海外取引所の中でも屈指の銘柄ラインナップ数を誇る「MEXC(エムイーエックスシー)」。
そんなMEXCに興味を持ちつつも、
そもそもMEXCは、日本人でも使えるのか?
ということが気になっている方もいるだろう。
結論から言えば、MEXCは日本人でも使える状態にある。
だが本記事では、MEXCの利用規約まで掘り下げ、日本人受入れの根拠となっているところまでくわしく紹介していく。
また利用のメリットも紹介するので、MEXCを使ってみたいと考えている方はぜひ最後まで目を通してもらいたい。
この記事からわかること
- 日本人受入れに関するMEXCの現況
- 日本人受入れに関する今後の見通し
- MEXCを利用するメリット
- MEXCでの口座開設方法
MEXCの特長
- 世界で1,000万人以上に選ばれている
- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 取扱銘柄は2,500種*以上
- 現物取引の取引手数料が無料
- 日本語表記に完全対応
- 投資初心者でも稼ぎやすいサービスが充実
*2024年7月時点
目次
MEXCは日本人でも使える?
冒頭にも述べたとおり、現状MEXCは日本人でも使える状態にある。
ここではMEXCの利用規約にて、日本人投資家に対する扱いをより正確に確認していこう。
MEXCの利用規約でのユーザーの国籍に関する記述*は、以下のようになっている。*2024年1月時点
MEXCの利用規約(意訳、抜粋)
【サービス利用を提供しない国(禁止国)】
お客様は、自身が禁止されている国の居住者ではないことを確認する必要があります。
現在MEXC は、以下の国ではサービスを提供せず、ユーザーの登録申請も受け付けていません。
サービスを提供しない国
- 北朝鮮
- キューバ
- スーダン
- シリア
- イラン
- クリミア
- 中国本土
- インドネシア
- シンガポール
- ベネズエラ
- 米国
- カナダ
(これらの国を総称して「禁止国」と呼ぶ)
禁止国のリストは非独占的なものであり、法的およびコンプライアンスの事項を考慮し、MEXC の絶対的単独裁量により決定され、いつでも随時変更される可能性があります。
お客様は、自身の所在地または居住地について虚偽の表明をしたと判断された場合、当社が適用法および規制に従って適切な措置を講じる権利を留保することを理解し、承認するものとします。
これには、アカウントの即時停止やアカウントのポジション清算が含まれます。
お客様は、上記の禁止国のいずれかに居住した場合には、できるだけ早い機会にMEXCに通知することを約束しなければなりません。
2024年1月時点で日本は、MEXCの利用規約で定められているサービスを提供しない国(禁止国)にリストアップされていない。
つまり現状、日本人はMEXCを使える状態にあるということだ。
また、MEXCの裁量権に基づいて日本が「禁止国」に追加されない限り、日本人は今後もMEXCを利用し続けることができる。
注意)MEXCは日本の法律に反した状態にある
繰り返しになるがMEXCは現状、日本人が使える状態にある。
だが一方でMEXCの日本人に対するサービス提供は、日本の法律で違法状態にあることを知っておいてもらいたい。
日本の法律(資金決済法)では、日本でサービスを展開する仮想通貨取引所について、以下のような取り決めがなされている。
資金決済法63条の2
〔暗号資産交換業者の登録〕
暗号資産交換業は、内閣総理大臣の登録を受けた者でなければ、行ってはならない。
日本人へ事業としてサービスを提供する場合、仮想通貨取引所は必ず資金決済法に基づいた事業者登録をしなければならないのだ。
ところがMEXCは、日本での事業者登録をおこなわないまま、つまり日本の法律を無視したまま日本人へのサービス提供をおこなっている。
そのため、法を所管する金融庁から「無登録業者」として扱われ、これまでに警告も受けている。
なおMEXC自体はこのように日本の法律上で違法状態にあるが、違法状態のMEXCを使う日本人ユーザーに対し、法的ペナルティが科されることはないので、その点については安心してほしい。
ただMEXCを利用するなら、自身に直接的な影響がなくとも、MEXCが日本で違法状態にあることは”潜在的なリスクの1つ”として頭に入れておくべきだろう。
MEXCが日本から撤退する可能性はある?
日本で違反状態にある海外取引所では、金融庁からの警告を受け入れて、日本市場から撤退していくケースもよく見られる。
そこでここでは、将来MEXCが日本から撤退する可能性があるかどうかを考察してみよう。
MEXCが具体的な方針を明示しているわけではないため、あくまで現状を見た上での推察になるが、今のところはMEXCが日本から撤退する可能性は低いと言えるだろう。
なぜなら、MEXCが日本でのサービス展開に非常に精力的だからだ。
MEXCは日本のマーケットに向けて、これまで以下のような施策をおこなってきている。
日本向けの主な施策
- 公式サイトやアプリで日本語表記の機能を実装
- 通貨表記にも、日本円に変換できる機能を実装
- 日本人向けのSNSアカウントを展開
- 日本人ユーザー限定のキャンペーンを繰り返し実施
こうした施策をおこなうためには、当然ながらそれなりのイニシャルコストとランニングコストがかかっている。
ということは、MEXCは日本のことを「多くのコストをつぎ込んでもリターンが得られる魅力的なマーケット」と捉えていることになる。
このような実状を鑑みると、例えば金融庁が罰則を強化するなど、外的な要素が大きく変わらない限りは、かんたんにMEXCが日本から撤退することはないはずだ。
MEXCを利用するメリット
続いては、日本人がMEXCを使用することで享受できるメリットを紹介しておこう。
いくつものメリットがあるが、その中でも特に重要なものは以下の3つだ。
MEXC利用の主なメリット
- 取扱銘柄数が業界トップクラス
- 取引手数料がリーズナブル
- キャンペーンが豊富
取扱銘柄数が業界トップクラス
国内取引所の取扱銘柄数は、もっとも多くの銘柄を揃える「Binance Japan」でも50種類程度である。
一方でMEXCの取扱銘柄数は、2024年1月時点で2,500種類を超えている。
またこの数は、海外の競合と比べてもトップクラスだ。
このように国内取引所にはない多くの銘柄に触れられる点が、MEXCを使う最大の利点となっている。
取引手数料がリーズナブル
MEXCの現物取引(取引所)では、基本の取引手数料がMaker0%・Taker0.1%に設定されている。
基本の状態で十分にリーズナブルなのだが、取引所トークンの「MX」を一定数以上保有すれば、さらに割引を受けることもできる。
また、競合他社の中には銘柄ごとで取引手数料が変わる(マイナー銘柄の取引手数料が高い)ところもあるが、MEXCはどの銘柄も一律の手数料で取引することが可能だ。
キャンペーンが豊富
MEXCでは、ユーザーでもすべて把握しきれないほど、多くのキャンペーンが用意されている。
また中には、日本人ユーザー限定のキャンペーンもある。
こうしたキャンペーンを有効活用し、コンスタントに還元を受けていけば、より効率的に資産を運用していくことができる。
以上3つの主要メリットを挙げたが、その他のメリットやデメリット、先輩ユーザーからの評判などについては、別途以下の記事で解説している。
気になる方はぜひ、そちらもチェックしてみてほしい。
MEXCでの口座開設方法
それでは最後に、MEXCでの口座開設方法を紹介しておこう。
国内の仮想通貨取引所で口座を開設する場合は、信用の担保のために、個人情報の入力と本人確認書類(運転免許証など)の提示を求められる。
一方でMEXCなら、公式サイトでメールアドレスもしくは携帯電話番号を登録するだけで、取引アカウントを作成することができる。
また、GoogleやAppleなどの既存アカウントを流用することも可能だ。
なお厳密に言うと、MEXCにも本人確認は存在する。
だが多くの日本人投資家にとってはメリットが乏しいため、基本的にはわざわざおこなう必要がないものとなっている。
本人確認のメリット
初級認証(個人情報入力)
⇒24時間あたりの出金限度額が80BTCに
上級認証(個人情報入力+顔認証)
⇒24時間あたりの出金限度額が240BTCに
非常にお手軽に使えるので、口座をまだお持ちでないなら、ぜひこの機会にMEXC公式サイトを覗いてみてほしい。
まとめ:MEXCは日本人の受入れに積極的
今回はMEXCについて、日本人の受入れ状況や利用のメリットなどを解説した。
この記事のまとめ
- MEXCは、日本人を受け入れている海外取引所の1つ
- 現状を鑑みると、MEXCが日本から撤退する可能性は低い
- 2,500種類以上の仮想通貨を0.1%以下の手数料*で取引できる
- 日本人限定のものを含めて、キャンペーンがとにかく豊富
*現物取引(取引所)の場合
MEXCは日本の法律を無視した「無登録業者」だが、ユーザーの視点から見れば、何ら問題なく使える状態にある。
日本の仮想通貨取引所では物足りない方は、ぜひMEXCの利用を検討してみるとよいだろう。