仮想通貨に投資している方の中には、上手く収益を上げられずに悩んでいる方もいるだろう。
そうした方への一助になり得るのが、今回取り上げるBybit(バイビット)のコピートレードだ。
コピートレードを使えば、安定した実績を残しているトップトレーダーやボットの戦略をかんたんに自動コピーすることができる。
本記事ではそんなBybitのコピートレードについて、利用のメリットや使い方をわかりやすく解説していく。
興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
この記事からわかること
- Bybit|コピートレードの基本情報
- Bybit|コピートレードの魅力
- Bybit|コピートレードの難点
- コピー相手を選ぶ際のポイント
- Bybit|コピートレードの使い方
Bybitには、国内取引所と比べてケタ違いとなる1,300種類以上*もの銘柄がラインナップされている。*2024年6月時点
まだ使ったことがない方は、コピートレードにトライする前に、Bybitの口座開設をしておこう。
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
Bybitのコピートレードとは?
コピートレードの種類 | コピートレードClassic コピートレードPro |
コピーできる取引 | 現物取引* 無期限先物取引 取引ボット(先物グリッド) *Proのみ |
利用コスト | 裁量取引やボットの各種手数料 コピー相手への成果報酬 |
Bybitのコピートレードは、優秀なトレーダーやボットの先物取引の戦略を自動コピーできるサービスだ。
ユーザーは、トレーダーやボットの取引内容や実績を見て、信頼できる相手を選択する。
そして、選んだトレーダーもしくはボットの取引を自動コピーすることにより、自ら戦略を立てずとも、コピー相手の技術と戦略を活かして利益を追求することができる。
ちなみにBybitは、戦略を提供しているトレーダーのことを「マスタートレーダー」と呼んでいる。
本記事においても、これ以降そのように表記することとする。
Bybit|コピートレードの種類
Bybitのコピートレードは、以下の2種類が用意されている。
Bybit|コピートレードの種類
- コピートレードClassic
- コピートレードPro
ユーザー視点での両者の大まかな違いは、以下のとおり。
Classic | Pro | |
---|---|---|
概要 | オーソドックスなサービス | より高度なツール・戦略で運用 |
使える取引の種類 | 先物取引のみ | 現物取引 先物取引 |
サイクルの有無 | なし いつでも解除可能 | あり 7日サイクル |
最低投資額 | 50USDT | 500USDT |
この表を見てわかるとおり、ClassicとProにはそれぞれ一長一短がある。
まず対応している取引の種類を見比べると、Classicは先物取引だけだが、Proは現物取引と先物取引の両方に対応している。
また最低投資金額を見比べると、Classicは50USDT(約8,000円)から始められるのに対し、Proは最低でも500USDT(約8万円)が必要で、やや利用のハードルが高めだ。
こうした違いをよく理解して、自分に合っている方を選択するようにしよう。
Bybit|コピートレードの魅力
さてBybitのコピートレードには、以下のような魅力がある。
Bybit|コピートレードの魅力
- 稼ぐための技術がいらない
- 取引のチャンスを逃さずに済む
- 少額からでも始められる
- コピーされる側になって稼ぐことも可能
稼ぐための技術がいらない
稼げている個人投資家の割合は、一般的に3割程度だと言われている。
つまり、7割が損をしてしまうほど、稼げる投資技術を習得するのは困難だということだ。
一方でコピートレードを使えば、継続して実績を残しているマスタートレーダーやボットの取引を、お手軽にコピーすることができる。
そのため稼ぐ技術を身に付けられていない人でも、選んだコピー相手次第では安定したリターンを得ることが可能だ。
取引のチャンスを逃さずに済む
コピートレードでは、選んだトレーダーもしくはボットの取引を自動でコピーしてくれる。
初期設定さえ済ませれば、あとは仕掛けから決済まで手間いらずだ。
また、自動で取引をしてくれることにより、取引のチャンスを24時間逃すこともない。
少額からでも始められる
前述のとおり2種類のコピートレードの内で、Classicは50USDT(約8,000円)から利用できる*。*マスタートレーダーごとで最低金額は異なる
1万円未満の原資で始められるので、投資初心者でもチャレンジしやすい。
コピーされる側になって稼ぐことも可能
Bybitのコピートレードでは、応募してBybitに認められると、自身がマスタートレーダーになることも可能だ。
またマスタートレーダーになれば、フォロワーからの成果報酬で稼ぐことができる。
Bybit|コピートレードの難点
一方でコピートレードには、以下のような難点もあるので留意しておいてほしい。
Bybit|コピートレードの難点
- 利用コストが割高
- リターンを保証してくれるわけではない
利用コストが割高
コピートレードを利用する際には、通常の取引と同じ各種手数料とは別に、マスタートレーダーへの成果報酬がコストとして発生する。
コピートレードClassicの場合は、マスタートレーダーのランクに応じて、得られた利益から10~15%が成果報酬として徴収される。
またコピートレードProでは、マスタートレーダーが任意に設定した比率*で成果報酬を徴収される。*0~99%の間で設定されている
基本的には、Classicよりも高めの比率に設定されているケースが多い。
成果報酬なので、損をしている場合は徴収されることはない。
ただ、それでも10%以上の成果報酬というのは、コストとしてやや割高感がある。
リターンを保証してくれるわけではない
実績のあるマスタートレーダーの戦略をコピーすれば、自身もその恩恵にあずかれる可能性は高い。
しかしそれでも、損をする確率がゼロになるわけではない。
相場の状況次第では、これまで実績を残しているマスタートレーダーやボットでも損失を被ることが当然ある。
またその場合は、自身も損をしてしまう。
コピートレードを利用する際は、そうした損失のリスクがあることをよく理解しておく必要があるだろう。
コピー相手を選ぶ際の注目ポイント
コピートレードを利用するには、最初にコピーする相手を厳選する必要がある。
選ぶ際は、以下の3つのポイントにぜひ注目してみてほしい。
3つの注目ポイント
- マスタートレーダーのランク
- 報酬比率
- 長期間の運用実績
マスタートレーダーのランク
マスタートレーダーには、以下の条件で4種類のランク付けがなされている。
ランク | 最低保有資産 | フォロワーの累積利益額/日 | 最大ドローダウン (過去7日あたり) |
---|---|---|---|
ルーキー | 100USDT | ー | ー |
ブロンズ | 200USDT | 50USDT | ー |
シルバー | 1,000USDT | 1,000USDT | 30% |
ゴールド | 1万USDT | 1万USDT | 15% |
これらの条件でもっとも重要なのは、「フォロワーの1日あたりの累積利益額」だ。
これは、実績としてフォロワーにそれなりの利用メリットを示せていなければ、シルバーランクやゴールドランクにはなれないということを意味する。
またこうした条件があるため、マスタートレーダーのランクは、各トレーダーの信用の度合いを大まかに測るフィルターとして大いに活用できる。
報酬比率
前述のとおりコピートレードClassicでは、マスタートレーダーへの成果報酬の比率がランクによって決まっている。
具体的には、以下のとおり。
成果報酬の比率
- ルーキー:10%
- ブロンズ:10%
- シルバー:12%
- ゴールド:15%
当然ながらユーザーの視点から見れば、信用や実績の面で優れたマスタートレーダーを選びつつも、できるかぎり成果報酬の支払いは安く抑えたい。
また信用とコストのバランスを考えれば、自ずとターゲットとする層が絞れてくるはずだ。
長期間の運用実績
自身の方針に見合った信用と成果報酬のバランスを考え、例えばターゲットをシルバーランクに絞ったとしよう。
すると次にチェックすべきは、シルバーランクに属する各トレーダーの運用実績だ。
Bybitでは、直近7日から90日までの実績を閲覧することができる。
ただ、短期の損益はあまり参考にならないので、各トレーダーの直近90日の実績を見比べることをすすめる。
コピートレードの使い方
それでは最後に、コピートレードの使い方をかんたんに紹介しておこう。
なおここでは、例として「コピートレードClassic」を取り上げる。
コピートレードの使い方
- マスタートレーダーを選ぶ
- 投資額を決める
- コピーする取引の種類を決める
- 裁量取引側の詳細設定をおこなう
- 取引ボット側の詳細設定をおこなう
- コピートレードを始める
マスタートレーダーを選ぶ
まずはマスタートレーダーの中から、戦略をコピーしたい相手を選ぼう。
選び方については、前述の内容を参考にしてもらいたい。
またコピー相手が決まったら、その相手の「フォロー」ボタンをクリックしよう。
投資額を決める
フォローボタンをクリックすると、次のようなパラメータ設定画面が表示される。
そこでまず、投資する金額を決めて入力しよう。
コピーする取引の種類を決める
続いては、以下の2種類からコピーする取引の種類を選ぼう。
選べる取引の種類
- 裁量取引(無期限先物取引)
- 取引ボット(先物グリッド)
なお、マスタートレーダーの戦略を丸ごとコピーしたいなら、両方にチェックを入れておけばいい。
裁量取引側の詳細設定をおこなう
次に「その他の設定」をクリックすると、コピーする裁量取引と取引ボット、それぞれで細かな設定をしておくことができる。
裁量取引側で設定できる項目は、以下のとおり。
設定できる項目
- コピーのモード
- マージンのモード
- 最大マージン
- 1日あたりの最大ポジション数
- 損切りの比率
- 利確の比率
- 最大スリッページ
- コピーガードを使うかどうか
- 取引する通貨ペア
各項目の右隣にあるクエスチョンマークをクリックすれば、それぞれの解説が表示される。
その解説を参考にしながら、自身の投資方針に合った設定をしよう。
取引ボット側の詳細設定をおこなう
取引ボット側の詳細設定はかなりシンプルで、用意されているのは以下の2項目のみだ。
設定できる項目
- コピーのモード
- 稼働中のボットをコピーするか
裁量取引側の設定と同じように、解説をよく読みながら設定しよう。
コピートレードを始める
ひととおりの設定が済んだら、あとは契約書に同意し、「今すぐコピーする」というボタンをクリックするだけだ。
BybitのコピートレードClassicは、先物取引に慣れていないと、マージンの取り方の設定などにやや手間取るかもしれない。
しかし1つ1つ解説が付いているので、それをよく読みさえすれば、基本的にだれでも自分の方針に合った設定を組むことができる。
また初期設定さえ済ませれば、あとはその設定どおりに、自動で取引を繰り返してくれる。
興味がある方は、ぜひ実際にBybitのコピートレードにトライしてみてほしい。
Bybitのコピートレードまとめ
今回はBybitのコピートレードについて、利用のメリットや使い方などを解説した。
この記事のまとめ
- BybitのコピートレードはClassicとProの2種類
- Classicの方は軍資金が少なくても始められる
- 裁量取引だけでなくボットのコピーも可能
- コピー先は、長期的に安定した実績を残している相手がおすすめ
Bybitのコピートレードは、取引手数料とは別に、マスタートレーダーへの成果報酬がコストとしてかかる。
しかしそうしたコストを鑑みても、自力で稼ぐ技術が身についてない方にとっては、十分にトライする価値があるはずだ。
興味がある方はぜひ、本記事を参考にしつつ、実際にBybitのコピートレードにチャレンジしてみてほしい。