国内には、約30社もの仮想通貨(暗号資産)取引所が乱立しています。
その中で、ネット金融大手のSBIグループが運営する「SBI VCトレード」は、最高水準のセキュリティによって安全に利用できる仮想通貨取引所として、多くのユーザーに支持されています。
今回はそんなSBI VCトレードについて、サービスの概要や利用のメリット、ユーザーからの口コミなどを紹介していきます。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでないなら、ぜひ参考にしてみてください!
この記事からわかること
- SBI VCトレードが提供するサービスの内容
- SBI VCトレードを利用することで得られるメリット
- SBI VCトレードのデメリット
- SBI VCトレードのユーザーからの口コミ
- SBI VCトレードでの口座開設方法
SBI VCトレードは、オンラインでの申し込みで、無料で口座を開設することができます。
気になる方はぜひ、この機会にSBI VCトレード公式サイトを覗いてみてください。
主な特長
- レバレッジ取引もできる
- 取引手数料がリーズナブル*
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで稼ぐことも可能
*取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
SBI VCトレードとは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | ADA、ATOM、APT、BCH、BTC、DAI、DOT、ETH、XRP、LTC、LINK、FLR、DOGE、SOL、AVAX、MATIC、NEAR、OAS、SHIB、HBAR、XDC、XLM、XTZ、ZPG 【全24種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸コイン 積立(自動積立) ステーキング SBI Web3ウォレット |
SBI VCトレードは、東証プライム上場のSBIホールディングスに属している仮想通貨取引所です。
2024年11月時点で24種類の仮想通貨を取り扱っており、現物取引とレバレッジ取引をユーザーに提供しています。
余談ですが、SBIホールディングスはSBI VCトレード以外に、「BITPOINT」という仮想通貨取引所の運営も手がけています。
BITPOINTについては、以下の記事で別途解説しているので、気になる方はそちらもぜひチェックしてみてください。
SBI VCトレードのメリット
さてSBI VCトレードには、以下のような利用のメリットがあります。
主なメリット
- 現物取引だけでなくレバレッジ取引もできる
- 現物取引で取引形式を選べる
- 関連サービスが充実している
- 仮想通貨の出金手数料が無料
現物取引だけでなくレバレッジ取引もできる
国内の仮想通貨取引所は、レバレッジ取引を提供していないところも多くあります。
しかしSBI VCトレードなら、現物取引とレバレッジ取引から、自身の投資方針に合った方を選んで取引を楽しめます。
現物取引なら、その名のとおり仮想通貨の現物を売買できます。
またレバレッジ取引では、預け入れた証拠金を担保に最大で2倍のレバレッジをかけ、資金効率の良い取引をおこなうことが可能です。
現物取引で取引形式を選べる
SBI VCトレードの現物取引では、「販売所」と「取引所」の2種類の取引形式が用意されています。
それぞれの仕組みと特徴の概要は、以下のとおり。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
より手軽に取引をしたい場合は販売所、取引コストを安く抑えたい場合は取引所をそれぞれ選んで、取引することができます。
関連サービスが充実している
SBI VCトレードは裁量取引以外にも、次のようなサービスを展開しています。
裁量取引以外のサービス
- 貸コイン(レンディングサービス)
- 積立(自動積立サービス)
- ステーキング
- SBI Web3ウォレット
ポピュラーなサービスはひととおり揃っており、これらのサービスを有効に使えれば、保有資産をより効率よく運用できるでしょう。
仮想通貨の出金手数料が無料
一般的に仮想通貨は、入出金をおこなう際に、基盤となるブロックチェーンにおいてネットワーク手数料(ガス代)の支払いが生じます。
そのネットワーク手数料をユーザー側に負担させたいがために、仮想通貨を出金する際にユーザーに対して、「出金手数料」の支払いを課す仮想通貨取引所は多いです。
一方でSBI VCトレードの場合は、仮想通貨を出金する際に生じるネットワーク手数料をSBI VCトレード側が負担してくれる仕様になっています。
つまりSBI VCトレードでは、仮想通貨を出金する際に手数料がかからないということです。
SBI VCトレードのデメリット
一方で、SBIVCトレードには次のようなデメリットもあります。
主なデメリット
- 競合他社と比べて取扱銘柄が少ない
- レバレッジ取引などの取扱銘柄がより少ない
- すべての仮想通貨を出金できるわけではない
競合他社と比べて取扱銘柄が少ない
2024年11月時点における、主要な仮想通貨取引所の取扱銘柄数は以下のとおり。
競合の取扱銘柄数
- BitTrade:42種類
- bitbank:38種類
- DMM Bitcoin:38種類
- bitFlyer:37種類
- GMOコイン:26種類
(2024年11月時点)
それに対してSBI VCトレードの取扱銘柄数は、同じく2024年11月時点で24種類です。
このように主要な競合他社と比べると、SBI VCトレードは取扱銘柄のラインナップで見劣りしてしまいます。
レバレッジ取引などの取扱銘柄がより少ない
SBI VCトレードでのレバレッジ取引と現物取引(取引所)の取扱銘柄数は、以下のとおりです。
SBI VCトレードの取扱銘柄
- レバレッジ取引の取扱銘柄数*:13種類
- 現物取引(取引所)の取扱銘柄数*:7種類
*2024年11月時点
前述のとおりSBI VCトレードの取扱銘柄は、主要な競合他社と比べて少なめになっています。
またレバレッジ取引と現物取引(取引所)では、もともと少なめのラインナップがさらに少なくなってしまいます。
すべての仮想通貨を出金できるわけではない
SBI VCトレードは、現物取引(販売所)で24種類*の仮想通貨を買えます。*2024年11月時点
ところが、その内で以下の11種類の仮想通貨は、購入したとしても出金することができません。
出金できない仮想通貨*
- ドージコイン(DOGE)
- ステラルーメン(XLM)
- テゾス(XTZ)
- ソラナ(SOL)
- フレア(FLR)
- シバイヌ(SHIB)
- ダイ(DAI)
- アプトス(APT)
- ヘデラ(HBAR)
- ジパングコイン(ZPG)
- ニア(NEAR)
*2024年11月時点
これら11種類の仮想通貨は投資対象としてのみの扱いとなっており、外部に持ち出し、通貨として使用することはできないということです。
SBI VCトレードが向いている人
ここまで紹介してきたサービスの内容やメリット・デメリットを踏まえて、SBI VCトレードは、次のような人に適している仮想通貨取引所だと言えるでしょう。
SBI VCトレードが向いている人
- コストを抑えつつ、メジャーな通貨に投資したり、使ったりしたい人
- 自動積立やレンディングを利用したい人
SBI VCトレードは、現物取引(取引所)で取引できる銘柄や、出金できる銘柄が限られています。
しかし、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな銘柄であれば、取引所を使ってコストを抑えつつ取引したり、出金して外部のサービスで使用したりすることができます。
そのため、投資対象をメジャーな通貨に絞っている人にはうってつけです。
また、自動積立やレンディングなどを利用したい人にも、SBI VCトレードは適しています。
SBI VCトレードが向かない人
一方でSBI VCトレードは、次のような人には適さないでしょう。
SBI VCトレードが向かない人
- より多くの仮想通貨に投資したい人
- マイナーな通貨も低コストで取引したい人
デメリットでも挙げたとおり、SBI VCトレードは主要な競合他社と比べると、取り扱い銘柄が少なめです。
また、ビットコインやイーサリアム、リップルなどの7種類の銘柄以外は、販売所のみでの取り扱いとなっているため、より多くの仮想通貨を低コストで取引したい人には不向きだと言えます。
SBI VCトレードの評判・口コミ
ここで、SBI VCトレードを実際に使っている先輩ユーザーからの口コミを、いくつかピックアップして紹介します。
SBI VCトレードへの良い評判・口コミ
まず、SBIVCトレードへのポジティブな声として、以下のようなものが上がっています。
コールドウォレットで保管するなら、SBI VCトレードもおすすめ 。
・日本円の入出金無料
・取引手数料がMakerで-0.01%
・仮想通貨の出金無料
・最低出金量が0.0001BTC。ETHの入出金・取引・出金はGMOとDMMも無料だけど、最低出金量が0.02BTC、0.1ETHと大きい
唯一の欠点は出金の遅さ。
SBIおすすめです!
X(旧Twitter)
SBI VC トレードで暗号資産を保有すると、毎月資産が増えます。
今月もステーキング報酬を頂きました。
ポルカドット:年率18.0%
カルダノ:年率2.9%
アバランチ:年率5.8%
特に手続きは不要で、保有しておくだけで報酬が貰えます。
売る気なんか更々ないので、控えめに言って最高です。
X(旧Twitter)
取引所でも手数料無料の業者があります。(Zaif、BITPOINTなど)
またSBI VCやGMOコインは、指値注文だと逆手数料がもらえます。(取られるのではなく増える)
ともに上場企業系なので、信頼性も期待できますよ!
X(旧Twitter)
SBIVC TradeからDOTステーキング報酬が降ってきてたけど、利率的には美味しいくいただけました!
X(旧Twitter)
メリットでも紹介したようにSBIVCトレードは、
- 現物取引で取引所(板取引)を利用できる
- 無料で仮想通貨を出金できる
こういった点が、ユーザーから好評を得ています。
また、利回りの良いステーキングサービスも評判が上々です。
SBI VCトレードへの悪い評判・口コミ
反対に、SBI VCトレードに対して次のようなネガティブな声も上がっています。
申し訳ないけど、レバ取引はしても良いけど、スプレッドが広いし、SBIVCは全く使ってない。
UI・UXに対する案を出して参考にしてくれるなら、レビューも改善案も出すよ。
自分のテリトリーだから。
X(旧Twitter)
久々に情弱ムーブ。
SBI VCでソラナ買ってSTEPN始めようとしたんだが、SBIはソラナ出金できないんだな。(2023/4 時点)
しかもスプレッド広くて、2,910円で買っても2,531円でしか売れない。
何やってんだか。久々の金ドブ。
X(旧Twitter)
SBI VCトレードは、販売所(現物取引・レバレッジ取引)の取引コスト(スプレッド)が割高なようで、そのことに対してネガティブな感情を抱いているユーザーが多くいます。
またデメリットで述べたようにSBIVCトレードでは、購入しても出金できない銘柄があるのですが、それに気づかずに購入してしまったユーザーから辛口な意見が上がっています。
このようにSNSを利用すると、SBI VCトレードへのさまざまな意見を知ることができます。
SBI VCトレードの利用を考えている方は、ぜひこうしたユーザーからの生の声も参考にしてみてください。
SBI VCトレードでの口座開設の流れ
それでは最後に、SBI VCトレードでの口座開設の流れを確認しておきましょう。
SBI VCトレードでの口座開設手順
- メールアドレスを登録
- 電話番号認証をおこなう
- 本人情報を入力
- 本人確認書類を提出
メールアドレスを登録
まずはSBI VCトレード公式サイトにアクセスし、トップ画面で任意のメールアドレスを入力したのち、「無料口座開設」のボタンをクリックしましょう。
メールアドレスを登録すると、そのアドレス宛に仮登録のメールが届きます。
そのメールに記載されたURLを開くと、以下のようなページが表示され、ログイン時などに必要なパスワードを設定することができます。
電話番号認証をおこなう
続いて、間違いなく利用者本人が申し込みをしていることを確認するために、電話番号認証がおこなわれます。
電話番号を入力し、確認方法の「SMS認証」か「電話番号認証」を選択してから、「登録」をクリックしましょう。
すると選択した方法で認証コードが届くので、その認証コードを入力し、「認証する」ボタンをクリックしましょう。
本人情報を入力する
電話番号認証が完了したら、次は本人情報の入力に進みましょう。
なお入力の際は、後ほど提出する本人確認書類と齟齬が生じないように留意してください。
本人確認書類を提出する
最後に、本人確認書類をアップロードしましょう。
利用できる本人確認書類は、以下のとおりです。
利用できる本人確認書類
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
以上の手続きが完了すると、SBI VCトレードで審査がおこなわれ、審査を無事にとおれば、取引を始められます。
このようにSBI VCトレードは、オンラインで完結する手続きで手軽に口座を持つことができます。
興味を持った方は、この機会にSBI VCトレードの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
SBI VCトレードの評判・口コミまとめ
今回はSBI VCトレードについて、サービスの内容や利用のメリット、ユーザーからの口コミなどを紹介しました。
この記事のまとめ
- SBI VCトレードは、SBIホールディングス傘下の仮想通貨取引所
- 現物取引だけでなく、レバレッジ取引もできる
- 現物取引では、取引形式を「販売所」と「取引所」から選べる
- 現物取引(取引所)は、取引手数料がリーズナブル
- 自動積立などのポピュラーなサービスがひととおり揃っている
SBI VCトレードは、その名のとおりSBIホールディングスに属している仮想通貨取引所です。
取扱銘柄がやや少ないというネックはありますが、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな銘柄であれば、現物取引(取引所)にてリーズナブルな手数料で売買することができます。
また自動売買やステーキング、レンディングといった、裁量取引以外のサービスの充実度が高いのも魅力です。
この記事をとおして興味を持った方は、ぜひこの機会にSBI VCトレードの利用を検討してみてください。