安定した価格の実現を目的とした「ステーブルコイン」の中には、日本の企業が発行しているものもいくつかある。
今回取り上げるのは、そんな国産ステーブルコインの1つである「ジパングコイン」だ。
ジパングコインは、三井物産デジタルコモディティーズが発行しているステーブルコインで、金の価格に連動するように設計されている。
本記事ではそのジパングコインについて、主な特徴や値動き、上場先などを紹介していく。
ステーブルコインに関心がある方は、ぜひ最後まで目をとおしてみてほしい。
この記事からわかること
- ジパングコインの基本情報
- ジパングコインの3つの特徴
- ジパングコインの値動き
- ジパングコインを買える仮想通貨取引所
ジパングコインの上場先の中でbitFlyerなら、同銘柄をわずか1円から買うことができる。
投資初心者でも使いやすいので、ぜひbitFlyerのことも、この機会にチェックしてみてほしい。
bitFlyerの特長
- すべての取扱銘柄を1円から買える
- 流動性が高く、安定した取引が可能
- 他社にないユニークなサービスが揃っている
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目次
ジパングコイン(ZPG)とは?
名称 | ジパングコイン |
シンボル・通貨単位 | ZPG |
ローンチ時期 | 2022年2月 |
価格* | 1万2,150円 |
発行者 | 三井物産デジタルコモディティーズ |
サイトURL | https://www.zipangcoin.com/ |
主な上場先 | bitFlyer CoinTrade SBI VCトレード |
ジパングコイン(ZPG)は、三井物産デジタルコモディティーズが発行している国産のステーブルコインだ。
現物の金(ゴールド)を担保として、金の価格に連動するように設計されている。
ステーブルコインとは?
価格が法定通貨、もしくはコモディティなどと連動するように設計された仮想通貨のこと。
またジパングコインは2024年5月末時点で、bitFlyerやCoinTradeなど、国内5社に上場している。
ジパングコインの特徴
さてジパングコインは、次のような特徴を有している。
3つの特徴
- 金の価格に連動した現物資産
- 仮想通貨ならではの利点がある
- 価値を裏付けているのは本物の金
金の価格に連動した現物資産
前述のとおりジパングコインは、金の価格に連動するように設計されたステーブルコインである。
1ZPGが、金1gの価格とほぼ同等になるようにつくられている。
資産として金にはインフレヘッジの効果があるとされているが、ジパングコインを保有すると、本物の金と同様の役割を果たしてくれる。
インフレヘッジとは?
インフレ(物価の上昇)時に、通貨の価値が相対的に減少するリスクを回避すること。
インフレ時に価値が上がるもの(貴金属や不動産など)を保有しておくと、実際にインフレが起きたときに、法定通貨を含めた保有資産の価値の減少を抑えることができる。
仮想通貨ならではの利点がある
金への投資(コモディティ投資)と言えば、先物取引やCFD(証拠金取引)が主流だ。
ただそれらの投資商品は、ロスカットがあったり、ポジションの維持コストがかかったりすることから、一般的に長期投資には適さない。
かたやジパングコインは、現物取引であればロスカットや維持コストがなく、長期間保有にも適している。
またデジタルな存在なので、本物の金と比べると、
- 保管場所に困らない
- 小口決済ができる
という利点もある。
価値を裏付けているのは本物の金
ステーブルコインでは、永続的に原資産価格との連動が外れないことが非常に重要だ。
また原資産との連動を保つためのカギは、価値の裏付けの仕組みが握っている。
例えば、価格変動が激しい仮想通貨を裏付け資産に採用したり、流通量に対して裏付け資産が不十分だったりすると、原資産との連動は外れやすくなってしまう。
ここでジパングコインを見てみると、ジパングコインは価値の裏付けに、販売する数量と同等の現物の金を用いている。
市場流通量に対して100%分の裏付け資産(現物の金)が必ず用意されているため、金との連動が大きく外れる可能性は低いと言えるだろう。
ジパングコインの値動き
ここで、ジパングコインのこれまでの値動きを確認しておこう。
次のZPG/JPYチャートは、2023年6月から2024年5月末までの1年間の値動きを示したものだ。
繰り返し述べているようにジパングコインの価格は、インフレヘッジ効果を持つ金の価格に連動している。
誰もが承知しているとおり、世界ではここ数年インフレが著しく進んでおり、そうした背景からジパングコイン(≒金)の価格も右肩上がりとなっている。
また、今後インフレがしぶとく続くようなら、ジパングコインの価格はさらに上がっていくかもしれない。
ジパングコインを買える仮想通貨取引所
2024年5月時点でジパングコインは、以下の国内5社に上場している。
これらの中でも、ジパングコインを取引する際のイチオシはbitFlyerだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引 |
取扱銘柄* | APE、AVAX、AXS、BAT、BCH、BTC、CHZ、DAI、DOGE、ELF、ETH、ETC、FLR、LTC、MONA、LSK、DOT、LINK、XYM、MATIC、MKR、MANA、MASK、IMX、GRT、PLT、POL、RNDR、SAND、SHIB、XRP、XLM、XEM、XTZ、ZPG、ZPGAG、ZPGPT 【全37種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 約定数量 × 0.01~0.15% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料・ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他サービス | bitFlyerかんたん積立 ビットコインをもらう Braveブラウザ連携 bitFlyerクレカ Tポイントをビットコインに交換 ビックカメラでお買い物 ビットコイン寄付 bitWire |
bitFlyerの特長
- すべての取扱銘柄を1円から購入できる
- 流動性が高く、安定した取引が可能
- 他社にないユニークなサービスが揃っている
- Webブラウザ「Brave」と連携している
bitFlyerなら、ジパングコインに限らず全ての取扱銘柄をわずか1円から買うことができる。
そのため初心者でも、無理のない金額から仮想通貨投資を始められる。
また自動積立サービスを使い、手間をかけずに、長期目線でジパングコインに投資することも可能だ。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、bitFlyer公式サイトを覗いてみてほしい。
ジパングコインに関するQ&A
それでは最後に、ジパングコインに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- 発行元が経営破綻した場合に、手持ちのジパングコインはどうなりますか?
- ジパングコインを本物の金と交換できますか?
- ジパングコインのような国産ステーブルコインは他にもありますか?
発行元が経営破綻した場合に、手持ちのジパングコインはどうなりますか?
ジパングコインには、発行・販売時点であらかじめ、銀行の保証が設定されている。
そのため発行元の三井物産デジタルコモディティーズが経営破綻してしまった場合には、ジパングコインの時価相当額分の保証金が、銀行から仮想通貨取引所の「デジタルアセットマーケッツ」へと支払われる。
またデジタルアセットマーケッツから直接、もしくは他の上場先を経由して、ジパングコインの保有者へその保証金が分配される仕組みになっている。
ジパングコインを本物の金と交換できますか?
2024年5月時点では、ジパングコインを本物の金に交換することはできない。
しかしホームページの情報によると、将来的には交換可能になるとのことだ。
ジパングコインのような国産ステーブルコインは他にもありますか?
三井物産デジタルコモディティーズは、ジパングコイン以外に、
- 銀の価格に連動する「ジパングコインシルバー」
- プラチナの価格に連動する「ジパングコインプラチナ」
というステーブルコインも展開している。
これらのステーブルコインはいずれも、デジタルアセットマーケッツとCoinTradeで取り扱われている。
CoinTradeの特長
- ステーキングの対象銘柄が充実
- アプリがシンプルで直感的に使える
- セキュリティが世界最高水準
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ジパングコインとは?まとめ
今回は、国産のステーブルコインである「ジパングコイン」について解説した。
この記事のまとめ
- ジパングコインは金の価格に連動するステーブルコイン
- 本物の金と同じく、インフレヘッジ効果がある
- デジタルな存在なので、少量から買えて管理コストもかからない
- 同等の現物の金が、価値の裏付けに確保されている
- 昨今のインフレ基調に合わせて、価格が高騰中
ジパングコインは、1ZPGが金1gと同じ価値になるように設計されたステーブルコインだ。
昨今のインフレ下でジパングコインは、見事に金と同等のインフレヘッジの役割を果たしている。
bitFlyerなどで手軽に買えるので、興味がある方はぜひ、この機会にジパングコインをポートフォリオに加えてみてはいかがだろうか。