仮想通貨(暗号資産)は、現物取引ができるだけでなく、レバレッジによって資金効率を上げて取引することもできる。
今回取り上げるDMM Bitcoinは、そんなレバレッジ取引で国内最多*の銘柄が揃う仮想通貨取引所であり、レバレッジ取引を好む多くの投資家に選ばれている。*2023年12月時点、国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
この記事ではDMM Bitcoinの基本情報やメリット・デメリット、ユーザーからの口コミなどを紹介していく。
これから仮想通貨取引にチャレンジしようと考えている方は、ぜひ最後まで目をとおして、利用先を選ぶ際の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- DMM Bitcoinの基本情報
- DMM Bitcoinの5つのメリット
- DMM Bitcoinの3つのデメリット
- SNS上での評判・口コミ
- DMM Bitcoinの口座開設方法
DMM Bitcoinは、レバレッジ取引で国内最多*の銘柄を取り揃えている仮想通貨取引所だ。*2023年12月時点、国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
レバレッジ取引に関心がある方は、ぜひこの機会にDMM Bitcoin公式サイトをチェックしておくとよいだろう。
DMM Bitcoinの特長
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 「BitMatch注文」で取引コストを安く抑えられる
- 仮想通貨の送金手数料が無料
- 取引アプリは、初心者でも使いやすいモードへの切り替えも可能
目次
DMM Bitcoinとは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(BitMatch注文) レバレッジ取引(販売所) レバレッジ取引(BitMatch注文) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、NIDT、ADA、ALGO、APE、ATOM、AVAX、AXS、BAT、CHZ、DOGE、DOT、ENJ、ETC、FCR、FLR、HBAR、IOST、LINK、MATIC、MKR、MONA、OAS、OMG、QTUM、SAND、SHIB、SOL、TRX、XEM、XLM、XTZ、XYM、ZPG 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(BitMatch注文) ⇒ 0.001BTCあたり26円 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(BitMatch注文) ⇒ 0.01BTCあたり30円 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 (対象はBTC・XRP・ETHのみ) |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 (対象はBTC・XRP・ETHのみ) |
その他のサービス | IEO |
DMM Bitcoinは、エンタメや金融など様々なジャンルのオンラインサービスを手がけている、DMMグループ傘下の仮想通貨取引所だ。
もともとは株式会社テコテックの子会社の東京ビットコイン取引所だったが、2017年にDMM FXホールディングスへ譲渡されたのち、2018年1月から現在のDMM Bitcoinへとリブランディングされた。
DMMグループの傘下となったことでDMM Bitcoinでは、同グループで培われた高度なセキュリティ技術のもと、安心して取引できる環境が構築されている。
また、提供されている取引のサービスは現物取引とレバレッジ取引の2種類であり、自身の投資戦略に合わせて自由に選択することが可能だ。
DMM Bitcoinのメリット
さてDMM Bitcoinには、主に次のようなメリットがある。
主なメリット
- レバレッジ取引の取扱銘柄数が国内最多*
- 取引ツールが高性能
- オリジナルの注文方法で取引コストを抑えられる
- 現物の仮想通貨をレバレッジ取引の担保にできる
- サポートが充実している
*2023年12月時点、国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
レバレッジ取引の取扱銘柄数が国内最多
国内の仮想通貨取引所は、そもそもレバレッジ取引を提供しているところが少ない。
また、レバレッジ取引を提供していたとしてもその多くは、現物取引と比べて取扱銘柄が限られている。
例えばbitFlyerの場合は、レバレッジ取引のサービスの提供はあるものの、その対象はビットコインのみだ。
一方でDMM Bitcoinのレバレッジ取引における取扱通貨は、本記事執筆時点(2024年5月)で34種類と国内で最も多い*。*国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
レバレッジ取引に力を入れることによって、競合他社との差別化を図っているのだ。
ちなみに現物取引でも、レバレッジ取引には劣るものの、28種類の仮想通貨の取引が可能だ。
取引ツールが高性能
DMMグループは、DMM Bitcoinよりも先に、FX業者のDMM FXや証券会社のDMM.com証券などを手がけている。
それらで培われてきた技術が流用されていることから、DMM Bitcoinの取引ツールは、高い操作性と豊富な機能の両立を実現している。
特にアプリ版の取引ツールは、
- シンプルで直感的に操作できる「STモード」
- PC版顔負けの多彩な機能が揃う「EXモード」
これら2つのモードを自在に切り替えられることから、初心者からベテランまで幅広い層に好評だ。
オリジナルの注文方法で取引コストを抑えられる
仮想通貨取引の取引形式は主に、
- 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引をする「販売所」
- ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」
の2種類がある。
それらの主なメリットとデメリットは、以下のとおりだ。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
リターンの最大化を狙うのであれば、取引コストを安く抑えられる「取引所」を積極的に活用したいところだ。
ところが、DMM Bitcoinの場合は販売所のみの提供となっており、取引所を使うことはできない。
ただしオリジナルの注文方法「BitMatch注文」を活用すれば、有効期限内(30秒以内)に成立しなければならないという制限はあるものの、販売所のスプレッドを気にせずに、他社の取引所並みの割安な手数料での取引が可能だ。
現物の仮想通貨をレバレッジ取引の担保にできる
国内の競合他社でのレバレッジ取引では、一般的に口座に入金した日本円のみを担保(証拠金)として、取引をおこなう。
一方でDMM Bitcoinなら、口座にある日本円だけでなく、現物の仮想通貨もレバレッジ取引の担保(証拠金)に充てられる。
例えば、長期投資で口座に眠らせている現物の仮想通貨があれば、それを担保として有効活用しつつ、レバレッジ取引も楽しめるのだ。
サポートが充実している
DMM Bitcoinでは、公式サイト内の「問い合わせフォーム」で24時間、ユーザーからの問い合わせを受け付けている。
またLINEアプリでの問い合わせも可能で、DMM Bitcoinのアカウントを友だち登録しておけば、いつでも質問を投げかけることができる。
これらの仕組みによってDMM Bitcoinでは、万が一わからないことやトラブルがあっても、手軽にサポートを求められる。
さらに、場合によってはユーザーから寄せられる意見や要望が、サービスに対してフィードバックされることもある。
DMM Bitcoinのデメリット
一方でDMM Bitcoinには、次のようなデメリットもある。
主なデメリット
- 取引所形式での取引ができない
- 裁量取引以外のサービスがほぼない
- 入出金が可能な仮想通貨が限られている
取引所形式での取引ができない
繰り返しになるが、DMM Bitcoinでは取引所のサービスの提供がなされていない。
BitMatch注文を使えば、取引コストを安く抑えることができるが、それには「発注から30秒以内に注文が成立しなければならない」という制限がある。
ちなみに、もしも30秒以内に注文が成立しなかった場合は、自動的に通常の販売所での注文に切り替わる。
そのため、取引自体は問題なく実行されるのだが、販売所の割高なスプレッドが取引コストとしてかかることになる。
裁量取引以外のサービスがほぼない
競合他社には、例えば自動積立やレンディングといった、裁量取引以外のサービスも提供しているところが数多くある。
しかしDMM Bitcoinの場合、そうした裁量取引以外のサービスは今のところ、IEO(仮想通貨取引所を仲介しておこなう仮想通貨のプレセール)のみだ。
定常的に使える裁量取引以外のサービスは、残念ながら用意されていない。
入出金が可能な仮想通貨が限られている
大抵の仮想通貨取引所は、現物取引で取り扱うすべての仮想通貨に関して、仮想通貨取引所内のウォレットと外部のウォレットの間での入金・出金ができるようになっている。
しかしDMM Bitcoinの場合、現物取引で取り扱われている銘柄の内で入金・出金が可能なのは、
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
のわずか3種類だけだ。
DApps(分散型アプリ)で利用されることが多いポリゴン(MATIC)やアバランチ(AVAX)などはいずれも、現物を保有していたとしてもDMM Bitcoinのウォレットから引き出すことができない。
ちなみにビットコイン・イーサリアム・リップルを出金する際の手数料は無料であり、入金・出金の対象が限られている一方、それら3銘柄に関して手数料がかからないのは、ユーザーにとってうれしいポイントだと言えるだろう。
DMM Bitcoinが向いている人
さて、ここまで紹介してきた基本情報やメリット・デメリットを踏まえて、DMM Bitcoinは次のような人に適していると言えるだろう。
DMM Bitcoinが向いている人
- レバレッジ取引メインで取り組みたい人
- より多くの仮想通貨に触れたい(分散投資がしたい)人
- 初めて仮想通貨取引に挑戦する人
- 実用目的でのビットコインやイーサリアムの購入を考えている人
メリットで挙げたとおりDMM Bitcoinでは、現物取引で国内トップクラスの20種類以上の仮想通貨が揃い、レバレッジ取引にいたっては国内最多*の30種類以上もの仮想通貨を取引することができる。*2023年12月時点、国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
そのため、より多くの仮想通貨に触れたい人や、レバレッジ取引をメインに取り組みたい人にDMM Bitcoinはマッチするだろう。
また、取引アプリをシンプルなSTモードに切り替え可能であるため、初心者の利用にも適している。
さらに、ビットコインやイーサリアムの出金手数料がかからないため、実用目的でイーサリアムなどを購入したいと考えている人にもぴったりだ。
DMM Bitcoinが向かない人
一方で次のような人には、DMM Bitcoinの利用は向かないだろう。
DMM Bitcoinが向かない人
- 取引コストをできるだけ安く抑えたい人
- 自動積立など、裁量取引以外のサービスも利用したい人
- 実用目的でのポリゴン(MATIC)などの購入を考えている人
デメリットで挙げたとおり、DMM Bitcoinは取引コストが割安な「取引所」のサービスの提供がなされていない。
またBitMatch注文を活用しても、注文の有効期限があるために、必ずしも割安なコストで取引できるとは限らない。
そのためコスト面を重視する人は、DMM Bitcoinではなく、取引所のサービスが提供されている他の仮想通貨取引所を選択した方がよいだろう。
また、自動積立サービスや、ビットコインなど3銘柄以外の仮想通貨の入金・出金機能がないため、そうしたサービスや機能を目的としている方にもDMM Bitcoinは適さない。
DMM Bitcoinの評判・口コミ
それではここで、実際にDMM Bitcoinを利用しているユーザーからの評判・口コミをいくつかチェックしておこう。
DMM Bitcoinの良い評判・口コミ
まず、DMM Bitcoinに対するポジティブな評判・口コミは以下のとおりだ。
ひさしぶりにDMM Bitcoinにログインしたら「STモード」なる機能が搭載されていたのでSTモードに切り替えてみたら、なんてこった、めちゃくちゃ見やすく使いやすいシンプルなUIだった。
あと約半年前にエンジンコイン(ENJ)も取り扱い開始されていたという。
ビットバンクが一番使いやすいけどDMMもいいね。
X(旧Twitter)
Dmm Bitcoin、STモード追加されてめっちゃ見やすくなった。
X(旧Twitter)
DMM BitcoinのBitMatch注文優秀すぎ!
下記はほぼ同タイミングでのBitcoinの価格ですが、DMM Bitcoinが堂々1位でした!
(すべて取引板の数字)
①位 DMM Bitcoin:2,904,980円
②位 bitFlyer:2,906,194円
③位 GMOコイン:2,908,001円
④位 Coincheck:2,910,559円
⑤位 bitbank:2,915,892円
X(旧Twitter)
取引アプリの「STモード」は2021年12月に実装されたのだが、ユーザーからの口コミを見てみるとその評価は上々だ。
また、有志の調査によるとDMM BitcoinのBitMatch注文は、取引コストを抑えつつ、競合他社よりも有利な価格で取引できるようだ。
注文に有効期限があるという難点も抱えているが、注文が成立しやすいメジャーな銘柄や時間帯を選べば、その取引コストの安さを上手く活かせるのかもしれない。
DMM Bitcoinの悪い評判・口コミ
一方で次のように、DMM Bitcoinに対するネガティブな声も上がっている。
DMM BitcoinのXRP、スプレッドやべーです!
慌ててポジション持ったら大ダメージくらいますね。
X(旧Twitter)
Dmm Bitcoinのbitmatch、売却の仕様を勘違いしてた。
スプレッドを必ず無視出来るわけじゃないのね…。
1%ほど赤字が出てもうた。
X(旧Twitter)
Bitmatchで買ったつもりが、普通にクソ高スプレッドで買わされたんだが。
Dmm Bitcoin意味不。
X(旧Twitter)
DMM Bitcoinは、やはりコスト面に関してのネガティブな声が多く聞かれる。
他社の「販売所」と比べれば決して割高とはならないものの、「取引所」の取引手数料と見比べると、DMM Bitcoinの販売所のスプレッドはどうしてもコストとして重い。
また、BitMatch注文が割安なコストでの取引を確約してくれない点を批判する声も散見される。
以上、DMM Bitcoinの評判・口コミを紹介した。
DMM Bitcoinの利用を検討している方は、ぜひこうした先輩ユーザーの生の声も参考にしてみるとよいだろう。
DMM Bitcoinでの口座開設の流れ
それでは最後に、DMM Bitcoinでの口座開設手順を紹介しておこう。
DMM Bitcoinでの口座開設手順
- メールアドレスを登録
- 本人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 審査完了を待つ
メールアドレスを登録
まずはDMM Bitcoin公式サイトにアクセスし、トップ画面にある「口座開設」ボタンをクリックしよう。
すると、次のような手続き画面が表示されるので、指示に従ってメールアドレスを登録しよう。
登録が完了すれば、そのメールアドレスあてに確認メールが送信され、メール記載のURLから口座開設フォームに進むことができる。
本人情報を入力
口座開設フォームにアクセスしたら、住所氏名などの個人情報を入力していこう。
なお、入力する情報は、のちほど提出する本人確認書類の記載内容と食い違うことのないようにしなければならない。
本人確認書類をアップロード
個人情報の入力が完了したら、次は本人確認書類をアップロードしよう。
またレバレッジ取引をおこなうためには、金融商品取引法に基づき、マイナンバー確認書類のアップロードも必要だ。
本人確認書類およびマイナンバー確認書類のアップロード方法は、次の2パターンがある。
この2つの内で「スマホでスピード本人確認」は、書類と合わせて自身の顔もアップロードする仕様となっている。
アップロード後はAIがすみやかにそれらを照合してくれるため、申し込みから最短1時間で取引を始めることが可能だ。
審査完了を待つ
ひととおりの手続きが完了したら、あとはDMM Bitcoinの審査を待つだけだ。
本人確認を「スマホでスピード本人確認」でおこなっていた場合は、審査結果が登録したメールアドレスに送信され、無事クリアしていればすぐに取引を始められる。
また「本人確認書類アップロード」で本人確認手続きをおこなった場合は、審査後に認証コードが記載された書類が郵送され、マイページでそのコードを入力することにより、取引可能な状態となる。
以上、DMM Bitcoinでの口座開設手順を紹介した。
今なら新規ユーザー向けのお得なキャンペーンも実施されているので、気になる方はぜひこの機会に、DMM Bitcoin公式サイトを覗いてみてほしい。
DMM Bitcoinの評判・口コミまとめ
今回はDMM Bitcoinについて、その特徴やユーザーからの評判などを紹介した。
この記事のまとめ
- DMM Bitcoinは、レバレッジ取引での取扱銘柄数が国内最多*
- 取引アプリをSTモードとEXモードに自在に切り替えられる
- ビットコイン・イーサリアム・リップルは、出金時に手数料がかからない
- 「取引所」のサービスがなく、取引コストは割高になりがち
*2023年12月時点、国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ
繰り返しになるがDMM Bitcoinは、レバレッジ取引をメインに取り組みたい人に、特にマッチする仮想通貨取引所となっている。
またDMM Bitcoinでは、ビットコインやイーサリアムなどの出金時に手数料がかからない。
そのため、特に「イーサリアム」をDApps(分散型アプリ)で使いたいと考えている人に、DMM Bitcoinはうってつけだ。
メリット・デメリットをよく理解した上で、自分に合っていると感じた人は、ぜひこの機会にDMM Bitcoin公式サイトにアクセスしてみるとよいだろう。