今回取り上げるNOT A HOTEL COIN(NAC)は、2024年12月にGMOコインのIEOで販売された日本発祥の仮想通貨です。
IEOでは国内過去最大となる20億円もの資金調達に成功し、SNSなどで話題をさらいました。
本記事ではそんなNOT A HOTEL COINについて、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していきます。
この記事からわかること
- NOT A HOTEL COINの基本情報
- NOT A HOTEL COINの4つの特徴
- IEOの実績
- NOT A HOTEL COINの将来性
- NOT A HOTEL COINを買える仮想通貨取引所
今のところNOT A HOTEL COINの取り扱いがあるのは、IEOを実施したGMOコインだけです。
NOT A HOTEL COINに投資してみたい方は、先にGMOコインの口座をつくっておきましょう!
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
NOT A HOTEL COIN(NAC)とは?
名称 | NOT A HOTEL COIN |
シンボル・通貨単位 | NAC |
ローンチ時期 | 2024年12月 |
サイトURL | https://dao.notahotel.com/ |
NOT A HOTEL COIN(以下NAC)は、不動産である「NOT A HOTEL」の宿泊権の獲得手段となる仮想通貨です。
後ほどくわしく解説しますがNACの保有者は、同銘柄を規定数以上レンディングもしくは消費することで、DAO*が所有するNOT A HOTELの物件に泊まることができます。*非中央集権型のコミュニティ
またNACのレンディングは、宿泊権の獲得につながるだけでなく、一般的なレンディングと同じように利息収入も得られます。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の特徴
さてここで、NACの特徴をくわしく見ていきましょう。
3つの特徴
- NOT A HOTEL DAOの独自通貨
- DAOで物件を共有するためのコイン
- 用途が増えていく予定
NOT A HOTEL DAOの独自通貨
NAC(NOT A HOTEL COIN)は、その名のとおりNOT A HOTELのDAOプロジェクトで生まれた仮想通貨です。
NOT A HOTELとは?
NOT A HOTEL株式会社が日本を拠点に展開している、新しい形態の宿泊施設および不動産のサービス。
ユーザーは、所有物件を自由に自宅や別荘、ホテルに切り替えて運用することができる。
またNACは、IEOを経て2024年12月にGMOコインへと上場しました。
DAOで物件を共有するためのコイン
NOT A HOTELはこれまでも、物件をシェア購入できる形を採用していました。
そのシェア購入をさらに細分化すべく生まれたのが、「NOT A HOTEL DAO」と「NOT A HOTEL COIN(NAC)」です。
DAOはまずNACを発行し、仮想通貨取引所を介して、不特定多数の投資家に販売します。
さらにDAOは、NACの販売で集めたお金で、NOT A HOTELの物件の所有権を取得します。
そしてNACのホルダーは、同銘柄をレンディングもしくは消費することによって、DAOが所有する物件に泊まることができます。
用途が増えていく予定
NOT A HOTEL DAOは、将来的にNOT A HOTELの物件だけでなく、クルーザーやヘリコプターなどのアセットの購入も予定しているとのこと。
またNACのホルダーは、NACを消費してそれらのアセットも利用できるようになる見込みです。
その他にも、NOT A HOTELの提携飲食店で使えるようにするなど、NACのユーティリティの拡充が予定されています。
レンディングで稼げる
NACのレンディングのリターンは、NOT A HOTELの物件の宿泊権だけではありません。
一般的なレンディングと同じく、利息収入も得ることができます。
レンディング期間は180日と360日の2パターンがあり、それぞれ以下の利率でリターンを得られます。
レンディング期間 | 年利* |
---|---|
180日間 | 2.0% |
360日間 | 3.0% |
IEOの実績
冒頭にも述べたようにNACは、2024年12月にGMOコインのIEOにて販売されました。
その概要は以下のとおりです。
IEOの概要
- 販売数量:200万枚(20億円)
- 販売価格:1,000円/枚
- 販売手数料率:5%
- 販売方式:抽選
- ロックアップ:あり
ロックアップについて
IEOで販売されたNACは、一律90%分がロックアップされる。
またロックアップは、IEO実施翌々月より月初に15%ずつ解放され、6ヶ月かけて最終的には100%解放される。
従来の国内IEOとは違ってNACのIEOは、「90%分をすぐに売ることはできない」という厳しい制限が設けられたものでした。
暴落が起きたとしても、途中で売って逃げるという選択ができないということです。
にもかかわらず、購入の応募が殺到し、当初の予定通り20億円分のNACが完売しています。
将来性に関わる注目ポイント
続いて次の3つのポイントから、NOT A HOTEL COINの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- NOT A HOTELの人気に大きく依存する
- 今のところグローバルな需要は望み薄
- 上場先の増加も望み薄
NOT A HOTELの人気に大きく依存する
NACは、NOT A HOTEL DAO関連以外の使い道を持たない仮想通貨です。
そのため言わずもがなその需要と値動きは、NOT A HOTELの人気に大きく依存します。
NOT A HOTELは新興の不動産運営モデルであり、今後人気が増していく可能性を秘めています。
一方で広く大衆には受け入れられない可能性もあり、その場合にはNACも自然淘汰されてしまうかもしれません。
今のところグローバルな需要は望み薄
NOT A HOTELは、今のところ日本国内のみでサービスを展開しています。
そのためNOT A HOTELに泊まる権利を得られるNACも現状、グローバルな需要は期待できません。
また海外からの需要が望めないと時価総額が増えず、資金の流出入に対し、非常にピーキーな値動きをする銘柄となる可能性があります。
上場先の増加も望み薄
今のところグローバルな需要に期待できないので、NACは上場先の増加も望み薄です。
将来的に上場先がずっとGMOコインだけだと、当然ながら大きな資金流入は見込めません。
以上、NACの将来性に関わる要素を3つ紹介しました。
NACはこれまでの多くの国産銘柄と同じく、次のような特徴を持ったガラパゴス的なマイナー銘柄になる可能性があります。
マイナー銘柄の値動きの特徴
- 資金の流出入が少ないので、普段はほとんど値が動かない
- まとまった資金流入があったときだけピーキーに乱高下
そのため投資するなら、ビットコインやイーサリアムなどのメジャー銘柄に投資するときと比べて、より細心の注意を払うことをおすすめします。
NACを買える仮想通貨取引所
2024年12月時点でNACを買えるのは、IEOが実施されたGMOコインだけです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 28種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインは、その名のとおりGMOインターネットグループが手がける大手仮想通貨取引所です。
グループが培ってきた安心のセキュリティ体制の元、安心して取引を楽しめる環境が用意されています。
また自動積立やステーキング、レンディングやIEOなど、仮想通貨関連のポピュラーなサービスがひととおり揃っている点も魅力です。
NACへの投資に興味がある方は、ぜひこの機会にGMOコインの利用を検討してみてください。
NACに関するQ&A
それでは最後に、NACに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- NACは海外の仮想通貨取引所に上場していますか?
- NACに発行上限は設定されていますか?
- NACの発行基盤は何ですか?
NACは海外の仮想通貨取引所に上場していますか?
2024年12月時点だと、NACを扱う海外の仮想通貨取引所はありません。
NACに発行上限は設定されていますか?
NACに発行上限はありません。
しかし無限に新規発行を続けると、通貨価値はひたすら下がってしまいます。
そこでDAOが定期的に市場からバイバックし、一部を流通から取り除くことで、インフレの防止を図る仕様になっています。
NACの発行基盤は何ですか?
NACは、イーサリアムチェーンを基盤としたERC-20トークンの1種です。
NOT A HOTEL COIN(NAC)とは?まとめ
今回は、日本発祥の仮想通貨NOT A HOTEL COIN(NAC)について解説しました。
この記事のまとめ
- NACはNOT A HOTEL COIN DAOが発行している仮想通貨
- 20億円分がGMOコインのIEOで販売された
- レンディングもしくは消費すると、DAOが持つ物件に泊まれる
- 今後、宿泊以外にも使えるようになる見込み
NOT A HOTEL COIN(NAC)はNOT A HOTEL DAOが手がける仮想通貨であり、レンディングもしくは消費すると、DAOが持つ物件に泊まることができます。
その用途から、価格形成はNOT A HOTELの需要に大きく依存していくはずです。
NOT A HOTELに将来性があると感じる方は、ぜひGMOコインをとおして、NACへの投資にトライしてみてはいかがでしょうか。