DeFi市場では近年、より高速で効率的な取引へのニーズが高まっています。
そうした風潮の中で注目を集めているのが、今回紹介する「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」です。
またHyperliquidは、基軸通貨HYPEのエアドロップでも大きな話題を呼んでいます。
本記事ではそんなHyperliquidとHYPEについて、主な特徴や強み、将来性などをわかりやすく解説していきます。
特にHYPEへの投資に興味がある方は、最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- Hyperliquid/HYPEの基本情報
- Hyperliquid/HYPEの4つの特徴
- HYPEの値動き
- Hyperliquid/HYPEの将来性
- HYPEの価格予想
- HYPEを買える仮想通貨取引所
HYPEは、海外取引所のKuCoinを使えばリーズナブルな手数料で取引することができます。
オンラインの手続きでかんたんに口座をつくれるので、まだ使ったことがない方は、ぜひKuCoin公式サイトをチェックしてみてください。
目次
Hyperliquid/HYPEとは?
名称 | HYPE |
シンボル・通貨単位 | HYPE |
ローンチ時期 | 2024年11月 |
基盤チェーン | Hyperliquid |
サイトURL | https://hyperfoundation.org/ |
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、公平な金融システムの構築を目指すプロジェクトです。
また、そのプロジェクトで開発された独自のレイヤー1ブロックチェーンの名称*でもあります。*「Hyperliquid L1」と表記されることもある
HYPEはHyperliquidのネイティブトークンであり、ステーキングや取引手数料の支払いなどに用いられています。
なお、HYPEは今のところ国内での取り扱いがなく、同銘柄に投資するにはKuCoinなど海外取引所の口座が必要です。
Hyperliquid/HYPEの特徴
さて、L1チェーンのHyperliquidとその基軸通貨HYPEには、次のような特徴があります。
主な特徴
- DeFiアプリに適したブロックチェーン
- イーサリアムとの互換性がある
- 主力アプリは「Hyperliquid DEX」
- HYPEはエアドロップで配布された
DeFiアプリに適したブロックチェーン
Hyperliquidは、DeFiアプリの構築に最適化されたL1ブロックチェーンです。
具体的には次のような性能によって、DeFiアプリからのニーズを満たしています。
性能面の主な特徴
- 取引の処理速度が超高速
- ネットワーク手数料が格安
- 処理速度とセキュリティを両立
公式サイトの情報によると、1秒間に20万件もの注文を処理できるとのこと。
またすべてのオンチェーンで処理する仕様になっており、取引を高速で処理しつつ、安全性も高いレベルで担保されています。
主力アプリは「Hyperliquid DEX」
2024年12月時点でのHyperliquidの主要プロダクトは、ファーストパーティのDEX「Hyperliquid DEX」です。
従来型のDEX(Uniswapなど)は、トラストレスに使えるという利点を持ちつつ、UIや機能は非常に簡素なものが主流でした。
一方でHyperliquid DEXは、DEXのメリットはそのまま活かしつつ、CEX*並みの快適な利用環境を実現しています。
CEXとは?
Centralized Exchangeの略で、企業が運営する一般的な仮想通貨取引所を指す。
HYPEはエアドロップで配布された
基軸通貨のHYPEは、2024年11月にエアドロップで配布されました。
対象となったのはHyperliquidの早期ユーザーであり、事前に実施されていたポイントプログラムによる獲得ポイント数に応じて、各ユーザーへと配布されています。
中には30万ドル(約4,500万円)相当のHYPE*を獲得したユーザーもいて、エアドロップの実施当時はSNS上で大きな話題となりました。*約8万3450HYPE
HYPEの値動き
ここで、HYPEの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年末までの値動き
次に、エアドロップが実施された2024年11月末から、本記事執筆時(2024年12月中旬)までの値動きも振り返っておきましょう。
まだ市場上場から1カ月も経っていませんが、HYPEはこれまでのところ堅調に推移しています。
これからさらに値上がりすると予測する方は、ぜひKuCoinを使って、HYPEへの投資にトライしてみてください。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、HyperliquidおよびHYPEの将来性を考察してみましょう。
今後に関わる注目要素
- 次世代型のDEXとして需要を獲得している
- HYPEの上場先が増える見込み
次世代型のDEXとして需要を獲得している
Hyperliquidは、デリバティブ取引を提供するDEXです。
CEX並みの機能性からそのセクターでは高い人気を誇り、TVL(預かり資産)の比較では堂々のトップ*に立っています。*2024年12月10日時点、DeFiLlama調べ
なお今後、Hyperliquidを模倣した高性能なDEXも登場してくると思われます。
しかし先行者利益があるため、そう簡単に市場シェアを奪われることもないでしょう。
HYPEの上場先が増える見込み
HYPEは2024年11月にローンチされたばかりの新しい銘柄で、今のところは海外でも上場先が限られています。
しかしHyperliquidの知名度や人気を考えると、すぐに上場先は増えていくはずです。
上場先が増えれば、取引の流動性が上がり、値動きが安定しやすくなります。
また新規上場の話題が、短期的な価格高騰につながることもあるでしょう。
HYPEの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中からDigital Coin Priceをピックアップし、HYPEの価格予想を紹介します。
Digital Coin PriceにおけるHYPEの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $12.44 | $29.12 | $30.27 |
2025 | $29.83 | $34.24 | $35.83 |
2026 | $40.80 | $47.90 | $50.30 |
2027 | $53.30 | $61.00 | $63.50 |
2028 | $53.30 | $61.00 | $63.50 |
2029 | $65.90 | $73.64 | $76.08 |
2030 | $93.59 | $98.94 | $103.30 |
2031 | $135.26 | $140.40 | $145.55 |
2032 | $190.74 | $198.37 | $199.65 |
2033 | $260.10 | $266.39 | $268.79 |
また、史上最高値と記事執筆時の価格も示しておきます。
- 史上最高値:14.99ドル(2024年12月7日)
- 執筆時の価格:13.92ドル(2024年12月10日)
Digital Coin Priceは、今後10年でHYPEの価格が約20倍になると予想しています。
もちろん、この予想が将来を確約してくれるわけではありません。
しかし十分に見込みがあると感じる方は、長期目線でHYPEをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
HYPEを買える仮想通貨取引所
先ほども述べたようにHYPEは比較的新しい銘柄なので、海外でも上場先が限られています。
また、その中で日本人でも使えるところは、今のところKuCoinだけです。
取扱銘柄数* | 700種類以上 |
取引手数料 | 現物取引*: ⇒ Maker 0.10%、Taker0.10% 先物取引*: ⇒ Maker 0.02%、Taker0.06% *「トップ仮想通貨」、「VIPレベル0」の場合 |
主なサービス | 現物取引(取引所) 現物取引(クイック取引) P2P取引 レバレッジ取引(信用取引、先物取引) ボット取引 ステーキング レンディング NFTマーケットプレイス |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | KuCoin公式サイト |
KuCoinの特長・魅力
- 取扱通貨が700種類以上*
- 日本語表記に完全対応
- レバレッジ取引の最大倍率は125倍
- サービスのバリエーションが豊富
- トラベルルールの対象外(通知対象国外)
*2024年6月時点
KuCoinは、世界で3,000万人以上のユーザーを抱える大手海外取引所です。
HYPEを含めて700種類以上の銘柄を取り扱っており、その豊富な銘柄を格安な手数料で取引することができます。
また無期限先物や取引ボットなど、サービスが多彩な点も魅力です。
無料で口座をつくれるので、HYPEに興味がある方は、ぜひKuCoinを使ってみてください。
Hyperliquid/HYPEに関するQ&A
それでは最後に、HyperliquidとHYPEに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- HYPEの総発行枚数は決まっていますか?
- Hyperliquid DEXは日本人でも使えますか?
- Hyperliquid DEXはどんな商品を取り扱っていますか?
HYPEの総発行枚数は決まっていますか?
HYPEの総発行枚数は、あらかじめ10億枚に設定されています。
また2024年12月時点では、その内の約2億7,000枚が流通しています。
Hyperliquid DEXは日本人でも使えますか?
Hyperliquid DEXは他の多くのDEXと同じく、ウォレットさえあれば、国籍や年齢などに関係なくだれでも使えます。
なおHyperliquidはイーサリアムチェーンと互換性があるので、ウォレットはMetaMaskなどのメジャーなものをサポートしています。
Hyperliquid DEXはどんな商品を取り扱っていますか?
Hyperliquid DEXは、デリバティブ取引に特化したDEXです。
銘柄ごとで異なりますが、レバレッジは最大で50倍に設定されています。
Hyperliquid/HYPEとは?まとめ
今回は、ブロックチェーン「Hyperliquid」とその基軸通貨「HYPE」について解説しました。
この記事のまとめ
- Hyperliquidは、DeFiアプリに適したL1チェーン
- セキュリティを担保しつつ、高速・低コストで取引を処理可能
- デリバティブ取引を扱うDEX「Hyperliquid DEX」が人気
- 基軸通貨HYPEは、エアドロップで大きく知名度を上げた
Hyperliquidは、高速での取引処理と低コストの手数料を実現し、DeFiユーザーに快適な取引環境を提供しています。
またそうした性能の高さから、今後DeFi市場において、強固な地位を確立する可能性も十分にあります。
そんなHyperliquidの将来性に期待する方は、ぜひHYPEへの投資にトライしてみてはいかがでしょうか。