Polygonチェーンは、多くのDApps(分散型アプリ)の基盤となっている人気のブロックチェーンプラットフォームだ。
また、Polygonチェーンにはネイティブトークンの「MATIC」もあり、仮想通貨投資家の中には、MATICやPolygonチェーンを基盤としたNFTなどを保有している方も多くいるだろう。
そうした資産を管理するにあたり、自らの資産を取り巻く情報を正確に理解しておくことが重要なのだが、その際に何かと役に立つのがブロックチェーンエクスプローラーの「Polygonscan(ポリゴンスキャン)」だ。
本記事ではPolygonscanについて、得られる情報や使い方などをわかりやすく解説していく。
MATICやNFTをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んで、自身の資産管理の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- Polygonscanの概要
- Polygonscanを使って得られる情報
- Polygonscanの基本的な使い方
Polygonチェーンのネイティブトークンである「MATIC」は、国内でも多くの仮想通貨取引所で、活発に取引されている。
中でもCoincheckなら、ワンコイン(500円)からMATICを購入することができる。
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目次
Polygonscan(ポリゴンスキャン)とは?
Polygonscan(ポリゴンスキャン)は、パブリックブロックチェーンであるPolygonチェーンのさまざまなデータを閲覧できるエクスプローラー(ウェブサイト)だ。
Polygonチェーンとは?
Polygonチェーンはイーサリアムチェーンと接続されているレイヤー2ブロックチェーンであり、イーサリアムチェーンのスケーラビリティの改善などを目的として開発された。
イーサリアムチェーンと互換性を持ち、高速・低コストなトランザクション環境をユーザーに提供している。
Polygonscanでは、Polygonチェーンでのトランザクションの履歴やスマートコントラクト、トークンの情報などをリアルタイムで確認することができる。
余談だが、一般的にパブリックブロックチェーンは情報がオープンにされており、PolygonチェーンのPolygonscanのように、他のブロックチェーンでも類似のエクスプローラーが用意されている。
Polygonscanで調べられる情報
さて、それではPolygonscanで調べられる主な要素を紹介しておこう。
調べられる主なもの
- ブロックチェーンの履歴
- トランザクションの履歴
- 個別のウォレットの取引履歴
- トークン・NFTの各種データ
- 各種利用状況をまとめた統計データ
ブロックチェーンの履歴
ブロックチェーンは、文字どおりブロックが鎖のように連なった形状をしており、各ブロックにトランザクションのデータなどが格納されていく。
Polygonscanでは、そのブロック1つ1つについて、以下のような情報を閲覧できる。
閲覧できるブロックの主な情報
- ブロックの生成者(バリデーター)
- ブロックが生成されたときのタイムスタンプ
- バリデーターに支払われた報酬
- ブロックのサイズ
- 使用されたガス代 他
また、チェーンの再編成によって除外(フォーク)されたブロックの履歴も残っている。
トランザクションの履歴
Polygonチェーン上でおこなわれたトランザクション(取引)の履歴も、検索・表示できる。
トランザクションでの送信者と受信者のアドレス、かかったガス代など、1つ1つのトランザクションで詳細な情報を閲覧可能だ。
また、まだ処理が完了していないトランザクションの情報も見られる。
個別のウォレットの利用状況・取引履歴
Polygonscanでは、自身や第三者のウォレットの利用状況、および取引履歴を調べられる。
閲覧可能な情報は、主に以下のようなものがある。
アドレスごとで閲覧できるもの
- 過去の取引履歴(取引時間、取引相手、ガス代 他)
- トークンごとの取引履歴
- 履歴を元にした統計データ
トークン・NFTの各種データ
Polygonチェーンはイーサリアムチェーンと互換性があり、そうした背景からPolygonscanでも、イーサリアムチェーンを基盤としている各種トークンの情報が追跡されている。
追跡されているトークンの規格は、以下の3種類だ。
追跡されているトークンの規格
- ERC-20(仮想通貨をつくるための規格)
- ERC-721(NFTをつくるための規格)
- ERC-1155(複数のトークンをまとめて扱うことにフォーカスした規格)
これらの規格でつくられたトークンそれぞれに関して、価格や前日と比べた変動幅、取引高や時価総額などを調べることができる。
またトークンの一覧では、時価総額や取引高の多い順(少ない順も可能)で並べ替えられるため、今人気のトークンやNFTを一目で理解できる。
各種利用状況をまとめた統計データ
Polygonscanでは、多くのユーザーにとって役に立つ情報が統計データやチャートにまとめられている。
それらの統計やチャートを見れば、Polygonチェーンの景気やユーザーの推移、手数料(ガス代)の推移などを把握することができる。
主なチャート・統計
- 日次のトランザクション
- 日次のトークン転送量
- アクティブなアドレスの推移
- 平均ガス代の推移
- 日次のガス代使用量の推移
- 上位のバリデーターの全体に占める割合
Polygonscanの使い方
ここでは、Polygonscanを使った自身のウォレットの利用履歴の調べ方、および得られたデータの活用方法を紹介しておこう。
ウォレット関連の主な使い方・手順
- 自身のウォレットアドレスで検索
- 分析情報(アナリティクス)を確認する
- トランザクションの履歴をダウンロード
自身のウォレットアドレスで検索
まずは、自身のウォレットアドレスを用意し、Polygonscanで検索をかけよう。
なお、利用しているウォレットによっては、そのウォレットから直接、Polygonscanにアクセスできるケースもある。
例えばMetaMaskでは、同ウォレットのメニューにある「View on Explorer」をクリックするだけでPolygonscanにアクセスすることができ、この場合にアドレスの検索は不要だ。
閲覧できる内容については、先ほど紹介したとおりだ。
分析情報(アナリティクス)を確認する
自身のウォレットアドレスの詳細画面において、Analytics(分析)をクリックすると、以下の統計およびチャートを閲覧できる。
アナリティクスで得られる情報
- 日々のトランザクションの回数
- MATICの保有残高の推移
- ガス代の支払い状況
- MATICとその他トークンの転送状況
こうした統計データをチェックしておくと、自身の投資傾向などを把握することができ、より効率的な資産運用に結び付けられるだろう。
トランザクションの履歴をダウンロード
トランザクション履歴やトークンの送信履歴などは、いずれもCSV形式でダウンロードすることができる。
特にトランザクションの履歴のデータは、確定申告に向けてデータを整理する際に役立つだろう。
Polygonscanに関するQ&A
最後に、Polygonscanに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- Polygonscanは日本語表記に対応していますか?
- Polygonscanを利用する際、利用者登録は必要ですか?
- Polygonscanは、どうやってデータを取得していますか?
Polygonscanは日本語表記に対応していますか?
Polygonscanの対応言語は現状、英語と中国の2種類のみで、日本語表記には対応していない。
もしも英語が不得手なら、Google Chromeなどのブラウザに搭載されている翻訳機能を使ってみるとよいだろう。
Polygonscanを利用する際、利用者登録は必要ですか?
Polygonscanは、基本的に利用者登録(アカウント登録)なしで使える。
ただ、アカウント登録をしておくと、APIなどのサービスが追加で使えるようになる。
APIとは?
APIは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略称で、サイトやアプリケーションの機能の一部を共有できる仕組みのこと。
なおアカウントは、ユーザー名とメールアドレスを入力するだけで、無料で作成・登録することができる。
Polygonscanは、どうやってデータを取得していますか?
Polygonscanは、Polygonチェーンへと接続されたノード(ネットワークに参加しているコンピュータ)から、リアルタイムで情報を取得している。
また、複数のノードから情報を収集することによって、情報の信頼性を担保している。
Polygonscan(ポリゴンスキャン)まとめ
今回はPolygonscanの使い方や、使って得られる情報などを解説した。
この記事のまとめ
- Polygonscanは、Polygonチェーンのエクスプローラー
- トランザクションの履歴など、Polygonチェーン上のあらゆる情報の収集が可能
- 自身のウォレットアドレスの各種情報をチェックすることも可能
- 基本的には登録不要で、だれでも無料で情報を閲覧できる
Polygonscanを使えば、Polygonチェーンを基盤としたトークン・NFTの情報や、自身のウォレットの利用履歴など、多種多様な情報を閲覧することができる。
使い方を知っておいて損はないので、気になる方はぜひ一度Polygonscanにアクセスし、その機能を自身の目で確かめてみてほしい。
なお、PolygonチェーンのネイティブトークンであるMATICは、Coincheckを使うとわずか500円から取引することができる。
初心者にもぴったりな仮想通貨取引所なので、ぜひこの機会にCoincheckのことも、チェックしておいてほしい。
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