みのことだ。
コンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)、もしくはその派生形を用いているブロックチェーンで、ステーキングをおこなうことができる。
一方でリップルのブロックチェーンは、コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用していない。
そのため、リップルでステーキングをおこなうことはできない。
まとめ:リップルは今後復調する可能性がある
今回は、リップルのガチホ(長期投資)について解説した。
この記事のまとめ
- 2023年10月時点のリップルは、過去(2021年)と比べて割安な価格水準となっている
- 市場には好景気・不景気のサイクルがあり、そのサイクルに合わせてリップルも、いずれ復調する公算が高い
- これまでの周期を考えると、2025年に好景気が来る可能性がある
- 2021年のバブル時と違い、次の好景気でリップル裁判は足枷とならないと見られている
リップルに限らず仮想通貨市場は、2021年後半から長らく低迷が続いている。
しかし好景気と不景気は交互に訪れるものであり、いずれは再び好景気に転じるだろう。
また、好景気が来るタイミングは2025年であるという見方が強い。
そのように今後の値上がりを期待するなら、今の内にリップルなどのメジャーな銘柄をガチホしておきたいところだ。
もしもこれからガチホにトライするなら、自動積立やレンディングといった長期投資向けのサービスも揃っている「Coincheck」をぜひチェックしてみてほしい。
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