NFTに特化した日本発祥のブロックチェーン「パレットチェーン」。
そのパレットチェーンのNFTの多くは、NFTマーケットプレイスの「PLT Place」で売買されている。
本記事ではそのPLT Placeについて、主な特徴や使い方を解説していくので、パレットチェーンに興味がある方はぜひ最後まで読んでもらいたい。
この記事からわかること
- PLT Placeの基本情報
- PLT Placeの4つの特徴
- PLT Placeのデメリット
- PLT Placeの使い方
PLT Placeの決済通貨となっている「パレットトークン(PLT)」は、Coincheckでワンコイン(500円)から買える。
PLT Placeの利用を考えているなら、先にCoincheckの口座を用意しておこう。
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を買える
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 未上場銘柄や新規NFTを買える(IEO/INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
PLT Placeとは?
名称 | PLT Place |
扱うNFT | NFTゲームのキャラクターやランド コレクタブルNFT |
対応ウォレット | PLTウォレット |
基盤のブロックチェーン | パレットチェーン |
日本円での決済 | 一部可能 |
サイトURL | https://pltplace.io |
PLT Placeは、日本のブロックチェーン開発企業である株式会社HashPaletteが手がけているNFTマーケットプレイスだ。
HashPaletteはプライベートチェーンの「パレットチェーン」も運営しており、PLT Placeでは、同ブロックチェーンを基盤としたNFTを売買することができる。
後ほどくわしく使い方を紹介するがPLT Placeを利用するには、パレットチェーンに対応したウォレットアプリ「PLTウォレット」と、パレットチェーンのネイティブトークン「パレットトークン」が必要になる。
パレットトークンは以下の仮想通貨取引所に上場しており、中でもCoincheckなら、取引コストを安く抑えつつ少額からの購入が可能だ。
PLT Placeの特徴
PLT Placeは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- パレットチェーンのコンテンツに特化したプラットフォーム
- 一次販売の場であり、二次売買の場でもある
- ガス代(ネットワーク手数料)がかからない
- 一部のセールでクレジットカード決済も可能
パレットチェーンのコンテンツに特化したプラットフォーム
PLT Placeは、パレットチェーンのNFTに特化したマーケットプライスだ。
具体的には、パレットチェーンを基盤とした以下の7タイトル*のNFTを取り扱っている。*2023年11月時点
取り扱うNFTのタイトル
- エルフマスターズ(ELF Masters)【NFTゲーム】
- エルフの森【NFTゲーム(エルフマスターズのアップグレード版*)】
- CryptoNinja Party!【NFTゲーム】
- LAGARt 3DAR NFT【ARで投影できるフィギュアNFT】
- 魔法使いの嫁【ARで投影できるフィギュアNFT】
- TOKYO MONGZ HILLS CLUB【コレクタブルNFT】
- NISEKO Powder Token【ニセコスキー場へのアーリーエントリー権が付与されたNFT】
*ゲーム自体はまだリリースされておらず、メタバースの土地が先行販売されている
一次販売の場であり、二次売買の場でもある
PLT Placeでは前述の7つのコンテンツから、さまざまなNFTが一次販売されている。
販売の方式は、「セール(先着順の通常の一次販売)」と「オークション」の2パターンがある。
また、市場流通後のNFTはPLT Place内で、ユーザー同士で自由に二次売買をすることができる。
ガス代(ネットワーク手数料)がかからない
イーサリアムチェーンなどのパブリックブロックチェーン上のNFTマーケットプレイスでは、NFTを取引したときなどにガス代(ネットワーク手数料)を徴収されるのが一般的だ。
一方で、プライベートチェーンであるパレットチェーンでは、NFTの普及を目的として一般のユーザーに対し、ガス代の支払いを求めない設計がなされている。
そうした背景からPLT Placeも、ガスレス(ガス代ゼロ円)で利用できるようになっている。
一部のセールでクレジットカード決済も可能
数あるNFTマーケットプレイスの中には、法定通貨(日本円やドル)を一切使えないところも多々ある。
しかしPLT Placeでは、一部のセール(一次販売)でクレジットカード、つまりは日本円を使って決済できるようになっている。
パレットトークンを用意しなくてもよいケースがあるため、初心者でもNFTを買い求めやすい。
PLT Placeのデメリット
さてPLT Placeには、次のようなデメリットもある。
主なデメリット
- 個人の一次出品は不可
- アイテム数や取引高が少ない
個人の一次出品は不可
例えば、世界最大の取引規模を誇るNFTマーケットプレイス「OpenSea」では、だれでもデジタルアートなどのNFTをつくり、出品することができる。
ところがPLT Placeの場合は、基盤であるパレットチェーンがプライベートチェーンであるために、個人が自由にNFTをつくることができない。
またPLT Placeへの一次出品は、同プラットフォームから許可されたコンテンツでないと、おこなうことができない。
パレットチェーンおよびPLT Placeは、プライベートチェーンだからこそガスレスで使えるが、一方で自由度が低いというデメリットもあるということだ。
アイテム数や取引高が少ない
再びOpenSeaを例に上げると、OpenSeaの場合は世界中のだれでもNFTを出品できるため、その取扱アイテム数は数千万点に上り、月間の取引高は100億円を優に超えてくる。
一方でPLT Placeの二次流通における出品アイテム数は、現在取り扱われている7つのコンテンツをすべて足し合わせても、1,000点にすらとどかない*。*2023年11月8日時点
二次流通のアイテム数が少ないということは、PLT Placeのユーザーがまだまだ少ないという証左であり、ひいては二次売買の成立しにくさにつながっている。
実際に、二次出品中のNFTの取引履歴を見てみると、NFTのホルダーが売買で苦労している様子が伝わってくる。
パレットチェーンの各種NFTを扱う上で、PLT Placeは欠かせない存在だ。
しかし、パレットチェーンがまだまだマイナーな存在であり、パレットチェーン・PLT Placeともに、ユーザーにとっては必ずしも理想的な状況ではないことを覚えておいてほしい。
PLT Placeの使い方
それではここで、PLT Placeの使い方を紹介しておこう。
PLT Placeの使い方
- PLTウォレットを用意する
- パレットトークンを調達する
- パレットトークンをウォレットに送金
- パレットトークンをブリッジする
- PLT Placeのアカウントを作成する
- PLT PlaceとPLTウォレットをつなぐ
PLTウォレットを用意する
冒頭に述べたとおりPLT Placeを使うには、パレットチェーンに対応したウォレットアプリ「PLTウォレット」と、パレットトークンが欠かせない。
そこでまずは、自身のスマホにPLTウォレットをダウンロードしよう。
PLTウォレットは、iOS版・Android版ともに、無料でダウンロードすることができる。
PLTウォレット
HashPalette Inc.無料posted withアプリーチ
なお、ウォレットの初期設定については、以下の記事を参考にしてもらいたい。
パレットトークンを調達する
続いて、国内の仮想通貨取引所でパレットトークンを調達しよう。
パレットトークンは複数の国内取引所に上場しているが、中でもCoincheckなら、ユーザー同士で仮想通貨の売買ができる「取引所」で、割安な手数料でパレットトークンを買える。
初心者からベテランまで多くの投資家に選ばれている人気の仮想通貨取引所なので、ぜひチェックしてみてほしい。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | APE、AVAX、AXS、BC、BCH、BRIL、BTC、CHZ、DOT、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、FNCT 、LINK、MKR、DAI、MATIC、IMX、WBTC、SHIB 【全31種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を購入できる
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 新規NFTを優先的に買える(Coincheck INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
パレットトークンをウォレットに送金
PLTウォレットの下準備が整ったら、国内取引所で購入したパレットトークンを、そのウォレット宛てに送金しよう。
なおパレットトークンは、購入する仮想通貨取引所によって、以下のように発行基盤が異なる。
例えばCoincheckのパレットトークンは、イーサリアムチェーンを基盤とした「ePLT」なので、必ずPLTウォレット内にあるイーサリアムチェーンのウォレットに送金しよう。
パレットトークンをブリッジする
PLT Placeは、パレットチェーンを基盤とした「pPLT」で取引をする仕様になっている。
そのため購入したパレットトークンがePLTである場合は、PLTウォレットのブリッジ機能で「ePLT」を「pPLT」に換えよう。
ブリッジの流れは以下のとおりだ。
ブリッジの方法
- PLTウォレットの下部メニューで「ブリッジ」を選択
- 送信元をイーサリアムチェーン、受信先をパレットチェーンに設定
- ブリッジするトークンの数量を指定
- 受信アドレスに自身のパレットチェーンのウォレットアドレスを指定
PLT Placeのアカウントを作成する
次はPLT Placeのサイトにアクセスし、アカウントを作成しよう。
アカウントはメールアドレスの登録で作成できる他、dアカウントなどの既存アカウントを流用することも可能だ。
PLT PlaceとPLTウォレットをつなぐ
アカウントを作成してログインできたら、PLT PlaceにPLTウォレットを接続しよう。
なお、PCでPLT Placeを使う場合には、QRコードをPLTウォレットで読み込むことで両者を接続することができる。
PLT Placeを使うための下準備は以上だ。
準備が整ったら、ウォレット内のパレットトークンを使い、好きなNFTを買ってみよう。
PLT Placeに関するよくある質問
最後に、PLT Placeに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- 二次出品されたアイテムをクレジットカードで買うことはできますか?
- クレジットカード決済の対応ブランドを教えてください。
- 購入したNFTを他のブロックチェーンにブリッジすることは可能ですか?
二次出品されたアイテムをクレジットカードで買うことはできますか?
先ほど紹介したようにクレジットカードを使えるのは、一部のセール(一次販売)だけだ。
二次出品されているNFTは、パレットトークンでなければ購入できない。
クレジットカード決済の対応ブランドを教えてください。
PLT Placeのクレジットカード決済で使えるブランドは、以下のとおり。
対応ブランド
- VISA
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners
- Discover
購入したNFTを他のブロックチェーンにブリッジすることは可能ですか?
パレットチェーンベースのNFTの中には、ブリッジに対応しているものもあり、そのNFTはパレットチェーンとイーサリアムチェーンの間でブリッジをおこなうことができる。
PLT Placeとは?まとめ
今回はNFTマーケットプレイスの「PLT Place」について、特徴や使い方などを紹介した。
この記事のまとめ
- PLT Placeは、パレットチェーンベースの各種NFTを売買できるプラットフォーム
- 2023年11月時点では、7つのタイトルを取り扱っている
- 基盤であるパレットチェーンの恩恵で、ガスレスで使える
- 一次販売のNFTの中には、クレジットカードで買えるものもある
PLT Placeは、パレットチェーンを基盤としたNFTゲームやコレクタブルNFTを扱う上で、無くてはならないプラットフォームだ。
パレットチェーンのNFTに関心がある方は、ぜひPLT Placeの無料アカウントをつくってみてはいかがだろうか。
なおNFTの売買に欠かせないパレットトークンは、Coincheckの取引アプリを使えば、初心者でもかんたんに調達できる。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひCoincheckのこともこの機会にチェックしてみてほしい。
\500円から仮想通貨を買える!/