ウェブウォレットには、MetaMaskをはじめとして数多くの種類がある。
そうした数ある中から今回は、日本のブロックチェーン企業「株式会社HashPalette」が手がけている「PLTウォレット」を取り上げる。
PLTウォレットは、同じくHashPalette社が手がけるブロックチェーン「パレットチェーン」のコンテンツに触れる上で、無くてはならないアイテムだ。
そのPLTウォレットについて、主な特徴や初期設定方法などをわかりやすく解説していくので、興味を持っている方はぜひ参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- PLTウォレットの概要、主な特徴
- PLTウォレットのデメリット
- PLTウォレットの始め方・初期設定
パレットチェーンの基軸通貨「パレットトークン」は、Coincheckでワンコイン(500円)から買うことができる。
パレットチェーンのNFTやPLTウォレットに興味がある方は、先にCoincheckでパレットトークンを用意しておこう。
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PLTウォレットとは?
名称 | PLTウォレット |
対応チェーン | パレットチェーン イーサリアムチェーン |
主な機能 | 仮想通貨の保管・管理 NFTの保管・管理 仮想通貨・NFTのブリッジ パレットトークンのステーキング |
対応デバイス | スマホ・タブレット(iOS、Android) |
公式サイト | https://pltwallet.io |
PLTウォレットとは、株式会社HashPalette(ハッシュパレット)が手がけているウェブウォレットだ。
パレットチェーンおよびイーサリアムチェーンに対応したウォレットで、それらのブロックチェーンを基盤とした各種トークン・NFTを管理することができる。
また、iOSとAndroidに対応しており、どちらのOSでも無料での使用が可能だ。
PLTウォレット
HashPalette Inc.無料posted withアプリーチ
PLTウォレットの特徴
PLTウォレットには、次のような特徴がある。
主な特徴
- パレットチェーンに対応したウォレット
- NFTの保管・管理もできる
- ePLTとpPLTをブリッジできる
- パレットトークンのステーキングで稼げる
パレットチェーンに対応したウォレット
前述のとおりPLTウォレットは、パレットチェーンとイーサリアムチェーンの2種類のブロックチェーンに対応している。
その2種類の内でパレットチェーンは、HashPalette社が手がけるプライベートチェーンであり、イーサリアムチェーンなどと違ってだれしもがコンテンツ開発をできるわけではない。
そうした背景からパレットチェーンに対応したウェブウォレットは非常に少なく、ファーストパーティのウォレットである「PLTウォレット」の他には、今のところ「aU wallet」など数えるほどしかない。
NFTの保管・管理もできる
PLTウォレットでは、パレットチェーンのネイティブトークンである「パレットトークン」だけでなく、同ブロックチェーンを基盤としたNFTを保管・管理することもできる。
またPLTウォレットは、パレットチェーンを基盤としたNFTゲームにつなぐことができ、手持ちのNFTを使いながらゲームをプレイすることも可能だ。
ePLTとpPLTをブリッジできる
パレットトークンには、イーサリアムチェーンを基盤とした「ePLT」と、パレットチェーンを基盤とした「pPLT」の2種類がある。
国内の仮想通貨取引所でも、以下のとおり取り扱いが分かれている。
PLTウォレットなら、その2種類のどちらも保管・管理することが可能だ。
また、ウォレット内のブリッジ機能を用いて、ePLTとpPLTを相互にブリッジすることもできる。
パレットトークンのステーキングで稼げる
PLTウォレットには、パレットトークンのステーキング機能が搭載されている。
手持ちのパレットトークンをステーキングすれば、預け入れた数量と期間に応じて、ステーキング報酬を獲得することができる。
PLTウォレットのデメリット
続いて、PLTウォレットのデメリットも紹介しておこう。
PLTウォレットのデメリット
- PC版のウォレットがない
- 対応チェーンが2種類だけ
PC版のウォレットがない
例えばMetaMaskやトラストウォレットは、スマホアプリ版だけでなくPC版のウォレットも用意されている。
一方でPLTウォレットの場合は、スマホアプリ版しか存在していない。
PC上のDAppsとPLTウォレットを接続することは可能ではあるが、スマホ上のDAppsに接続するときと比べてやや手間がかかるため、PC版がないことを不便だと感じる人もいるだろう。
対応チェーンが2種類だけ
繰り返しになるがPLTウォレットの対応チェーンは、パレットチェーンとePLTを扱うためのイーサリアムチェーンのみだ。
イーサリアムチェーンのレイヤー2ブロックチェーンやEVMチェーン、その他のブロックチェーンには一切対応しておらず、汎用性がない。
そのためPLTウォレットは、パレットチェーンのDAppsやNFTを扱ったり、パレットトークンに投資したりする場合にのみ役に立つアイテムだと考えて、差支えないだろう。
PLTウォレットの始め方・初期設定
それではここで、PLTウォレットの初期設定方法を紹介していく。
PLTウォレットの初期設定方法
- PLTウォレットをダウンロードする
- イーサリアムチェーンのウォレットを作成
- ニーモニックフレーズを記録する
- パレットチェーンのウォレットを作成
PLTウォレットをダウンロードする
まずはお手持ちのスマホやタブレットに、PLTウォレットのアプリをダウンロードしよう。
PLTウォレットは、iOS版・Android版ともに、無料でダウンロードすることができる。
PLTウォレット
HashPalette Inc.無料posted withアプリーチ
イーサリアムチェーンのウォレットを作成
PLTウォレットを起動したら、「作成する」というボタンをタップしたのちイーサリアムのアイコンを選択して、イーサリアムチェーン用のウォレットを作成しよう。
ウォレットは、任意のウォレット名とパスワードを設定するだけで、簡単に作成することができる。
ニーモニックフレーズを記録する
ウォレットを作成できたら、万が一の際にウォレットを復元するために必要となる「ニーモニックフレーズ(リカバリーフレーズともいう)」を記録しておこう。
ニーモニックフレーズの記録方法は、外部に流出することのないように、アナログな手段を取ることを推奨する。
パレットチェーンのウォレットを作成
イーサリアムチェーン用のウォレットの作成が済んだら、次はパレットチェーン用のウォレットも作成しよう。
作成の手順はイーサリアムチェーン用のウォレットをつくるときと同じで、ウォレット名とパスワードを設定するだけでOKだ。
また、ニーモニックフレーズも同様に記録しておこう。
PLTウォレットの初期設定は以上だ。
下準備が整ったら、Coincheckなどの仮想通貨取引所でパレットトークンを用意し、実際にPLTウォレットを使ってみよう。
PLTウォレットに関してよくある質問
最後に、PLTウォレットに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- PLTウォレットを利用する際、ガス代はどれくらいかかりますか?
- NFTのブリッジは可能ですか?
- PC上のNFTゲームとPLTウォレットをつなぐことができますか?
PLTウォレットを利用する際、ガス代はどれくらいかかりますか?
ガス代は固定値ではなく、パレットチェーンもしくはイーサリアムチェーンの混雑状況などに応じて、常に変動している。
そのため、具体的な数値を示すことはできない。
ガス代は、実際にPLTウォレットを利用する際には事前に表示されるので、その数値を参考にしつつ、余裕を持ってイーサリアムやパレットトークンを用意するようにしよう。
NFTのブリッジは可能ですか?
一部のNFTは、パレットトークンと同じく、イーサリアムチェーンとパレットチェーンの間でブリッジをおこなうことができる。
PC上のNFTゲームとPLTウォレットをつなぐことができますか?
PC上のNFTゲームとPLTウォレットを接続したい場合は、NFTゲーム側で接続用のQRコードを表示し、それをPLTウォレットで読み込むことで、両者をつなぐことができる。
PLTウォレットとは?まとめ
今回は、パレットチェーンのNFTなどを扱う際に必要なPLTウォレットについて、その特徴や初期設定方法などを解説した。
この記事のまとめ
- PLTウォレットは、パレットチェーンとイーサリアムチェーンに対応したウェブウォレット
- パレットトークンとパレットチェーンの各種コンテンツに触れる際にはほぼ必須
- ePLTとpPLTを相互にブリッジすることができる
- PLTウォレット内で、パレットトークンのステーキングが可能
PLTウォレットは他のウェブウォレットと違い、汎用性が決して高いとは言えない。
ただ、パレットチェーンのDAppsやNFTを扱ったり、パレットトークンに投資したりする場合には欠かせないものとなっている。
興味がある方はぜひ、Coincheckでパレットトークンを用意してから、PLTウォレットやパレットチェーンを基盤とした各種NFTに触れてみてはいかがだろうか。
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