今回取り上げる「KAIA(カイア)」は、人気のブロックチェーンプラットフォームであるKlaytnとFinschiaの統合によって生まれた新たな仮想通貨です。
統合で性能が向上したこともあり、仮想通貨市場から高い注目を集めています。
本記事ではそんなKAIAと、発行基盤であるKaiaブロックチェーン(以下、Kaia)について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していきます。
この記事からわかること
- Kaia/KAIAの基本情報
- Kaia/KAIAの3つの特徴
- KAIAの値動き
- Kaia/KAIAの将来性
- KAIAの価格予想
- KAIAを買える仮想通貨取引所
KAIAは多くの仮想通貨取引所で取り扱われていますが、その中でもイチオシはOKJです。
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目次
Kaia/KAIAとは?
名称 | KAIA(カイア) |
シンボル・通貨単位 | KAIA |
ローンチ時期 | 2024年 |
サイトURL | https://www.kaia.io/ |
Kaia(カイア)は、KlaytnとFinschiaという2つのブロックチェーンの統合によって生まれた新たなブロックチェーンです。
またその統合によって、基軸通貨もKLAYとFNSAを統合することになり、新しい仮想通貨「KAIA」が生まれました。
ちなみにKAIAはKLAYと同価値になるように設計され、発行済みのKLAYは1:1でKAIAに変換されました。
一方でFNSAは、1:148という比率でKAIAへと変換されています。
Kaia/KAIAの特徴
さてブロックチェーン「Kaia」とその基軸通貨「KAIA」は、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- 2つのブロックチェーンの統合で生まれた
- 高速・低コストなプラットフォーム
- イーサリアムとの互換性がある
2つのブロックチェーンの統合で生まれた
繰り返し述べているとおりKaiaは、KlaytnとFinschiaの統合によって生まれたブロックチェーンです。
元となった2つのブロックチェーンの概要は以下のとおりです。
Klaytnとは?
韓国の大手IT企業カカオ(Kakao)のブロックチェーン部門であるGround Xが、2019年に開発したプラットフォーム型のブロックチェーン。
特に、企業向けのユースケースを重視していた。
Finschiaとは?
メッセンジャーアプリ「LINE」を手がける韓国企業LINE Xenesisの子会社が開発したパブリックブロックチェーン。
2つのブロックチェーンはどちらも韓国発祥であり、そうした背景から統合で生まれたKaiaも、アジア圏を主たるターゲットに据えています。
高速・低コストなプラットフォーム
Kaiaは、DApps(分散型アプリ)の開発基盤となっているプラットフォーム型のブロックチェーンです。
ジャンルは限定されておらず、DeFiやウォレット、NFTやRWAなど多種多様なアプリが稼働しています。
またKaiaは、理論上1秒あたりで4,000件ものトランザクション(取引)を処理することが可能です。
さらに処理効率に優れることから、利用コスト(ガス代)を安く抑えることに成功しています。
イーサリアムとの互換性がある
KaiaはEVMの互換性、ひいてはイーサリアムチェーンとの互換性を有しています。
EVMとは?
Ethereum Virtual Machine(イーサリアム仮想マシン)の略。
イーサリアムチェーン上で構築されたスマートコントラクトを実行するためのソフトウェアのこと。
イーサリアムチェーン上のDappsを容易に移植できる他、イーサリアム基盤のトークンをKaia上で利用することもできます。
KAIAの値動き
ここで、KAIAの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは次のチャートのとおり。
2024年末までの値動き
次に、市場上場から2024年末までの値動きを振り返りましょう。
KAIAは、2024年10月末に市場へ上場しました。
上場のタイミングでちょうど市場全体が活況になったこともあって、特に11月後半に大きな値上がりを見せています。
今後まだまだ値上がりしそうだと感じる方は、今の内にKAIAを買ってみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、ブロックチェーンKaiaと仮想通貨KAIAの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- アジア圏でイニシアティブを取れるか注目
- 性能面での優位性は乏しい
アジア圏でイニシアティブを取れるか注目
Kaiaはその誕生の背景から、メッセンジャーアプリの「カカオトーク」および「LINE」との強いコネクションを持っています。
またそのコネクションを活かして、特にアジア圏での需要獲得を目指すようです。
アジア圏で十分な実需を創出することができれば、その信頼感や将来性から、KAIAへの投資需要も増していくことでしょう。
性能面での優位性は乏しい
ここで、Kaiaの性能面での特徴を列記してみましょう。
Kaiaの性能面の特徴
- 処理性能は4,000TPS
- イーサリアムとの互換性がある
- NFTやRWAの発行が可能
- L2チェーンの構築が可能
これらの特徴はどれも特別ではなく、主要なプラットフォーム型ブロックチェーンにおいては標準的なものです。
つまり、統合によって生まれた新興チェーンであるにも関わらず、性能面での優位性は大してないということです。
また「プラットフォーム型ブロックチェーン」というセクターは、毎年次から次へとより高性能なプロダクトが登場してきます。
Kaiaには「カカオトークとLINEとのコネクションがある」という強みはあるものの、それだけで本当に、この競争の激しいセクターで成功を収められるのか要注目です。
KAIAの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな仮想通貨の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中からDigital Coin Priceをピックアップし、KAIAの価格予想を紹介します。
Digital Coin PriceにおけるKAIAの今後10年の価格予想は、以下のとおりです。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.22 | $0.48 | $0.52 |
2025 | $0.51 | $0.59 | $0.61 |
2026 | $0.71 | $0.78 | $0.87 |
2027 | $0.92 | $1.04 | $1.10 |
2028 | $0.92 | $1.04 | $1.10 |
2029 | $1.14 | $1.28 | $1.31 |
2030 | $1.62 | $1.74 | $1.79 |
2031 | $2.33 | $2.41 | $2.50 |
2032 | $3.29 | $3.43 | $3.44 |
2033 | $4.49 | $4.58 | $4.66 |
参考
- 史上最高値:0.415ドル(2024年12月3日)
- 執筆時の価格:0.24ドル(2024年12月19日)
Digital Coin Priceは、今後10年で堅調にKAIAの価格が高騰していくと予想しています。
もちろんこの通りになる保証はありませんが、もし実現するとすれば、今のKAIAは格安な状態にあると言えるでしょう。
十分に実現の見込みアリと考える方は、ぜひ今の内に、KAIAをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
KAIAを買える仮想通貨取引所
日本においてKAIAは、もともとKLAYとFNSAを扱っていた仮想通貨取引所に上場する運びとなりました。
具体的には現状、以下の5社がKAIAを取り扱っています。
KAIAを買える仮想通貨取引所
また、これらの中だとイチオシはOKJです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、DAI、DEP、DOGE、DOT、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KYAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、OAS、OKB、PLT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、TRX、XLM、XRP、XTZ、ZIL、OP、NEO、TON 【全43種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキング Flash Deals 積立 API |
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
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また、自動積立を使って、手間いらずでKAIAに投資していくことも可能です。
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Kaia/KAIAに関するQ&A
最後に、KAIAに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- MetaMaskはKAIAに対応していますか?
- KAIAの最大発行枚数は決まっていますか?
- Kaia基盤のDappsはどこで確認できますか?
MetaMaskはKAIAに対応していますか?
MataMaskは、
- イーサリアムチェーン
- EVMの互換性があるブロックチェーン
に対応しているウォレットです。
前述のとおりKaiaは、EVMの互換性を持っています。
そのため、KAIAはMetaMaskで管理することができます。
KAIAの最大発行枚数は決まっていますか?
KAIAに発行枚数の上限はありません。
ちなみに2024年12月時点では、約60億枚が市場に流通しています。
発行上限がないことに加えて流通量も多いため、1枚あたりの価格は現状1ドル未満と非常に小さな値となっています。
Kaia基盤のDappsはどこで確認できますか?
Kaia基盤のDAppsは、以下のリンクからチェックすることができます。
Kaia/KAIAとは?まとめ
今回は、ブロックチェーンKaiaとその基軸通貨KAIAについて解説しました。
この記事のまとめ
- Kaiaは、KlaytnとFinschiaの統合によって生まれたブロックチェーン
- 基軸通貨もKLAYとFNSAからKAIAに統一された
- NFTゲームやDeFiなど、さまざまなDAppsが稼働中
- Kaiaは韓国企業発祥であり、アジア圏での普及を目指している
KaiaはKlaytnとFinschiaの統合によって生まれたブロックチェーンであり、カカオトークおよびLINEと強いコネクションを持っています。
オープンソースのプラットフォームですが、そうした背景から、エンタープライズ関連のアプリケーション開発に特に注目したいところです。
本記事をとおしてKaiaに発展の見込みがあると感じた方は、ぜひOKJを使って、基軸通貨であるKAIAに投資してみてはいかがでしょうか。