【メタバースゲーム】UPLANDとは？魅力や評判、始め方を解説

2021年に一大ブームを起こしたNFTゲームは、これまでに数多くのタイトルがリリースされている。

そうした激しい競争の中、2020年のリリースから現在まで、業界上位の人気をキープし続けているのが、今回取り上げるメタバースを舞台としたゲーム「UPLAND（アップランド）」だ。

本記事ではそのUPLANDについて、特徴や始め方などをわかりやすく解説していく。

UPLAND(アップランド)とは？

UPLAND（アップランド）は、実在する土地をメタバース上に再現したNFTゲームだ。

プレイヤーは実際の地図に基づいた土地を保有し、その土地で建物を建てたり、他のプレイヤーに提供するコンテンツをつくったりすることができる。

また土地や建物はNFTであり、さながら現実の不動産のように、プレイヤー同士で取引することが可能だ。

UPLANDは2020年にローンチされた、NFTゲームの中では比較的古いタイトルである。

しかしその人気は根強く、月間のUAW（≒アクティブユーザー）のランキングでは、あらゆるブロックチェーン上のゲーム2,476タイトル中で20位*に付けている。＊2023年11月12日時点、DappRadar調べ

UPLANDの特徴

さてUPLANDは、次のような特徴を有している。

実在する土地に基づいたメタバースゲーム

UPLANDは、実在する土地をベースとしてつくられたメタバースのゲームだ。

プレイヤーはメタバース内の土地を保有し、その土地で建物を建てたり、ショップを運営したり、カフェで他のプレイヤーと交流したりと、自由な遊び方でゲームを楽しむことができる。

なおUPLANDには、2Dのマップと3Dのメタバースが、それぞれ用意されている。

3Dのメタバースへは、専用の3Dアバターをつくる（無料で作成可能）ことで、降り立つことができる。

ネイティブトークンはUPXとSPARK

UPLANDのネイティブトークンは「UPX」と「SPARK」の2種類があり、どちらもゲームをプレイする中で獲得することができる。

UPXは、ゲームプレイで獲得できるだけでなくドル建ての購入も可能で、ゲーム内のいろいろな場面での決済に使える。

また、そのレートは、1,000UPX＝1ドルで固定されている。

なおUPXは今のところ、法定通貨（ドルや日本円）に直接換金することができない。

続いてSPARKは、UPXよりも希少価値が高く、主に建物を建てる際のコストとして使われる。

ちなみにSPARKも、法定通貨に換金できない。

そのため現状、UPLANDで法定通貨の獲得につながるのは、ドルを決済通貨とした不動産の売却のみとなっている。

基本無料で始められる

UPLANDで遊ぶには、何かとゲーム内通貨のUPXが入用になる。

ただ、新規プレイヤーにはゲーム開始時に4,500UPXが付与され、そのUPXを使って土地も買える。

このようにUPLANDは、基本無料で始められるようになっている。

また、やり方次第では無課金で遊び続けることも可能だ。

資産状況に応じた格付けがある

UPLANDでは、自身の純資産（不動産の価値とUPXの保有額の合計）に応じて、以下のようなステータスが与えられる。

初心者のプレイヤーはVisitor（訪問者）からスタートするのだが、まずは1万UPXを貯めて、Uplanderへの昇格を目指す必要がある。

なぜならVisitorには、保有資産の永続的な所有権がないからだ。

Visitorでいる間は、少なくとも1週間に1度は「Uplandビザ」を更新しないと、手持ちの資産（不動産やUPX）が消失してしまう。

しかしUPXを貯めて、Uplanderになれば、ビザに関係なく永続的に資産を所有し続けられるようになる。

またUplanderになれば、以下のような特典も解放される。

ちなみに、UPXをより多く貯めてステータスを上げていけば、さらに多くの特典を享受できるようになる。

UPLANDでの稼ぎ方

UPLANDのマネタイズの手段は今のところ、不動産の売却だけだ。

UPLANDではさまざまな要素から仮想通貨UPXを獲得することができるが、前述のとおり現状UPXは、いくら貯めても法定通貨には直接換えられない。

一方でNFTである不動産は、UPXと法定通貨の両方で取引される。

そのため例えば、〔①貯めたUPXで土地を買う⇒②法定通貨を決済通貨として土地を売る〕といった流れでマネタイズすることができる。

ちなみにVisitor（訪問者）の内は、土地を持っていたとしても、売りに出すことができない。

そのためマネタイズを目指すのであれば、まずはUPXを貯めて、Uplanderに昇格する必要がある。

UPLANDの将来性に関わるポイント

続いては以下の3つの要素から、UPLANDの将来性を考察してみよう。

遊べるエリアとコンテンツが追加され続けている

UPLANDで遊べるエリアはサービス開始当初、カリフォルニア州のフレズノと、ニューヨークの2か所だけだった。

しかし、繰り返しアップデートがなされ、今では東京を含む30か所以上の都市で遊べるようになっている。

また、メタバース内でプレイできるレーシングゲームや、ウェアラブルコンテンツなど、コンテンツの追加も随時おこなわれている。

そうしたユーザーを飽きさせないアップデートがこれからも続いていけば、UPLADは今以上に長く愛されるゲームとなっていくことだろう。

著名な企業や団体と提携を結んでいる

UPLANDはFIFAやユニセフなど、多くの著名な団体や企業と提携しており、これまでにその提携を活かしたコンテンツを幾度もリリースしている。

直近ではFIFAとの提携で、女子ワールドカップ2023に合わせたFIFA公認のNFTやグッズを展開していた。

外部との提携を活かしたコンテンツ展開を今後も継続的におこなっていけば、UPLAND単体ではアプローチできない多種多様なカテゴリーから、新規プレイヤーを引き込むことができるはずだ。

市場全体の復調に期待

冒頭に述べたようにUPLANDは、競合ゲームと見比べると、屈指の知名度と人気を誇っていることがうかがえる。

ところがUPLANDのみの利用状況を見てみると、実は2021年末をピークにプレイヤー数が減少してきており、2023年に入ってからはプレイヤーがほとんど増減しない横ばいの状態が続いている。

UPLANDだけを見るとその状況は芳しくないにも関わらず、相対的な評価ではUPLANDに高い人気があるように見えるということは、NFTゲーム市場全体が一時期と比べて大幅に低迷しているということだ。

ただ、こうした市場全体の動向から受ける影響をポジティブな見方で捉えることもできる。

見方を変えると、NFTゲーム市場が活気を取り戻すことができれば、その活気がUPLANDのプレイヤー増加にもつながる可能性が大いにあると言えるだろう。

UPLANDの評判・口コミ

ここで、UPLANDで実際に遊んでいる先輩プレイヤーからの声をいくつか紹介しておこう。

NFTゲームは、稼ぐことに重点が置かれ、ゲーム性の部分がおろそかになっているものも多い。

一方でUPLANDの場合は、ゲーム性の部分が充実しているようで、プレイすることが楽しいという意見が散見される。

また、Discordをとおした他のプレイヤーとのコミュニケーションが楽しいという声も上がっている。

「お金目的で苦行のようにプレイをする」のではなく、「楽しく遊ぶついでにお小遣い稼ぎができる」、そんなUPLANDはNFTゲームの理想像に近いのではないだろうか。

UPLANDの始め方

それでは、UPLANDの始め方を紹介しておこう。

UPLANDはスマホアプリ版もあるが、今回はPCブラウザ版を取り上げて、その方法を解説していく。

アカウントを作成する

まずはUPLANDのアカウントを作成しよう。

UPLANDのサイトにアクセスし、トップ画面にある「ここから始める」と書かれたボタンをクリックする。

すると以下のようなアカウント作成用の画面が表示されるので、任意のユーザーネーム、メールアドレス、パスワードを入力しよう。

ユーザーネームなどの入力後、「SIGN UP」ボタンをクリックすると、入力したメールアドレス宛に本人確認用の認証メールが届く。

メールを開いて、「VERIFY ACCOUNT（アカウントを認証）」のボタンをクリックすれば、アカウントの作成手続きは完了だ。

エクスプローラーの設定をおこなう

アカウントを作成してログインできたら、最初に「エクスプローラー」の形と色を選択しよう。

エクスプローラーは、UPLANDにおける2Dアバターかつアイコンのようなもので、ホーム画面では常に左上に表示される。

言語を選択する

エクスプローラーの設定が済んだら、次は言語表記を選択しよう。

UPLANDは複数の言語に対応しており、日本語表記でプレイすることも可能だ。

UPXを受け取る

各種設定が完了すると、ゲームを始めたボーナスとして4,500UPXがもらえる。

「COLLECT BONUS」をクリックして、ボーナスを受け取ろう。

チュートリアルで土地を購入する

ボーナスを受け取ったら、メタバースの歩き方などを教えてくれるチュートリアルへ移行する。

チュートリアルの終わりに、ボーナスでもらったUPXで土地を1区画購入すれば、あとは自由にプレイできるようになる。

まずは日々のミッションをこなしながらUPXを貯めて、VisitorからUplanderへの昇格を目指そう。

以上、UPLANDの始め方を簡潔に紹介した。

無料で始められるので、ぜひ気軽にトライしてみてほしい。

UPLANDに関するよくある質問

最後に、UPLANDに関してよくある質問を3つ紹介する。

UPLANDの開発企業を教えてください。

UPLANDを開発・運営しているのは、アメリカのシリコンバレーに本拠地を置くゲーム開発企業「Uplandme,Inc.」だ。

Uplandme,Inc.は、UPLANDの開発への取り組みから、2021年にアメリカの経済誌「Fast Campany」にて「Next Big Things in Tech」の1社に選出されている。

UPLANDのSNSアカウントはありますか？

UPLANDの主要なSNSアカウントは以下のとおり。

Visitorのビザはどうすれば更新できますか？

Vistorのビザは、自身のプロフィール画面から更新が可能だ。

更新の際にコストは発生せず、更新ボタンを押すだけで、ビザを延ばすことができる。

UPLAND(アップランド)とは？まとめ

今回はメタバースを舞台としたNFTゲーム「UPLAND」について、その特徴や始め方などを解説した。

UPLANDはゲーム性が優れており、NFTゲームの業界で長らくトップクラスの人気がある。

また、エリアの拡充をはじめとしてアップデートが繰り返されており、まだまだ今後の盛り上がりに期待が持てそうだ。

無料で始められるので、興味がある方はぜひ、今からプレイしみてはいかがだろうか。