今回取り上げる「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」は、2024年6月にCoincheckのIEOで販売された仮想通貨です。
IEOでは用意された数量の約22倍もの購入申し込みがあり、SNSでも大きな話題を呼びました。
本記事ではそんなブリリアンクリプトトークンについて、主な特徴やIEOの実績、将来性などをわかりやすく解説していきます。
BRILへの投資に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- ブリリアンクリプトトークンの基本情報
- ブリリアンクリプトトークンの特徴
- IEOでの販売実績
- ブリリアンクリプトトークンの値動き
- ブリリアンクリプトトークンの将来性
ブリリアンクリプトトークンは、IEOを経てCoincheckに上場しています。
買ってみたい方は、先にCoincheckで口座開設をしておきましょう。
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を買える
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 未上場銘柄や新規NFTを買える(IEO/INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
ブリリアンクリプトトークン(BRIL)とは?
名称 | ブリリアンクリプトトークン |
シンボル・通貨単位 | BRIL |
ローンチ時期 | 2024年6月 |
価格* | 12.09円/BRIL |
時価総額ランキング | 不明 |
公式サイト | https://brilliantcrypto.net/ |
上場先 | Coincheck |
ブリリアンクリプトトークン(以下BRIL)は、NFTゲーム「Brilliantcrypto」のゲーム内通貨です。
ゲームの中で、アイテムの強化コストやNFT購入時の決済通貨として用いられています。
BRILは、2024年6月にCoincheckのIEOにて7,000万枚が売りに出され、見事に完売しました。
またIEOを経て、Coincheckから国内市場への上場を果たしています。
Brilliantcrypto/BRILの特徴
さてBrilliantcryptoおよびBRILには、次のような特徴があります。
3つの特徴
- Play to EarnのNFTゲーム
- スカラーシップ制度も用意されている
- BRILはゲーム内通貨の1つ
Play to EarnのNFTゲーム
Brilliantcryptoは、多くのスマホゲームを生み出したコロプラの子会社「Brilliantcrypto, Inc.」が手がけているPlay to EarnのNFTゲームです。
プレイヤーは採掘者となり、メタバース内の鉱山から宝石や輝石などの獲得を目指します。
また宝石はNFTであり、資産的な価値を持っています。
ゲーム内のマーケットプレイスで売れば、BRILもしくはMATICに換金することが可能です。
スカラーシップ制度も用意されている
ゲームをプレイする際には、基本的に採掘に使うNFT「つるはし」に先行投資する必要があります。
しかし、Brilliantcryptoにはスカラーシップ制度も用意されています。
そのため他のプレイヤーからつるはしを借りて、初期投資ゼロでプレイすることも可能です。
BRILはゲーム内通貨の1つ
Brilliantcryptoで用いられているゲーム内通貨は、以下の3種類があります。
3種類のゲーム内通貨
- BRIL
- BRIL point
- MATIC
これらの内でBRILは、ゲーム内で次のような役割を与えられています。
BRILのユーティリティ
- つるはしのレベルを上げるためのコスト
- つるはしの耐久値を回復するためのコスト
- ゲーム内マーケットプレイスの決済手段
ちなみにMATICは、Polygonチェーンの基軸通貨でもあり、BRILと同じくCoincheckで取引が可能です。
IEOの実績
ここで、Coincheckで実施されたIEOの実績も紹介しておきましょう。
BRILのIEOは、以下の内容で実施されました。
IEOの概要
- 対象銘柄:BRIL
- 総発行数量:10億BRIL
- 販売数量:7,000万BRIL(全体の7%分)
- 販売価格:21.6円/BRIL
- 販売手数料率:8%(税込み)
- 販売方式:抽選
また、販売実績は以下のとおり。
IEOの販売実績
- 抽選倍率:22.04倍
- 実績の販売数量:7,000万BRIL
- 販売総額:15億1,200万円
BRILのIEOでは、用意された数量をはるかに超える購入申し込みがあり、計画通りに7,000万BRIL(15.1億円分)が販売されました。
ちなみにBRIL以外の過去のIEO実績は、以下の記事で取りまとめています。
興味がある方は、ぜひそちらも覗いてみてください。
BRILの値動き
続いては、BRILのこれまでの値動きをチェックしておきましょう。
BRILはIEOにて、1枚あたり21.6円で販売されました。
また2024年6月17日に、1枚あたり32.4円でCoincheckに上場しています。
ポイント
- IEOでの販売価格:21.6円
- 市場上場時の価格:32.4円
市場上場から本記事執筆時(2024年10月16日)までの値動きは、以下のチャートのとおりです。
BRILは市場上場当日に大きく高騰し、最高値は99.6円を付けました。
ただ、IEO参加者の多くが利確の売りを仕掛けたことによって、BRILは市場上場の翌日から下落基調に陥ってしまいます。
市場上場時の価格(32.4円)はあっさり割り込み、8月にはIEOの販売価格(21.6円)も下抜きました。
いずれは復調の機会が訪れるのか、それともこのまま低迷を続けるのか、これからの動向に要注目です。
将来性に関わる注目ポイント
もしもこれからBRILに投資するなら、その将来性にも目を向けておきたいところです。
ここでは次の2つの要素から、BRILの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- グローバルなサービス展開を予定している
- ゲームの人気が出るかが最大のカギ
グローバルなサービス展開を予定している
2024年10月時点でBRILの取り扱いがあるのは、世界でCoincheckとbit2meの2社だけです。
bit2meは、スペイン語圏の大手仮想通貨取引所です。
しかし将来的には、海外の上場先が順次増えていく見込みとのこと。
BRILの上場先が増えて、ゲームもグローバルにプレイされるようになれば、自ずとBRILの実需は増えていくでしょう。
ゲームの人気が出るかが最大のカギ
NFTゲームも、結局のところは従来のオンラインゲームやスマホゲームと同じく、人気の有無が持続のためにもっとも大切な要素となっています。
開発企業が儲かるほどの人気を獲得できなければ、当然ながら長続きしません。
またもしもゲームに人気がなければ、ゲーム内通貨の実需は乏しくなり、その市場価格も低迷状態から抜け出せなくなってしまいます。
したがってBRILに投資する際も、Brilliantcryptoが盛り上がっているかどうかを逐一チェックしておくべきでしょう。
ゲームの評判
ここで参考までに、Brilliantcryptoに対するSNS上での口コミをいくつかピックアップして紹介します。
ゲーム内で鉱山掘って、出た宝石をトークンに変え現金化できるbrilliantcrypto。
コインチェックとコロプラ協業のPCゲーム。
6月サービスリリースってことでβテスト動画を色々見てみた。
これは労働だw
ゲームしながら稼ぎたい、単純作業が好きって人には良さそう。
私はパスかなぁ。
X(旧Twitter)
Brilliantcryptoしばらくやってみてますが、現在のレートで時給60円くらいかなぁ。
ゲームとしてはかなりの単純作業だし、労働としては割に合わない感じだし。
BRILも今のところどんどん下がってるみたいなんで、これだと続かないかもねぇ。
X(旧Twitter)
Brilliantcryptoとりあえず触ってみたけど、6時間で300円分のトークンしか貰えなくて、カイジの地下労働の方が断然ホワイトだったの草も生えない。
砂の惑星、闇の鉱山。
X(旧Twitter)
労働者としてクソゲー4時間くらいやって輝石4.7集めた。
果たしてこれがいくらになるのか...
X(旧Twitter)
すべての宝石を見つけ終わりました!
クオリティが高いと感じる分、地道にやっていかないとなので作業感もすごかったですが(手探りでプレイしているとかなりきつい)、達成感もありましたね。
もっと稼げるのであれば毎日プレイしちゃう気がします。
X(旧Twitter)
BrilliantCrypto、私にぶっ刺さりのゲーム。
ただ掘るだけの宝探し。
みんな辞めてくれ、私が労働者になる(ツルハシは手に入ってない)
X(旧Twitter)
Brilliantcryptoは、宝石や輝石を求めてひたすら鉱山を掘るゲームです。
今のところ、それ以外のプレイ要素はおまけ程度となっています。
その採掘の作業感が強めなため、SNS上ではBrilliantcryptoを「単価が安いただの労働」と評する声が散見されます。
中には「単純作業が自分に合っている」いうプレイヤーもいますが、そういったプレイヤーは少数派のようです。
先ほども述べたように、NFTゲームも開発コストがかかっているので、開発元が儲かるほどの人気が出なければ長続きしません。
こうした口コミを見ていると、今のところBrilliantcryptoは、持続性に疑問符が付くゲームのように思えます。
BRILに関するQ&A
それでは最後に、BrilliantcryptoおよびBRILに関してよくある質問を3つ、紹介しておきます。
よくある質問
- NFTゲームの人気はどこで測れますか?
- BRILのIEO以外の割り当てを教えてください。
- BRILの発行基盤は何ですか?
NFTゲームの人気はどこで測れますか?
NFTゲームの多くは、DAppsのデータアグリゲーター(DappRadarなど)にて、アクティブユーザー数などが追跡されています。
そうしたデータを見れば、相対的な人気を測ることが可能です。
また、スマホアプリ版があるNFTゲームは、スマホアプリに特化したデータアグリゲーター(Game-iなど)で人気を測ることもできます。
BRILのIEO以外の割り当てを教えてください。
BRILの総発行枚数は、10億枚となる見込みです。
またその割り当て予定は、以下のグラフのとおり。
70%分は、ゲームのプレイ報酬として市場へ供給される予定です。
BRILの発行基盤は何ですか?
BRILは、Polygonチェーンを発行基盤としています。
また、トークン規格は「ERC-20」が用いられています。
ブリリアンクリプトトークンとは?まとめ
今回は、CoincheckのIEOで販売されたBRIL(ブリリアンクリプトトークン)について解説しました。
この記事のまとめ
- BRILはNFTゲーム「Brilliantcrypto」のゲーム内通貨
- IEOでは7,000万BRILが完売した
- グローバル展開が順次進められる予定
- ゲーム内容が単調で、プレイヤーからの評判は今一つ
BRILのIEOは、用意された数量の約22倍もの購入申し込みがあり、大盛況を収めました。
また上場当日に大きく値上がりし、IEO参加者の多くがリターンを得られた様子です。
ただ上場翌日から下落基調となり、下落の勢いが落ち着いてからは、横ばいの値動きが続いています。
今のところはあまり思わしくない状態ですが、一方でゲームが人気を獲得できれば、その需要に起因して大きく復調する可能性も秘めています。
そんなBRILへの投資に興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてはいかがでしょうか。