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うざい広告が消える?Webブラウザ「Brave」とは?メリット・デメリットや使い方を解説

ネットサーフィンをしたりYouTube動画を視聴したりする際、逐一表示される広告がうっとうしいと感じる方は、非常に多くいることだろう。

しかしそうした広告を、手軽にかつ無料で取り除く方法がある。

その方法とは、今回取り上げるWebブラウザ「Brave(ブレイブ)」を使用するというものだ。

Braveでは、特段の設定をせずとも、デフォルトの機能として広告が取り除かれるようになっている。

本記事ではそんなBraveについて、利用のメリット・デメリットや基本の使い方などをわかりやすく解説していく。

この記事からわかること

  • Braveの基本情報
  • Braveのメリットとデメリット
  • Braveユーザーからの評判・口コミ
  • Braveの始め方

後ほど詳しく紹介するが、Braveは使い方次第では、独自の仮想通貨「ベーシックアテンショントークン(BAT)」がもらえる。

また、BATを受け取る際には、bitFlyerの口座が欠かせない。

そのためBraveに興味がある方は、合わせてbitFlyerのこともチェックしておこう。

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出典:bitFlyer

bitFlyerの特長

  • すべての取扱銘柄を1円から買える
  • 流動性が高く、安定した取引が可能
  • 他社にないユニークなサービスが揃っている
  • Webブラウザ「Brave」と連携

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Brave(ブレイブ)とは?

Brave公式サイト
出典:Brave公式サイト
名称Brave(ブレイブ)
運営会社Brave Software
ローンチ時期2016年2月
利用料無料*
*VPN機能は有料
ユーティリティトークンベーシックアテンショントークン(BAT)
対応OSPC:Windows、macOS、Linux
スマホ・タブレット:Android、iOS
サイトURLhttps://brave.com

Brave(ブレイブ)は、2016年にBrave Software社がリリースしたWebブラウザだ。

プライバシー保護に重点が置かれたブラウザであり、Braveを使うと、トラッカーやサードパーティーの広告(訪問先のWebサイトの制作者とは異なる第三者からの広告)などをブロックすることができる。

またBraveでは、デフォルトの状態で広告がブロックされる一方、Brave独自の広告(Braveプライベート広告という)を閲覧することに自らが同意した場合は、閲覧の報酬として仮想通貨「ベーシックアテンショントークン(BAT)」がもらえる

なお、BraveはPC版とアプリ版(モバイル版)があり、いずれも無料でのダウンロードが可能だ。

Brave adblockで広告をブロックするブラウザ

Brave adblockで広告をブロックするブラウザ

Brave Software無料posted withアプリーチ

Brave(ブレイブ)のメリット

さてWebブラウザのBraveは、利用すると次のようなメリットを享受することができる。

主なメリット

  • YouTubeの広告などを自動ブロック
  • セキュリティ性能が高い
  • サイトの読み込みと表示が速い
  • 広告を見ると仮想通貨BATを獲得できる
  • 他のブラウザからのデータ移行が容易
  • Google Chromeと同じ拡張機能が使える
  • iOSアプリではYouTube動画のオフライン再生などが可能

YouTubeの広告などを自動ブロック

前述のとおりBraveは、ユーザーのプライバシー保護に重点が置かれたブラウザであり、以下の要素をデフォルトでブロックできるようになっている。

Braveがブロックしてくれるもの

  • サードパーティーの広告(訪問先のWebサイトの制作者とは異なる第三者からの広告)
  • サイトトラッカー(サイト訪問者の行動を分析するツール)
  • Cookie(利用者のログインIDやアクセス履歴、訪問回数などの情報が付与されたファイル)

これらの中で、ユーザーにとって、ブロックしてもらえて特にうれしいのはサードパーティーの広告だろう。

Braveを利用すれば、ネットサーフィンの際にうっとうしい広告や怪しい広告が表示されなくなる。

Google ChromeとBraveの比較1

また、YouTubeの動画などを観る際には、動画の冒頭や途中に挟まっている動画広告が再生されなくなり、ストレスなく動画視聴を楽しめる。

セキュリティ性能が高い

Braveは、ユーザーのプライバシーを守ってくれるだけでなく、セキュリティ面においても優秀だ。

具体的には、マルウェアやフィッシングサイト、バウンストラッキングをデフォルトで防いでくれる。

  • マルウェア:コンピュータウイルスなど、悪意のあるソフトウェア
  • フィッシングサイト:金融機関やECサイトなどの公式サイトを装った偽サイト
  • バウンストラッキング:ブラウザのトラッキング防止設定を回避してくるツールや技術

ちなみに、Braveと競合ブラウザの間で、プライバシー保護機能とセキュリティ機能を比較すると以下のとおり。

出典:Brave公式サイト

Braveは、相対的に見てもセキュリティ面で優れていることが分かってもらえるだろう。

サイトの読み込みと表示が速い

不要な広告などをブロックできるBraveは、他のブラウザと比べて、高速でWebサイトを読み込むことができる

Brave公式の情報によると、BraveはGoogle Chromeと比べて、3倍の速度でページを読み込めるとのことだ。

また、同時にデバイスのメモリ消費やバッテリー消費も、抑えられるようになっている。

Google ChromeとBraveの比較2
出典:Brave公式サイト

広告を見ると仮想通貨BATを獲得できる

Braveはデフォルトだと広告が完全にブロックされるが、ユーザーが自ら同意して、広告をあえて表示させることもできる。

同意によって表示される広告は、Braveが出稿を認めた独自の広告Braveプライベート広告という)であり、ユーザーのプライバシーを侵害することはない。

また、同意して広告を閲覧した場合は、インセンティブとして仮想通貨「ベーシックアテンショントークン(BAT)」がもらえる。

こうした広告閲覧によって報酬が発生する仕組みは、Braveにおいて「Brave Rewards」と名付けられている。

なお、Brave Rewardsで得られたBATを受け取るには、Braveと提携しているbitFlyerの口座が必要になる。

口座をまだお持ちでないなら、ぜひこの機会にbitFlyer公式サイトもチェックしてみてほしい。

bitFlyer
出典:bitFlyer

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他のブラウザからのデータ移行が容易

Braveは2019年に誕生した比較的新しいブラウザであり、従来からあるGoogle Chromeなどのブラウザからの移行を容易にできるように、工夫が施されている。

具体的には、Braveのインストール時に、他のブラウザで使用していたブックマークや拡張機能などを簡単操作でインポートできるようになっている。

Braveへのインポート
出典:Brave

Google Chromeと同じ拡張機能が使える

Braveは、コードベースにGoogle Chromeと同じ「Chromium」を活用しており、使用感はかなりGoogle Chromeに近い。

またコードベースが同じであるため、Google Chromeと同様に、Chromeウェブストアから拡張機能をダウンロードして使用することができる。

iOSアプリではYouTube動画のオフライン再生などが可能

iOS版のBraveアプリでは、YouTubeなどの動画で自分だけのプレイリストをつくることができる。

また、プレイリストにダウンロードしておけば、動画のオフライン再生バックグラウンド再生が可能だ。

なお残念ながら、本記事執筆時点(2023年8月下旬)でプレイリスト機能があるのはiOS版のみであり、Android版では利用することができない。

Braveのプレイリスト機能
出典:Brave公式サイト

Brave(ブレイブ)のデメリット

一方でBraveには、次のようなデメリットもある。

主なデメリット

  • 表示崩れが発生することがある
  • iOSではBATがもらえない
  • 広告閲覧で大きく稼げるわけではない

表示崩れが発生することがある

まずは、次のYouTubeのトップ画面を撮った、2枚のスクリーンショットを見てほしい。

Google ChromeとBraveの比較3
出典:YouTube(Google Chrome
Google ChromeとBraveの比較4
出典:YouTube(Brave

1枚目はGoogle Chromeでのスクリーンショットであり、サムネイルがきれいに並んでいる。

一方で2枚目のBraveのスクリーンショットでは、広告がブロックされたことによって、サムネイルの並びの中に不自然な空白ができてしまっている

これはまだいい方の事例なのだが、閲覧するサイトによっては、Braveが広告をブロックすることによって、画面の構成が大きく崩れてしまうこともある。

iOSではBATがもらえない

先ほどBraveでは、Brave Rewardsで広告を閲覧することで仮想通貨BATがもらえると述べたが、iOS端末は例外だ。

iOS端末の開発・提供元であるApple社は、ガイドラインにおいて”お金を稼ぐためのタスク”を禁じており、iOS版のBraveアプリにもBrave Rewardsの機能はあるものの、広告を見たところでBATをもらうことはできない。

広告閲覧で大きく稼げるわけではない

PCもしくはAndroid端末でBrave Rewardsを利用し、Braveプライベート広告を閲覧すると、インセンティブでBATがもらえる。

ただ、想像に難くないと思うが、広告を見るだけで多額の利益を得ることはほぼ不可能だ。

参考として、筆者自身のBraveにおけるBATの獲得量を示しておこう。

Brave Rewardsの実績
出典:bitFlyer

2023年5月2日から2023年7月12日までの約2カ月間におけるBATの獲得量は、0.785BATで1BATにも満たない。

また、記事執筆時点でのレート(1BAT=25円)で日本円換算すると、0.785BATはわずか20円ほどである。

もちろんブラウザの利用頻度や広告の閲覧頻度はユーザーそれぞれで異なるため、もっと稼げる人もいるはずだ。

しかし、例えば月に1万円を稼ぐことなどはまずできないだろう。

BATがもらえる機能は多くのユーザーにとっておまけ程度のものであり、Braveの魅力の本筋は、プライバシー保護やいらない広告をブロックできる点にある。

Brave(ブレイブ)の評判・口コミ

ここで、Braveを実際に使っている先輩ユーザーからの口コミをいくつか紹介しておこう。

https://twitter.com/tyty__rc/status/1571459748171751427

Braveはやはり、プライバシー保護の要素の1つである広告のブロック機能が好評を博している。

また、先ほど紹介したようにiOS版では、プレイリスト機能を用いることで、YouTube動画などのバックグラウンド再生・オフライン再生が可能だ。

そのためBraveは、特にiPhoneユーザーから高く評価されている。

これからBraveを利用しようと考えている方は、こうした先輩ユーザーからの生の声も、ぜひ参考にしてみてほしい。

Brave(ブレイブ)の始め方・基本の使い方

続いては、Braveの始め方を紹介しておこう。

なお今回は、PC版を例として取り上げ、Brave Rewardsの設定をおこなうところまでを解説していく。

Braveの始め方

  • Braveをインストールする
  • デフォルトのブラウザとして使うかを決める
  • 既存ブラウザからデータをインポート
  • bitFlyerで口座を開設する
  • Brave Rewardsの利用を開始する
  • bitFlyerの口座と連携させる

Braveをインストールする

まずはBraveのサイトにアクセスし、トップ画面にある「Braveをダウンロード」をクリックして、インストーラをダウンロードしよう。

Braveのダウンロード
出典:Brave公式サイト

またインストーラをダウンロードできたら、それを起動して、自身のPCにBraveをインストールしよう。

デフォルトのブラウザとして使うかを決める

インストールが完了すると、自動的にBraveが起動し、以下のように「Braveをデフォルトのブラウザとして使うかどうか」を問われる。

Braveの設定1
出典:Brave

デフォルトのブラウザにするなら設定ボタンをクリックし、不要の場合はスキップを選択して、次に進もう。

既存ブラウザからデータをインポートする

続いて、既存のブラウザからブックマークや拡張機能などをインポートするかどうかを問われる。

Braveの設定2
出典:Brave

インポートしておくと、いろいろな設定をせずとも、これまで使っていたブラウザに近い使用感でBraveを使うことができる。

Braveの基本の設定は以上だ。

bitFlyerで口座を開設する

さてここからは、広告の閲覧でBATがもらえる「Brave Rewards」の設定方法を解説していく。

前述のとおり、Brave RewardsでBATをもらうには、Braveと提携しているbitFlyerの口座が欠かせない。

bitFlyer
出典:bitFlyer

bitFlyerの口座開設の手順は以下のとおりで、最短で申し込みをしたその日の内に、口座開設が完了する。

口座開設の手順

  • アカウントを登録する(メールアドレスを登録する)
  • 本人情報を入力する
  • 本人確認をおこなう

なお、bitFlyerの口座開設手続きについて、詳しくは以下の記事で画像を交えながら解説している。

まだ口座をお持ちでない方は、ぜひそちらも参考にしてもらいたい。

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Brave Rewardsの利用を開始する

bitFlyerの取引口座を用意できたら、次はBraveを起動し、トップ画面にある「Rewardsの使用開始」をクリックしよう。

Braveの設定3
出典:Brave

利用規約等を確認したのち、住んでいる国を設定すると、Brave Rewardsが使用可能な状態になる。

Braveの設定4
出典:Brave

bitFlyerの口座と連携させる

最後に、BATの受け取り口座として、bitFlyerの口座を連携させよう。

Brave Rewardsの利用を開始すると、次のような画面が表示されるので、「アカウントの接続」をクリックする。

Braveの設定5
出典:Brave

すると、自動的にbitFlyerのログイン画面に遷移する。

bitFlyerにログインしたら以下のメッセージが表示されるので、「許可する」をクリックすると、bitFlyerの口座とBraveが接続される。

Braveの設定6
出典:bitFlyer

接続が完了したらBraveに戻り、念のためBrave Rewardsの画面でも、bitFlyerの口座と接続されていることを確認しておこう。

Braveの設定7
出典:Brave

Brave Rewardsの設定が完了すると、あとはBraveプライベート広告を閲覧することでBATが自動的に貯まる。

また、貯まったBATが定期的にbitFlyerの口座へと反映されていく。

以上、Braveの設定方法を紹介した。

ただBraveを使うだけなら、PCにインストールするだけでOKだ。

しかし、せっかく使うのであれば、bitFlyerの口座と連携させて小遣い稼ぎができるようにしておいた方がよいだろう。

BraveのインストールやbitFlyerでの口座開設にコストは一切かからないので、興味がある方はぜひトライしてみてほしい。

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Brave(ブレイブ)に関するよくある質問

最後に、Braveに関してよくある質問を3つ紹介しておく。

よくある質問

  • BraveはmacOSのPCでも使えますか?
  • BraveにVPNの機能はありますか?
  • Braveにおいて、BATは何か使い道がありますか?

BraveはmacOSのPCでも使えますか?

Braveは、ほとんどすべてのPC(Windows、macOS、Linuxなど)で利用することができる。

また、スマホやタブレットでは、iOSとAndroidのどちらでも利用することが可能だ。

BraveにVPNの機能はありますか?

VPN(仮想プライベートネットワーク)とは、仮想の専用回線を介してインターネットに接続するシステムのことだ。

VPN接続を用いると、公共のWi-Fiなどを使う場合に、個人情報の漏出を防ぐことができる。

Braveは、PC版・アプリ版ともにVPNを利用することが可能だ。

ただしBraveのVPNは、1カ月あたり9.99ドルのサブスクサービスとなっている。

Brave VPN
出典:Brave公式サイト

Braveにおいて、BATは何か使い道がありますか?

BraveにおいてBATは、Braveに認証されたクリエイターに対するチップとして使える。

手持ちのBATを送ることで、気に入っているウェブサイトやクリエイターを直接支援することができる。

またBraveの外に持ち出せば、BATはDApps(分散型アプリ)での決済などに使用することも可能だ。

Braveのチップ機能
出典:Brave

Brave(ブレイブ)とは?まとめ

今回は、WebブラウザのBraveについて、利用のメリット・デメリットや初期設定の方法などを紹介した。

この記事のまとめ

  • Braveは、サードパーティーの広告をブロックできるWebブラウザ
  • Braveなら、YouTube動画も広告なしで視聴することができる
  • Brave Rewardsを利用すると、仮想通貨BATがもらえる
  • iOS版ではプレイリストをつくって、動画のバックグラウンド再生とオフライン再生が可能

Braveは、うっとうしい広告やトラッカーなどをブロックできる便利なWebブラウザだ。

ブロックによって不要なデータを読み込まずに済むため、Webページの表示スピードも他のブラウザと比べて速い。

基本無料で使えるので、まだ使ったことがない方は、この機会にBraveに触れてみてはいかがだろうか。

またBrave Rewardsを利用し、bitFlyerの口座と連携させておくと、「Braveプライベート広告」の閲覧によって、日々少しずつ仮想通貨BATがもらえる。

副次的な機能ではあるのだが、興味がある方はbitFlyerの口座も用意して、Brave Rewardsも使ってみるとよいだろう。

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  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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